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【キャラ立ち】孫悟空から学ぶ「キャラの声」とは?

皆さん、こんにちは!

脚本を書くとき、キャラクターの会話や仕草からその個性や思考が明確に伝わることが大切だと考えています。

そこで今回は、「キャラクターの声を見つけよう」です!読者や編集者にこんなふうに言われたことはありませんか?

  • キャラクターに個性がない

  • キャラクターの行動に一貫性がない

  • セリフが生き生きとしていない

めちゃくちゃわかります!僕も同じです。抽象的なアドバイスとかコメントをもらっても、これの具体的な解決方法って、あんまり教えてもらった経験ないんですよね。

それを解決する方法の一つが「キャラの声を見つけよう」です。悩んでいる方はぜひ読んでみて下さい!

キャラクターの声を見つける

まず最初にキャラクターの「声」とはなんぞや?を考えてみましょう。

声とは、そのキャラクターがどのように話すかということ。

キャラクターの声を見つけ、それを脚本や文章にする理由は、キャラクターの個性を明確にし、読者や観客にそのキャラを印象付けるため。

この「キャラ立ち」を意識することで、物語がより魅力的になり、読者や観客がキャラクターに感情移入しやすくなると僕は考えています。

例えば、『ドラゴンボール』の孫悟空は、「おらワクワクすっぞ」という独特な口調がありますよね。彼の語尾やあいづちには独特のパターンがあり、これがキャラをより魅力的にしていると考えます。以下に、孫悟空の語尾やあいづちの例をいくつか挙げてみます。※記憶を頼りに書いてるので多少違うかもw

孫悟空の語尾やあいづちの例

  1. 「~ぞ」

    • 「オラ、すっげぇワクワクすっぞ!」

    • 「やったぞ!ドラゴンボール、全部集めたぞ!」

  2. 「~だ」

    • 「オラ、強くなりたいんだ」

    • 「これはオラの友達だ、よろしくな!」

  3. 「~すっか」

    • 「新しい技の練習でもすっか!」

    • 「オラ、なにかすっか?」←自信ないw

  4. 「~な」

    • 「安心しろ、オラが何とかするからな」

    • 「頑張るからな、オラも一緒だ」

孫悟空の特徴的なあいづち

  1. 「おう!」「おー!」

    • 「おう!わかった!」

    • 「おー!それにすっか!」

  2. 「へへっ」

    • 「へへっ、やっぱり強ぇな」

    • 「へへっ、面白ぇことになってきたぞ」

  3. 「よっしゃ!」

    • 「よっしゃ!行くぞ!」

    • 「よっしゃ!次はオラの番だ」

このフレーズだけで、孫悟空の元気で無邪気な性格が伝わってきますよね!「キャラクターの声」とはこういうことです。

フリーザ、セルみたいな敵キャラも特徴的です。なんでDBの敵キャラって喋り方が紳士?丁寧?なんですかねw

悟空の例えでわかっていただけた方が多いと思いますが、次は、キャラクターの声がなぜ必要なのか?について詳しく話します。不要な方はスキップして、「声を見つける具体的な方法」に飛んで大丈夫です。

キャラクターの声を文章にする理由

1. キャラ立ちの強化

キャラクターの声を文章に反映させることで、そのキャラが他のキャラクターと明確に区別されます。例えば、同じシチュエーションでも、口調や言葉遣いによってキャラクターの反応や行動が異なって見える。これにより、キャラクター一人ひとりが独立した存在として、読者や観客の記憶に残りやすくなります。

2. 読者の感情移入を促進

キャラクターの個性がはっきりしていると、読者や観客はそのキャラに感情移入しやすくなる。特定の口調や言葉遣い、行動パターンが定まっていると、そのキャラがどんな状況でも一貫性を持って行動するため、読者や観客は「このキャラならこうするだろう」と予測しやすくなる。

3. ストーリーテリングの効果を高める

キャラクターの声が明確であることで、ストーリーテリングの効果も高まる。キャラクター同士の対話や行動が自然に感じられ、物語の流れにスムーズに乗ることができる。読者や観客は、キャラクターの言動に引き込まれ、物語に没入することができる。

キャラクターの声を見つける具体的な方法

とゆうことで、キャラクターの声を見つけ、それを脚本や文章に反映するための具体的な方法をいくつか紹介します。どれか一つでもいいので、やってみるとキャラがぐんと良くなります!

キャラクターの背景を深く掘り下げる

当たり前かもしれませんが、大事。掘り下げは無限にできます。不定期でいいので、脚本に行き詰まったらもう一度ゼロから、キャラの背景を練り直すといいかもしれません!

実際に声に出してみる

僕は結構これやります!キャラクターのセリフを実際に声に出してみることで、そのキャラの声をより具体的に感じ取ることができる。自分自身で声に出してみたり、友人に読んでもらったりすることで、セリフの自然さやキャラクターの個性をチェックできます。

他の作品を参考にする

好きな作品のキャラクターを分析し、そのキャラがどのように描かれているかを学ぶことも有効。特に、セリフや行動の描写に注目して、キャラクターの声がどのように表現されているかを研究しましょう。漫画もいいんですが、小説や映画もいいですね!個人的にはむかーしの戦争映画ですけど、フルメタルジャケットはおすすめです。冒頭10分でもいいので、教官が兵隊に喝をいれるシーンとか見てほしい。

先日、マンガワンのYouTubeでだろめおん先生が、偶然取り上げていて驚いた覚えがあります。めちゃくちゃ面白かったです。

今回のまとめ「キャラの声を見つけよう」

キャラクターの声を見つけ、それを脚本や文章に反映させることは、キャラ立ちを強化し、読者や観客に深い印象を与えるために非常に重要です。キャラクターの個性を明確にし、一貫性のある行動や対話を通じて、物語に命を吹き込むことができる。新人脚本家の皆さんも、これらのポイントを意識しながら、キャラクターの声を見つけてみて下さい。きっと物語が一層魅力的になると思います。僕も頑張ります!

今回書いていて、補足したい内容があるので次回は「キャラクター背景の深掘りかた」について、僕の意見で書いてみようと思います!

最後までありがとうございました。
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