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人間的成長

音楽家は、音楽が好きだけでは成り立たないと思う。それにお金を稼ぎたいなら、もっと違う道があるかもしれない。音楽だけはそれだけ厳しい。

以前、ギターのプロの先生が言っていたが、コンクールで優勝するほどの腕前であってもなかなか食えなかったと話していた。

僕は、若い頃は、自分は成長して変わっていくやどんな人生になるのか不透明であり、夢もあったことから、福祉の仕事はお金だけではなかったように思う。当然誰かの力になりたかったし、だけど現在は、これから先を何となく想像できてしまう。

これは歳を重ねると毎日に張り合いが無くなり、毎日が早く過ぎるように、なんとなく過ぎる日々に残るのは、情けないが金だけだよ。

それが歳を重ねるたびに顕著になってきた。

 好きなバンドは、良い曲を作り続けて、ライブをして、さらには、挑戦意欲をずっと持ち続けていた。それには安心した。これからも頑張っていけると思う。

それは、観客をもっと増やすこと、(現在もアリーナを一杯にできる力がある)、曲の始まり方を変化させた楽曲を作りたい等。

やっぱり、何かに夢を持ってたり、何かが好きだったり、ブレない何かがある方々は、やってみたいことが明確だと思う。

そうでなければ、お金しか目がいかなくなってしまう。それは、何もお金がすべてではなく、ただ結果的に、お金が残ってしまうということだ。

 僕はバンドのライブに行くとき、年々ワクワクより不安が大きくなる。ライブだけに余暇や気持ちを持っていけなからだ。

しかし、ライブの前段階では、飲食店や広場、グッズ販売の雰囲気や人々の笑顔に元気づけられる。

そして、ライブが始まると、楽しい気分になる。好きな曲や昔好きだった曲にテンションが高くなる。そして、アーティストのMCや夢を聞いた時に何か大切な物を教わるから、やっぱりライブは好きだなと思う。

アーティストのリアルなんて知りたくないし、知らないが、ライブやりだした頃は、ライブの観客を見て悔しさを味わうと思う。そして、次の夢を持って歩む。そういう意味では、観客の反応やライブの感覚から、夢を掴もうとしているのかもしれない。

昔は、アーティストは良い曲を作りたいと思うと思っていたが、最近は、良いライブや観客に良い音楽を届けて再び、夢を持つことをしているのではないかと思っている。

人間的な成長やね。わからないけど。それが人間の喜びのように思う。

福祉で言うと、支援技術を身につけることも必要だが、良い支援をして、人間的成長、生き方を通して、福祉職としての力量を上げて、再び夢を持つことが大切になるのかもしれない。

最近は、この人間的な成長というものを意識するようになった。もちろん、僕は全然だが。なんなら、人間的には悪い人間だ。

ただ、ずっと夢を追って、お金以外の何かも得るには、年々、人間的成長が必要だと思う。







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