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映画「ほしのこえ」を観て

5月2日「ほしのこえ」という映画を観た。
2002年の、新海誠監督の短編アニメーション映画だ。

登場人物は、長峰美加子(ミカコ)寺尾昇(ノボル)である。

あらすじは、

2039年、NASAの調査隊が火星のタルシス台地で異星文明の遺跡を発見し、突然現れた地球外知的生命体タルシアンに全滅させられた。この出来事に衝撃を受けた人類は、遺跡から回収したタルシアンのテクノロジーで、タルシアンの脅威に対抗しようとしていた。
2046年、中学3年生の長峰美加子(ミカコ)寺尾昇(ノボル)は互いにほのかな恋心を抱き、同じ高校への進学を望んでいたが、実はミカコは国際連合宇宙軍のタルシアン調査隊――リシテア艦隊に選抜されていた。翌2047年、4隻の最新鋭戦艦と1000人以上の選抜メンバーからなるリシテア艦隊は地球を離れ、深宇宙に旅立つ。離れ離れになったミカコとノボルは超長距離メールサービスで連絡を取り合うが、艦隊が地球から遠ざかるにつれて、メールの往復にかかる時間も数日、数週間と開いていく。地球に残ったノボルは、次第に大きくなるミカコとのずれにいらだちをつのらせる。
タルシアンの痕跡が見つからないまま半年が経ち、艦隊は冥王星軌道に接近する。ミカコは「このまま何も見つからないで、早く地球に帰れるのがいちばんいい」とノボルへのメールに心情を吐露する。しかしタルシアンが出現し、戦端が開かれる。ミカコも人型機動兵器トレーサーに搭乗して戦闘に加わるが、艦隊は増援のタルシアンから逃れるため、ハイパー・ドライブで1光年先にワープする。ミカコとノボルは瞬時に一年もずれてしまった。さらに、落胆するミカコは艦隊司令部からの通信を聞く。艦隊はこれよりヘリオスフィア・ショートカット・アンカーを経由し、シリウスα・β星系にワープする。飛翔距離は8.6光年。帰りのショートカット・アンカーは見つかっていない。ワープする前、ミカコはノボルに「わたしたちは、宇宙と地上にひきさかれる、恋人みたいだね」というメールをノボルに残した。
シリウス星系に到着した艦隊は、第四惑星アガルタにトレーサー部隊を降下させる。ミカコはアガルタに降り立つと、携帯電話を手にとり、8光年彼方のノボルに届く保証のないメールを打つ。「24歳になったノボルくん、こんにちは! 私は15歳のミカコだよ。ね、わたしはいまでもノボルくんのこと、すごくすごく好きだよ。」
やがてアガルタ各地にタルシアンが出現し、戦闘が始まる。周回軌道上の艦隊にもタルシアンの群体が接近している。ミカコはトレーサーで周回軌道に急行するが、艦隊は次々に轟沈し、旗艦リシテアにも大型のタルシアンが迫る。リシテアを守るため、ミカコは大型のタルシアンと対峙し、捨て身の攻撃でこれを撃破する。
8年半後の2056年、24歳のノボルは、15歳のミカコからのメールを受け取る。メールの本文はノイズにまみれていたが、ノボルにはミカコの伝えたかったことがわかっていた。

出典:Wikipedia

といった内容。

で、観終わっての感想。

現在の新海誠作品の原点と感じた

現在の新海誠監督作品の数々は、映像そして内容も含めボクは大好きである。その新海誠監督の原点をこの映画に観た気がした。
2002年なので、画質や絵の作りは現在のようには良くはない。
しかし、映画の中に若い日の新海スピリットが入っている気がした。

この映画についていえば、当時は、ガラケーなのは当たり前だし、内容もよく考えると突っ込みどころは満載ではある。この作品だけ観たら、う~ん。。。となってしまう人がほどんどかもしれない。
しかし、その後に生み出されてくる、新海誠作品を考えると、当時の予算的なものや、技術を考えれば、すべてにおいて見劣りするのは仕方ないと感じる。そして、この作品に、原点を見た気がするのである。
映像の中から、主人公の気持ちが飛び出てくるような感覚には襲われた。

新海誠監督の作品の、まさに原点を感じる作品であったことは、間違いないだろう。

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