灰白 せいか
自分の詩をまとめました!
愛によって形成された翼を、魂は持つ。 そして魂はここにて翼を畳む、永遠に。 航行により穢された翼を静寂の音楽で浄化する。 使い古した蓄電池はここではもはや異物となる。 光鳥は爽やかな光を纏い静かに世界を認識する。
心のゆとりは 豊かさを 想像力を 膨らます
朝露が 滑り落ちてく 葉の上を その足跡は 輝いていた
この宇宙のどこかに 君がいるってだけで 僕は幸福でいられる
その机 そのスマホ その景色 その身体 歪みが産んだ ものたち
蔦と 蔦が 絡み合い 無人の街を 隠してく 誰も見ずとも 覆ってく
全てが ひとつだった頃 世界は どんな顔だっただろう
自分に 鎖を かけても 三日後 鎖は 溶けてる
集まってきた 水滴は 大河へとなる やがて全ての 水滴は 海と一つへ
美しい星 永遠に 残したくって 閉じ込めた そんなことして 失った
雲は風に 乱されて 小さな雲へと 散ってゆく そして空から いなくなる 次の雲は 違う雲
もう一度 飛ぶために ボロボロの エンジンを 抱きしめる これでまた 大空を はばたける
誰も選ばなかった 黒い霧に覆われた 針の山が連なる所 振り返ることなく 君はまっすぐ進む
物質の抱擁は隠す 精神の光明は潰す
空は 僕らのことを 気にもせず 自由気ままに 降らしてる
変えようのない記憶が 僕の律を乱す