フラッシュドロー コーラー側の戦い

こんにちは、blueです。

第一回目の記事はフラッシュドローの戦い方についてです。

シチュエーションは最も一般的なBTN vs BBで、
今回はそのコーラー側(BB)の戦い方についてです。

BBは弱いスーテッドハンド(86s・K5s)でコールすることはよくあるし、
スーテッドがフロップでフラドロになる確率も約10%と
かなりの頻度で発生する重要な(基本的な)シーンと言えます。

その際のcベット、ダブルバレルにどう対応するのか?
をGTOwizardを参考に見ていこうと思います。

では、さっそく、見ていきましょう。

シチュエーション

BTN vs BB

(以下、BBは全て♠のスーテッドハンドとします)

まず、BTNオープンに対するBBのコールレンジです。

BTN2.5BBオープンにスーテッド時のBBアクション比率
BTN2.5BBオープン時、ハンドごとのアクション

スーテッドである場合、フォールドは24.4%とかなり低く、
57.8%がcall、17.8%がraiseと参加率はかなり高い(75.6%)です。
「2・3」がハンドに入っている場合はフォールドが多いですが、
それ以外の96、Q5、74など、一般的にはかなり弱いハンドでも
callすることができます。


プリフロップ:BTN 2.5BBオープン BB call


フロップ:Q♠ 4♠ 7♡

BB:BBはフラドロがつきますが、レンジ全体では88%checkです。すべてのハンドでcheckがBETを上回っているので、もうここはcheckでしょう。

BTN:cベット

BB:33%、50%いずれのcベットにも、call or raiseです。
仮に33%のcベットとして、♠スーテッド時のアクションです。

フラドロであれば、全体としては3回に1回はraise、2回はcallと言えます。
具体的に各ハンドで見てみます。

特にレイズ頻度が高いのはK5・K6・J6・J6など、5 or 6を持っている時です。今回のボードでストレートをブロックしているから、BTNが強い役が完成しづらい、という意味が大きいかと思います。
もしくは、86・85など、『フラドロ&ガットショットストレートドロー』といった強いドローハンドの時はレイズしやすいようです。
逆にそれ以外ではcallが非常に優勢です。
つまり、「フラドロだけ」ではcheck-raiseはあまり推奨されません。

ここではcallとします。

blueの学びポイント:
やや意外だったのは33~50%程度のCベットでは当然、callすると思いますが、75%・125%などのデカいcベットにおいても、foldの選択肢がほぼ0だった点です。
大きなcベットにはフラッシュドロー+α(ワンペア、AorK持ちのワンオーバー、ガットショットストレートドローetc)があればcallもありかもしれませんが、それ以外であれば、foldしていたように思います。
J6sなど、ほぼフラッシュ以外、勝ち目ないようなハンドでも、フロップにおいてはcallが推奨されています。

フロップアクション:BB check、 BTN 33%BET、 BB call

ターン:Q♠ 4♠ 7♡ 9♢


(♠は落ちず、9♢が落ちる)

BB:当然、ドンクはせずにcheckします。フラドロであるなら、できればBTNにcheck、もしくは、安いBETしてほしくって、「リバー見たい」と願うと思います。

BTN:どちらにも有利、不利とも言えないボードですが、BTNはcheckしてもらえる確率が高そうです。ただ、ここはターンもBET(ダブルバレル)することにします。よくあるのが75%程度だと思うので、ここは75%とします。

BB:基本的には75%BETを受けても、foldせずにcall or raiseします。。

想像以上にfoldが少ないと思いました。K8、J6、52など、
純粋に『フラドロのみ』の場合はFoldですが、
それ以外はcall 64%、raise 25%となっています。
Aあるなら、ナッツフラドロ・A落ちてのトップヒット・僅かながらAハイでのショーダウンバリューもあるため、Foldはなし。
KJもこの場合はガットショットストレートドローがつくため、call。

raise頻度が高いのは9x(T9、98)の「フラドロ+ミドルヒット」、
85,63の「フラドロ+ストレートドロー」が多いです。
K5、K2がraiseが多いのはちょっとわかりません。
97は「フラドロ+ツーペア」なので、メチャ強いから当然か。リバーでフルハウスに発展する確率も9%程度あるので。


blueの学びポイント:
フロップでもそうですが、ターンにおいても想像以上にFoldレンジが狭く、call・raiseのレンジが広いと思いました。
私のリーク(弱点)として、ベットサイズが小さい、オーバーフォールドといった日本人プレイヤーっぽい点がありますが、フラドロにおいても如実に表れています。
世界のヨコサワさんが
「スートとオフスートはカレーとウンコくらい違う」
と言っていたそうですが、
私は「スーテッドハンド」を全然、活かせていなかったと
痛感させられました。

ターンアクション:BB check、BTN 75%BET、BB call

リバー:滑った場合(♠落ちなかった)

Q♠ 4♠ 7♡ 9♢ 2♣


BB:ラグ中のラグと言える2♣ですが、94%チェックです。6%とかなり低い頻度ですが、ポットの10%程度のBETをします。
これ、私も経験あるんですが、BTNが
・同じようにフラドロ滑りだった
・ティルトで謎のエアダブルバレルしていた
などの場合、BET10%程度でも降りることがあります。
10回に一回成功すればいいので、ショーダウンバリューの全くない63,53などの超絶弱いハンドの時は10%BETはする価値があるようです。
ただ、当然ですが、94%はcheckです。

リバー:フラッシュ完成(♠落ちる)

Q♠ 4♠ 7♡ 9♢ 2♠


BB:待望のフラッシュ完成です。ダブルバレルに耐えて、リバーでフラッシュ完成するとテンション上がると思います。
ここで「ドンクするか?」は誰もが悩むところだと思います。wizard先生の答えはこちら。

「ドンクしない」が正解と言えるでしょう。まぁ私レベルだと耐えきれなくてドンクしてしまうことありますが、リバーで強い役ができてもドンクは不正解になるそうです。
この時、BTNがトリプルバレル(ハーフBETとする)してきた場合、基本的には3倍~allのraiseを返します。63,53などの場合は相手が上フラッシュの可能性も十分にあるため、callが正解になります。

blueの学びポイント:
リバーでフラッシュ完成した場合、半分か、それ以上、ドンクしていたと思います。それだと逆にバリューを取り逃しているんですね。今後はフラッシュ完成しても、勇気をもってcheckしようと思います。
また、63,53など弱いフラッシュでもテンション上がって、BETに対して、オールインを返してしまい、上フラッシュに全部持っていかれる経験も多いです。KフラッシュがAスラッシュに負けるのは仕方ないとして、あまりに弱いフラッシュの場合は欲張らず、落ち着いてcallしようと思います。


以上です。

私にとって文章化・アウトプットはあらゆる分野で使える最高の上達法だと思っています。そのため、自分のためのnoteではありますが、それが誰かの役に少しでも立つと、より文章化・アウトプットのやる気が増すので、できる限り続けていきたいと思います。

長文でつたない文章かもしれませんが、読んでいただけてとてもうれしいです。
ありがとうございました。

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