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ふぅふぅ言いながら、生きている。

前回の投稿から2週間経ってしまった。
7月下旬はイベントや人と会う予定が多く、それをこなしつつ、次の予定までに体調を戻していくのに必死の毎日。
わずかに動ける時間は仕事と家事にあててしまうので、なかなかnoteを書くところまでたどり着かなかった。書くどころか、フォローしている方の記事を読むのも最近は追いついていないのが残念だ。

ざっと記録しておくと・・・
7月22日は芦屋の花火大会。
芦屋に住む友達のマンションのベランダから花火が見えるので、私ともう一人の友達(F)と、それぞれの夫、つまり夫婦3組6人で集まった。
花火を生で見るなんて久しぶりだったし、気のおけない仲間たちとの集いはただただ楽しく、いい時間だった。

ベランダから花火観賞
右から2番目のラベンダー色が私


7月27日は、東京に住む友達が帰省するというので、もう一人の友達を入れて3人で会った。いや、正確には4人か。店に向かっている途中で偶然、先の花火を一緒に見ていたFに会い、みんな中学の同級生なものだから「Fもおいでよ~」ということで急きょ参加。盛り上がって楽しかった。

7月29日~30日は、夫の誕生日祝いに丹後地方の温泉旅館で1泊。2020年のお正月にも泊まったことのある温泉旅館で、部屋はオーシャンビュー(日本海)。大浴場のほか、部屋に温泉もついている。

眺めがとても良い部屋

上階の宿泊者専用ラウンジが新しくできていて、コーヒーやお茶はもちろん、生ビールやリキュール、ちょっとしたおつまみなどもフリーでいただけるのがよかった。

自由に利用できるラウンジ

懐石料理のコースもおいしかったし、天気が良かったので青い海を見ながらゆっくりくつろげた。

ラウンジから、朝の日本海
但馬牛をサンチュに包んで食べるのが美味しかった!


7月31日は、昔よく一緒に仕事をしていたデザイナーさん2人からのお誘いで飲みに。2人と会うのはコロナ禍前の年末が最後だったから、3年半ぶりだった。以前はよく一緒に飲みに行っていたのだが。
梅田リンクスの地下にある飲み屋街で2軒ハシゴ。ガヤガヤした感じが懐かしく、楽しい時間だったが、人あたりしたのかこの日はかなりしんどかった。1軒目でビール、2軒目でライチサワーを頼んだが、どちらも最後まで飲み干せなかった。(前日までの旅行の疲れもあったのだろう)

余談だが、最近になって「○○サワー」というドリンクを注文するようになった。といっても、まだ3回目。
ビール、日本酒、ワイン、ウイスキーしか飲まない人生を送ってきたので、「○○サワー」というのがいつも謎だった。いまだに「サワーって何?」と思っているのだが……。炭酸割りのこと?
お酒に弱くなってしまったので、「○○サワー」はジュースみたいなものかなと思い、頼んでみたら今の弱った私には飲みやすかった。真の酒飲みとしてはちょっと邪道な気もするが、最近は「困った時の○○サワー」なのである。

話を戻そう。
そんな感じでいろいろなイベントごとを楽しんだのはいいが、お酒を飲んだ日は胃腸の調子が悪くなり、ほとんど眠ることができない。吐くこともある。もちろん昔のように飲めるはずもなく、2,3杯がいいところなのだが、それでもダメージがある。悲しいことに、もう体がアルコールを受け付けないらしい。

さらに、がんの疼痛がひどくてもアルコールと一緒に薬は飲めないので、痛みも我慢するしかない。
遊んで楽しく過ごした翌日はだいたいぐったりしているので、ほぼ何もできずに1日が終わる。
週2回通っている鍼灸院のおかげで、痛みの強さはずいぶん和らいだが、それでも痛みが完全になくなるわけではなく、日によっては1日中苦しむこともある。

家の階段を這うように上っている時、いつも思う。
私、ふぅふぅ言いながら、生きてるなぁ、と。

昨日もそんな1日だった。
仕事もほとんどできず、ましてやnoteなど書く気力もない。本すら読めない。字を見ていると痛みが増すのだ。そんな時はソファに寝転がってNetflixでアニメを観るくらいしかできない。(この期間に「推しの子」全話観た)
少し動くのにも、ふぅふぅ言っている。痛みと闘っていると心が折れてくる。

だけど、今朝は起きると痛みがなかった。
昨夜できなかった洗いものをして、ゴミをまとめて捨てに行き、花壇に水をやり、掃除をし、洗濯機をまわし、スムージーを作って飲んだ。

痛みがないって、なんて素敵なんだろう!
毎日ぐったりして、ふぅふぅ言いながら生きていると、私ってこんなに怠け者だったのかとがっかりするが、痛みがないと本来の働き者の自分を思い出す。いくらでも動けるし、やりたいことも次から次へと浮かんでくる。なんだってできる気がしてくるから不思議だ。

結局今日1日、痛みがまったくなかった。
こんな日がまだあったことに感動する。生きる勇気がわく。体調は下降していくばかりじゃないんだ、良くなることもあるんだと思えるから。

こうやってnoteも書いている。
昨日までnoteを開くことすら億劫だったのに、今は何記事でも書ける気がする。
ああ、できることなら、こんなふうに痛みのない毎日が続いてほしい。

明日はどうなるかわからない。
また痛みが襲ってくるかもしれない。
それならそれで、またふぅふぅ言いながら、生きていくだけだ。

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