フォカッチャをキャンプ場で焼いてみた。
「なんと! スキレットでフォカッチャが焼ける?!」
ネットでキャンプの記事を読んでいた時、スキレットでフォカッチャを焼いている人がいることを知った。そうなると、どうしても焼いてみたくなるのがフォカッチャ好きというものだ。
先日のハチ高原キャンプで、下の記事を書いた翌日にチャレンジしてみた。
まず、キャンプ場で細かい作業は嫌なので、家で材料を量って大きめのジップロックに入れて軽く混ぜておく。
キャンプ場ではこねるところからスタート。粉の入ったジップロックにドライイーストと水を少しずつ加えて、ジップロックの上からモミモミする。
ひとつにまとまってきたら、オリーブオイルを加えて、さらにこねる。
手にくっつかないようにオリーブオイルを塗って、まな板かビニール袋の上に粉を振って、そこでしばらくこねる。
ああ、イースト菌の匂い!
木々の中で生地をこねるって、なんだか不思議で楽しい。
生地がまとまったら、次は発酵だ。
家でパンを焼く時はオーブンレンジで発酵させるのだが、なんとなく野外で発酵工程は難しいだろうとあきらめていた。
でも、焚き火台があるじゃないか!と気づいた。そばに置くだけで十分発酵が進むはず。
スキレットにアルミホイルを敷いて、その上に生地をのせ、蓋をして焚き火台のそばに置き、30分ほど待って蓋をあけると……
ちゃんと膨らんでいる!
蓋に付くほどパンパンに膨れ上がっていた。(興奮しすぎて写真を撮るのを忘れた~!!)
少し手のひらで押さえて空気を抜くと、なんとも言えない柔らかさ。発酵したパン生地は気持ちいいので、触るのが大好きだ。
フォカッチャらしく、指で何カ所かへこませ、岩塩をガリガリと振った。
焼く時は、下火より上火を強めにするのがコツとのことなので、焚き火台に置いてスキレットの蓋の上にも炭を置く。
ちょっと火が弱かったので時間がかかったが、30分後……
焼けた!! おいしそう~!!
いい焼き色だし、切ってみると、中はモチモチ。
これに合わせるのは、カマンベールチーズのアヒージョだ。
フォカッチャをちぎって、とろっとろに溶けたカマンベールチーズに付けて食べる。
これがまあ、おいしいこと! 絶妙の塩加減! ひと口食べてすぐに、「赤ワイン!!」と叫んだ。
これはねぇ、ワインが進みますよ……。
夫とひたすら「やっばー!」「うっまー!」の言い合いが続いた。
フォカッチャは、この後で作った「鶏の白ワイントマトソース煮込み」にもよく合った。
結構大きなフォカッチャだったが、あまりにおいしくて二人でペロッと食べてしまった。食べ終わってもまだ物足りないほど。これから定番になりそうだ。
こうやって新しいキャンプ料理にチャレンジするのも、私のキャンプの楽しみ方のひとつ。
ひたすら酒のアテを作る「酒飲みグルメキャンプ」はまだまだ続くのだ。
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