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【週刊近況報告】17時間!インドネシアのジャワ島からバリ島へ陸路横断してウブドへ

今週はインドネシアのウブドにいます。

ウブドはバリ島にあり、バリ島にはいくつか他にも観光できるような街があるのですが、今回はウブドとクタという2つの街に滞在する予定です。

さてバリ島はインドネシアの中で最も有名な観光地の一つで、その自然の美しさ、独自の文化、そして温暖な気候で知られています。バリ島は様々な観光スポットがありますが、私が滞在予定のウブドとクタは特に人気があります。

ウブドはバリ島の文化の中心として知られ、多くのアートギャラリー、クラフトショップ、そして伝統的なダンスの公演が行われています。この町は山間部に位置しており、美しい稲田や自然に囲まれています。そのため、南国のイメージのバリですが、真昼間であってもバイクで風を切って走るとひんやり感じる時もあります。それからウブドは静かな雰囲気でリラックスしたい観光客に非常に人気がありますが、中心街は賑やかヨガやスパ、観光客向けのレストランもあります。

一方、クタはバリ島の南部に位置し、活動的なビーチリゾート地として知られています。バリの空港にも近く、観光客に最も人気の観光地かつ玄関口です。そして、目玉は長く広がる砂浜、サーフィン、ナイトライフです。若者やパーティーを楽しむ人々に人気です。特にクタビーチはサーフィン初心者から上級者まで楽しめる波があり、多くのサーフスクールが軒を連ねています。夜になると、クラブやバーが賑わい、活気あふれる一面も持っています。ちなみに、20年ほど前にナイトクラブを狙ったテロが発生しましたが、現在は治安も改善されています。

そんな2都市に滞在していますが、他のインドネシアに比べてやはり物価の高さは否めません。観光客向けのレストランが多く、ローカルレストランの2倍です。ローカルなら1食200円程度ですが、バリのレストランでは400円程度といった肌感覚です。

そして、今週の大きな旅の体験はジャワ島スラバヤからバリ島ウブドまでの陸路移動です。実際、ジャカルタからずっと陸路で来ているので、厳密に言えばジャカルタからウブドまで陸路で移動したことになります。

さてスラバヤからバリまで飛行機を利用する場合、片道7,000円程度ですが、空港までのアクセスと便のスケジュールを考慮すると、2,500円の夜行バスで13時間の旅というのも選択肢に入りました。私が選択したのはバス移動でした。

スラバヤのバスターミナルに到着したものの、バスの到着には波乱がありました。予定時間になってもバスが現れず、スタッフに問い合わせる度に様々な情報が飛び交います。「もう1時間後に来る」と言われたり、「もう少し待って」と言われたり。。。

結局、2時間後にようやくバスが到着しましたが、バス会社にチャットでどうなっているのか問い合わせると、「今来ているバスは乗るべきではない別のバス会社である」との回答を受けました。阿鼻叫喚。

とりあえず、周りにいたスタッフらしきおじさんとバスの運転手チケットの確認で、問題なしと判断されたので、一か八か乗り込みました。とりあえずバリ行きなのは確実ですから、逃してバスが一本もない事態を避けたかったのです。

しかし、やっぱりそのバスは本来私が乗るべきでなかったバスで、予約していたバスと違う設備の整っていない車両でした。リクライニング機能も利かず、隣の座席にはふくよかな熟女のお姉様が座っており、非常に窮屈でした。深夜には突然車内にパーティー音楽が流れ、運転手を起こしておくための工夫のようでした。

朝4時ごろ、バスに乗車したまま、バスはフェリーに乗り込み、フェリーはバリ島へと渡りましたが、睡眠不足の中で船に乗っていることすら気づかなかったほどでした。でも朝4時にバスでは感じられない明らかな縦揺れでめざまめました。

そして、予定の朝6時到着が大幅に遅れ、最終的には10時に到着。その後、バイクタクシーでウブドへと向かいました。バイクタクシーも40分くらい乗っていましたからね。寝落ちしたら落ちて死にます。でもタクシーは1,000円、バイクなら500円。同じ距離の移動ならバイクを選ぶじゃないですか。

合計で17時間くらい移動に費やしたでしょうか。本来なら、もう少しスムーズに行けると思っていました。やはり海外のバスは、まず乗るところからハードルが高いですね。人によって言うことがちがいますから。

もしインドネシアでのバス移動を検討される際は、十分にご注意ください。みなさんもバスの選択やスケジュールの確認をしっかり行い、より快適な旅行をお楽しみいただければと思います。それではよいGWを!