参政党衆院選の公認予定状況
参政党は次の衆院選で120〜140名程度を目指すと公表されている。現在比例5ブロック、6つの重点ブロックの小選挙区に100名が公認予定となっている。
9月の定例記者会見では、6つの重点ブロック内の小選挙区の半分程度に擁立を目指すという説明がされた。例えば比例東京ブロック内には30の小選挙区があるので15名程度の擁立を目指すということになる。
ブロックごとの公認予定者数が現状どのようになっているかを見ていく。
北関東ブロック
公認 小選挙区の数
茨城県 2 7
栃木県 2 5
群馬県 2 5
埼玉県 7 16
計 13 33
公認率(=公認数÷小選挙区の数) 39.4%
北関東ブロックは比例の定数が19と少ないので、公認は積極的に行わない可能性がある。最近群馬で2名の公認取り消しがあった。
東京ブロック
東京都 15 30
公認率 50.0%
東京ブロックも比例の定数が19と少ないので、公認は積極的に行わない可能性がある。最近4名の公認取り消しがあった。
南関東ブロック
千葉県 5 14
神奈川県 9 20
山梨県 1 2
計 15 36
公認率 41.7%
南関東ブロックは定数23で2番目に多いので、参政党本部が比例の松田学氏に期待するならこれから公認が増える可能性がある。
東海ブロック
岐阜県 2 5
静岡県 2 8
愛知県 5 16
三重県 1 4
計 10 33
公認率 30.0%
東海ブロックは定数21。なぜか公認率が低い。候補者が見つからないのか、他の理由がかるのか。武田先生の公認の有無、減税日本との協力の有無など東海ブロックは色々と注目ポイントがある。
近畿ブロック
滋賀県 2 3
京都府 2 6
大阪府 14 19
兵庫県 3 12
奈良県 1 3
和歌山県 1 2
計 23 45
公認率 51.1%
近畿ブロックは定数28で最も多い。ここを取れなけば参政党は終わるだろう。合計の公認率は高いが大阪が多く、兵庫が少ない。
九州ブロック
福岡県 6 11
佐賀県 1 2
長崎県 2 3
熊本県 2 4
大分県 2 3
宮崎県 1 3
鹿児島県 3 4
沖縄県 2 4
計 19 34
公認率 55.9%
九州ブロックは定数21。公認率が最も高い。2022年参院選では参政党の得票率が高かったため、近畿と並び特に力を入れていると考えられる。
まとめ
6つの重点ブロックでは公認率に明らかな差がみられた。比例区でより当選の可能性がある近畿と九州ブロックにリソースを使うようだ。東海ブロックの公認率が低いのが謎。