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【週刊近況報告】韓国ソウルで感じる物価と不動産価格の上昇そして高齢化の深刻さ。韓国消滅?

今週は韓国のソウルにいます。

韓国ソウルは、言わずと知れた大韓民国の首都です。日本からの距離も近く、日本人観光客にとっても人気の渡航地なので行ったことがある人もいるでしょう。韓国の文化、政治、経済の中心地で多くの観光客を惹きつけています。

朝鮮王朝時代に建てられた景福宮や昌徳宮といった王宮は、歴史的な観光名所も多くあり、宗廟や北村韓屋村といった伝統的な建築物も見どころです。一方で、江南エリアや明洞、弘大といった現代的な地域では、ショッピング、エンターテインメント、グルメなどを存分に楽しむことができます。ここではトレンディなカフェやレストラン、ブティックなどが街並みを彩り、国内外の多くの人で賑わっています。

さらに、ソウルは漢江沿いの公園や南山タワーといった自然と融合したスポットも数多くあり、都会の喧騒から離れたリラックスしたひとときを提供しています。韓国の伝統文化や現代アートも充実しており、国立中央博物館や現代美術館では、韓国の歴史から現代までを幅広く楽しめます。

K-POPや韓国映画、韓国ドラマなど、韓国のポップカルチャーの中心地であるソウルでは、常に多くのイベントやライブが行われています。公共交通機関が非常に発達しており、地下鉄やバスを利用して効率よく移動できるため、観光客にも非常に便利な都市となっています。

私は前回訪れたのが2013年なので、10年ぶりに訪れたことになります。当時と比べて韓国で感じることがたくさんあります。

さて、2023年に韓国の釜山に行った時も感じましたが、韓国の物価は日本より高いです。コンビニやスーパーは全国でほぼ一律ですが、ペットボトルのジュースでも170円程度、コンビニのおにぎりが1個130円くらいです。日本と大差ないか、もしくは高く感じます。ここソウルでも同じように食べ物は日本と同じ水準に感じますが、ソウルの場合はこれに加えてホテル代金の高さが目立ちます。

よくニュースを見ている人ならば、ソウルの不動産価格が右肩上がりで上がって若者がソウルに住めなくなっているというのを聞いたことがあるでしょう。ソウルの一極集中や投資などによって不動産価格が上昇しました。

10年前であれば、3,000円程度で安い個室の宿に泊まれたような記憶がありますが、今はとても無理です。今回、宿を調べていたらドミトリーでも3,000円はします。シンガポールや香港並みに高いと感じました。これは旅行客泣かせです。

そう考えると、今まで東京の宿がいかに安かったか、今は高騰しているといってもそれが市場的に適切なのだとわかります。

一方、韓国では少子化が日本よりも早いペースで進んでいます。ソウル駅前を歩いていたら、若い人を思った以上に見かけません。むしろ視界に入るのはご高齢の方が多い印象です。若者が集まるエリアに入ればまた違いますが、ソウル駅前で人口の年代比率を見渡してみると高齢者の多さに驚きました。今までインドネシアやベトナムに滞在していただけあって若い活気がなく、街全体が落ち着いた印象を受けます。

しかし、ソウルはしっかりと開発されて近代的なのに、ところどころアジア感のある露店や昔ながらのレストランがあります。再開発に取り残されたような感じですが、実は韓国の独特な魅力を伝える街並みです。こうした古さをアピールしてリブランディングしていくと、東南アジアの若さで活気あふれる近代的な街並みと差別化できるような気がします。

そして、今回、韓国ではDMZに行って北朝鮮情勢を知ること、韓国の大企業であるサムスンやヒュンダイについて見ること、反日と言われる博物館を巡ることをタスクとして消化していきます。動画にするのでぜひ見てください。