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好きなキャンプ場の条件って?私がリピートしたいキャンプ場

「好きなキャンプ場」の条件は、人によってそれぞれ違うはず。
小さいお子さんがいるファミリーならトイレや遊び場などが気になるだろうし、ソロのベテランキャンパーならロケーションを大事にするだろう。
その他、自宅からの距離、利用料金、近くにスーパーや温泉があるかどうか、なども選ぶポイントになると思う。

我が家は夫とのデュオキャンプなので、どちらかといえばソロキャンパーの感覚に近いかもしれない。高規格であることや利便性よりは、ロケーションを重視する。(あと温泉は欲しいのよ~)
また、以前は2泊以上のキャンプ旅(北海道、富士山の麓、九州、四国、岡山、島根、長野など)をすることも多かったが、今年に入ってから私の体調がすぐれないので、「近場で1泊」が基本になってしまった。そうすると移動距離も大事だから、「自宅から1時間半以内で行ける場所」に限られる。

そんな縛りの多い状況のうえ、天気や体調も考慮しなければならないという難しい条件だが、なんとか月に一度くらいはキャンプに行けている。
「そんな無理しなくても……」と思う人がいるかもしれないが、自然の中で過ごすことは私にとって何よりの「薬」なのだ。

そして、最近行った2つのキャンプ場は、どちらも初めてだったが「当たり」だった。これはリピート間違いなし!


まずは滋賀県にあるデルフリキャンプ。まだ新しいキャンプ場で、サイトを次々に開拓中だ。

行ったのが日曜~月曜だったので、利用者は私たちだけ!
林間にある広めのサイトにテントを張ることができた。30℃を超える暑い日だったが、ここはとても涼しい。

こういうロケーションが大好き!

お昼ごはんにはチキンパエリアを作った。さすがに2合は食べきれなかったので、残りはおにぎりにして夜食に。

キユーピーのパスタオイルソース1本で味が決まるから簡単!

このキャンプ場はすぐそばに集落があり、途中までは「え?こんな民家のそばにキャンプ場があるの?」と思いながら進むことになるのだが、実際は豊かな自然に囲まれていてとても静か。

キャンプ場の目の前には山と田畑が広がる

散歩をしたり、木々を眺めながらゆっくり過ごし、車で10分ほどで行けるあねがわ温泉へ。
この温泉がすごくいい!リラックスというよりは健康目的で入るタイプの温泉で、3種類のお湯のうち、特に天然鉱石風呂が気持ちよかった。(夫は炭酸泉が最高!と言っていた)

夜はいろいろ料理した。まずは家で作ってジップロックに入れてきたタネを皮で包んで、メスティンでシュウマイを蒸す。

鶏ときのこのシュウマイ

それから、じゃがいものガレットやとうもろこしなど。

ガレットはチーズたっぷりで!
とうもろこしには「セルヴェル・ド・カニュ」を添えて。
テレビでやっていたので真似して作ってみた。
パンにつけてもおいしい!

管理人さんも夕方にはいなくなり、森林にふたり取り残された。
管理人さんから「ふたりきりになる」と聞いたときは、ちょっと怖いかなぁと思ったが、実際はそうでもなく、まわりの人が気にならないためか、焚き火の時間にはいつもより話がはずんだ。
(いつもは「いい火やなぁ」「よく燃える薪やなぁ」とか、焚き火の話しかしないのに……)

翌朝は、定番のホットサンドとコーヒーで朝食。誰もいないふたりきりの朝。静かで落ち着く。

この日はハムとチーズを挟んでみた。

このキャンプ場、とても気に入ってしまった。自宅から1時間半で行ける、林間のロケーションがいい、泉質の良い温泉に10分で行ける、料金も1サイト3000円なのでデュオなら十分安い(一人1500円)。
トイレは簡易トイレだがきれいだし、管理棟の近くには女性専用もあるし(これ、とても重要!)、共用は林間にもあるので夜中に行く時は近くて便利だ(これも重要!)。
水道水が飲料水ではない、ゴミ持ち帰り等の不便な点もあるが、そこは私にとってはポイント減点にはならない。
リピート決定だ。

いいキャンプ場だった。
また来よう!

もうひとつ、先週末に初めて利用して気に入ったのが、大阪府にある「クライガルテン能勢」だ。

私たちは「Aサイト」を利用したのだが、ここはサイトの場所によって雰囲気が随分異なる。

予約した後でキャンプ場の公式サイトを見てみると、なぜか「駐車場からAサイトまでの行き方」という動画が紹介されている。

キャンプ場の中で「行き方」って……?どういうこと?と思い、動画を見てわかった。なんと駐車場から山の中を100mも歩いて下に降りていかないといけないのだ(知らずに予約していた)。
大変そうなのでちょっと不安になり、一瞬キャンセルしようかとも迷ったが、荷物を最小限にまとめ、覚悟して行くことにした。

実際に行ってみると……、これが最高だった!
もちろん荷物を運ぶのは大変だったが、それを差し引いても、というか、「そういう場所だからこそ」のロケーションが待っていたからだ。

川の前にテントを張る

山を下っていくにつれて薄暗くなっていくが、あるのは木々と川という自然だけ。少し肌寒く、真夏でも涼しいだろうなと思った。
逆に寒い時期や前日に雨が降った日などは悲惨かもしれない。天候によって天国にも地獄にもなるサイトだと思う。

12時チェックインだったので、お昼ご飯には焼きそばを作った。

外で食べる焼きそば最高!

ここも車で15分以内のところに能勢温泉がある。宿泊もできるような大きな施設で、露天風呂もある。天然ラジウム温泉というのもよかった。

サイトでは、とにかくぼーっとした。木々に囲まれているだけでパワーをもらえる気がした。私はこういう山の中や川の近くのサイトが好きだなぁ。

ちなみに、トイレは駐車場より向こうにあるので、いちいち山道を100m登って行かなければならない。
時々、トイレのために駐車場まで出てくると、駐車場横の「Bサイト」は小さな子供連れのファミリーなどでにぎわっていて、同じキャンプ場にいるとは思えなかった。山の中から「村」へ出てきたような気持ちになった。気温も5℃くらい違うと思う。

トイレの近くから金木犀の香りが漂ってきたので見回してみると、見たことがないほど大きな金木犀の木があった。

見上げるほど大きな金木犀
花もたくさん咲いていた

秋の訪れを感じながら、パワーを充電した2日間だった。
このキャンプ場もAサイトならリピート決定だ。

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