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Billy Joelが好きだった

思春期の頃、Billy Joelのファンでした。
「ストレンジャー」を聴いた時のあの胸の締め付けられるような思いは、いまだに曲を聴くたびに甦ります。
→最近の曲と比較すると、信じられないぐらいイントロが長くて印象的ですよね…。
 
先日、日本では最後だろうと言われているコンサートが東京でありました。
夫から、見に行ける最後のチャンスかもしれないから、チケットを取ろうか?と言われましたが、私は怖くて「うん」とは言えませんでした。
彼は私にとっては特別なアーティストで、思春期の思い出とともに永遠であってほしいからです。
私はBillyのコンサートに一度も行ったことがありません。
私が海外アーティストのコンサートに行けるほど大人になったときに、彼はすでに「ストレンジャー」の頃よりは貫禄が出て、年も取ってしまったからです。
「イメージが壊れる」というわけではありませんが、本当に大切なアーティストの方は、思い出の中のままでいてほしかったのです。
 
Queenのコンサートが先日日本でありました。
こちらも、ブライアン・メイやロジャー・テイラーのお年を考えると、最後の日本でのコンサートかもしれないと噂されていました。
私は幸運にもこのコンサートに行ってきました!
ボーカルにアダム・ランバートを加え、往年のヒット曲を存分に楽しませてくれました。
フレディの在りし日の姿もCGで登場して、往年のファンも思わず感涙してしまう粋な演出。アダム・ランバートの歌声は、私が今まで生で聞いたどのヴォーカリストよりも完璧で「なんて歌のうまい人なんだろう!」と感動しました。
 
…そこで思いました。
Queenの場合は、ボーカルが若返っているからちょっと違うけれど、やっぱりBillyのコンサート、行けばよかったなぁ…。
 
大好きなアーティストが年を取ってしまい、風貌も歌声も変わってしまっていることを受け入れられるのが、本当のファンなのかもしれません…。

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