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富士山に会いに行くキャンプ(世界でいちばん旅するハスラー 4)

昨日から富士山のふもとへキャンプに来ている。
最初に行ったのは2017年5月。
2回目は翌年の夏。
3回目の今回は秋だから、今回はどんな富士山に出会えるのだろうかと、道中から胸が高鳴った。

静岡県に入り、車の中から富士山が急に顔を出し、夫と2人、わあっと歓声をあげる。

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この雄大さ、迫力、美しさ。
また会いに来られたよ、と心の中でつぶやく。
関東の人には珍しくないだろうが、関西人にとってはなかなか見られない景色なのだ。

今回は急に決まったので(緊急事態宣言が解除されて慌てて予約した)、もうほとんど空きがなく、ようやく見つけたのが「富士エコキャンプ場」。
かなり広くて富士山が真正面に見える。

たどり着くと、いきなりこの風景!
天気もいいので最高だった。

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今回は、神奈川に住む親友夫婦が途中参加するので、ピルツは貸してあげることにして、うちは簡易のDODワンポールテント。
ちゃちいし狭いし、薄くてピラピラで、おもちゃみたいだが、なんとかなるだろう。
キャンプ初心者の親友に寒くて狭い思いはさせられない。

富士山の正面にピラピラテントとタープを張った。
うん、なんて素敵な眺めなんだ!

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夫が車の中でリモートワークをしている間、私はビールを飲みながら富士山を独り占め。

夕方になると、夕日で富士山が赤く染まった。

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夜は気温が3℃まで下がり寒かったが、今回の秘密兵器を投入!

ソーラーパネル&蓄電池!!

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これで電気マットを温めてシュラフの中に入れて寝たらバッチリだった。
しかし、これをハスラーに積んでいるなんて、誰も思わないだろうな。

朝起きてまだ薄暗い富士山を見ながら焚き火をしていたら、夫が突然「あっ!」と叫んだ。
同時に目の前が眩しくなって見上げたら、なんと、ダイヤモンド富士!!

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日の出、もしくは日の入りがちょうど富士山の頂上に重なるという、滅多に見られない瞬間だ。

朝が生まれた!

太陽が昇るのと同時に世界が少しずつ明るく暖かくなり、緑も輝き始めた。
体が急に温まり、太陽の偉大さを感じる。

生きとし生けるものは皆こうやって、太陽に生かされているんだなと、そんなふうに思ったら、世界が全て自分と繋がっているような気持ちになって、なんだか心強かった。

富士山のふもとでじんわりと太陽の光を浴びながら、自分の感受性が驚くほど開くのを感じていた。

朝はしらすと桜海老をたっぷりのせて!

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