マガジンのカバー画像

ロック史

11
個人的な主観でロック史を製作中です。
運営しているクリエイター

記事一覧

ロック史#11 : パンク・ロック

ロック史#11 : パンク・ロック

大変遅くなってしまいました。

今更だけどグラムロックの回でアリス・クーパー紹介するの忘れてた。痛恨のミス。今後もこういうことありそう。

前回はこちらから。

HR/HMやプログレによって複雑化したり、グラムやウェストコーストによってポップになったり、多様を極めるロック。

70年代後半、対抗馬となる新界隈が登場します。

パンク・ロックとは
ハードロックみたいなテクニックなど要らん!
プログレ

もっとみる
ロック史#10 : アメリカと日本の70'sロック

ロック史#10 : アメリカと日本の70'sロック

前回はこちらから。

第10弾で70年代半ばまで来ました。最終的に20くらいいくかな。

日本のロックの発展
日本にロックが広まり出したのは70年代半ばから、とはいってもそのスタイルは様々。

キャロル (1972-75) はジョニー大倉作詞、矢沢永吉作曲の名コンビで、日本流ロックンロールを確立させます。

革ジャンにリーゼントというファッションは、かえって若者に新鮮な印象を与えました。

70年

もっとみる
ロック史#9 : グラムロックとシンガーソングライター

ロック史#9 : グラムロックとシンガーソングライター

前回はこちらから。

ハードロックとプログレの他にも多くの新界隈が登場した70年代、今回は割とポップなジャンルを取り上げます。

グラムロックグラム = グラマラス(glamorous) = 魅惑的

中性的で濃いメイクを施したり派手なファッションを身につけたり、そのビジュアルで括られるのがグラムロック。

音楽性でいうとアーティストによってバラバラですが、明快でストレートなロックの傾向にあります

もっとみる
ロック史#8 : プログレッシブ・ロック

ロック史#8 : プログレッシブ・ロック

また余談から。

前回載せ忘れたツェッペリン一夜限りの再結成ライブ。全く衰えを見せないイケオジ3人と、故ジョン・ボーナムの息子ジェイソンのドラム、何もかもがカッコ良い…。

で、その前回はこちら。

70年代前半のロックは多様で楽しい。
今回は最も芸術性の高いジャンルを扱います。

プログレッシブ・ロックとは
progressive = 先進的、前衛的

60年代後半のサイケデリック・ロック以降、

もっとみる
ロック史#7 : ハードロック/ヘヴィメタル

ロック史#7 : ハードロック/ヘヴィメタル

サムネ1人残らずロン毛かよ笑

最初にちょっと余談から。

勉強中に聞くasync、めっちゃ集中できた。
ありがとう教授。

投稿ペース激落ちです。

前回はこちらから。

70年代に入るとロックはより多様な進化を遂げ、同時期に多くの新ジャンルが登場しますが、今回はその中で最も激しい音楽を取り上げます。

ハードロックとは
ハードロックの特徴は
・声を張り上げるようなボーカル
・歪んだギターが曲の

もっとみる
ロック史#6 : ヒッピー衰退と原点回帰

ロック史#6 : ヒッピー衰退と原点回帰

学校が始まると投稿ペースが減りますな…。

前回はこちらから。

60年代の後半は英米でヒッピー・ムーブメントが起こり、ドラッグの蔓延によるサイケな作品がロックの可能性を広げました。

今回は1970年前後のお話。

ロックの起源に立ち返る
サイケブームと同時に、ロックの起源であるブルースやカントリーに回帰しようとする動きが起きます。

バーズは68年に加入したグラム・パーソンズの提案によって、サ

もっとみる
ロック史#5 : サイケデリック・ロック

ロック史#5 : サイケデリック・ロック

前回はこちら。

1964年からブリティッシュ・インヴェイジョンとよばれるUKロックバンドのアメリカ進出が大成功し、再びロックがチャートを賑わせるようになりました。

今回は1966年以降のお話。

ヒッピー・ムーブメント

ヒッピーとは、既成の政治や価値観に反抗する、いわゆるカウンターカルチャーの一角で、愛と平和をモットーに人それぞれの自由な生き方を尊重する英米の若者たちのことです。

・マリフ

もっとみる
ロック史#4 : イギリスvsアメリカ!ロック合戦

ロック史#4 : イギリスvsアメリカ!ロック合戦

プロ野球開幕。やっぱり野球って最高。

前回はこちら。

50年代末にロックンロールは衰退し、60年代からより幅広い意味をもつロックとして、自ら曲を書き歌うアーティストが増えました。

今回は英米ロック合戦の開催です(?)。

ブリティッシュ・インヴェイジョン
ビートルズのアメリカ進出

UKバンドのアメリカ侵略が始まったのは1964年。

イギリスで売れに売れたビートルズは、1964年1月「抱き

もっとみる
ロック史#3 : ロックンロールの衰退と転換期

ロック史#3 : ロックンロールの衰退と転換期

格付けチェックでSOPHIAさんの演奏を聴き分けられませんでした!

それでも信頼してくれる方のみご覧ください…。

前回はこちら。

チャック・ベリー、リトル・リチャード、エルヴィス・プレスリーをはじめとする、ロックンロールのレジェンドをザッと紹介しました。

しかし時代の流れは早く、あっという間にロックンロールの衰えが始まります…

次々と姿を消すロックンローラー
まずは1957年末。

パワ

もっとみる
ロック史#2 : ロックンロールの天才達

ロック史#2 : ロックンロールの天才達

初回となった前回は、

・黒人たちの労働歌からブルースが生まれる
・カントリー、ジャズの登場
・ブルースがアメリカ南部から徐々に広まる
・ジャズやブルースにエレキが取り入れられる

こんな感じの内容でした。

今回はロックンロールの大流行時代を紹介します。

"人種音楽"から"R&B"へ
背景として、前回もチラッと挙げた黒人の大移動によって、ブルースがアメリカの中部〜北部にも広まっていきます。

もっとみる
ロック史#1 : ブルースとエレキの登場

ロック史#1 : ブルースとエレキの登場

サムネがあまりにも渋い。

高校生なので無知なことばかりですが、
自分の知識量の範囲でやってみます。

ロック史といいつつも、今回はロックの誕生まで辿り着きません(!)。起源的な話なので、サクッといきます。

ロックの起源は、

・ブルース
・カントリー
・R&B

主にこの3つで間違いないと思います。

ブルースとR&Bは黒人の、カントリーは白人の音楽。人種の壁を越えたジャンルといえます。

もっとみる