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【→RE_PRAY←】ライビュ横浜公演感想

こんにちは、ynnです。
昨日の興奮がさめないうちに書き残しておこうと思い佐賀公演の感想と共に記事にしてみます。

昨日のフレッシュネスな叫びツイートをベースに綴っていきます。


劇場にもうちのクジャ様を連れていったよ!


※この先重度のFF9のクジャとUndertaleオタクの妄想による偏りに偏った感想になります。

まず…まずなのですが!色々言葉が溢れ出しそうなんだけども、羽生くんに本当にありがとう…!
クジャ様という存在を推してるタイミングで絶妙にこの時代で表現してくれるのが奇跡というかなんと言うか…佐賀公演に引き続きとにかくカッコ良く、妖しく、美しく、最高でした!!
前回は興奮してなかなか演出を見逃しがちだったんだけど、滑りだけでなく今回はOPの「いつか終わる夢」から始まりストーリーのムービーに色んなゲームの要素がじっくり味わえて本当に良かったです。
同じドット絵の背景でもUndertaleの白黒の背景や、FFのクリスタルタワー感、ドラクエ風味の旅の扉、ゼルダ風の荒野、MOTHER風味の木、moon風な鳥籠などと1つの映像の中でかなりマニアックな味変をしてくるとこを存分に味わいました。
全体的な流れや途中に挟まるムービーはUndertaleをベースにしてる感じなのに、初見さんにネタバレなのかすらわからないように上手くFFやMOTHERとかをブレンドしてるのがとても良かった…羽生くんが本当に色んなゲームをプレイして影響を受けたんだなぁと思います。

「鳥と蛇と豚」から羽生くんの表情がキリッと変わってシビレた…赤のライトが交差してるライティングに既にUndertaleの戦闘時のカーソルのハートを意識させる演出が出来上がってて期待が一気に高まりました。

そして「阿修羅ちゃん」の時の赤Yシャツ姿がやっぱり好き!
曲の途中に羽生くんが仰向けに倒れて、起き上がってビクビク動く動作が心臓そのものという感じの表現でドキリとした。
個人的に横浜公演でめっちゃ刺さったシーンが阿修羅ちゃんの2回目のサビの前にニッと妖しく笑ったところ。グッときました…!!グッ…

「MEGALOVANIA」に入る前のサンズのまだ一度も死んでないだろ?それか何回死んだ?ってセリフがやっぱりビリっとくる…前回も言ったかもしれないけどYESの文字の上に乗る羽生くんを上からのカメラワークでハート型に見せる演出がカッコ良すぎるんですよ…ケツイに満ちてますね…これは…。
サンズの攻撃の腕をビシッとやる動作も完全再現なのと、前回あったっけ!?と記憶になくビックリしたのが骨が舞い散りその骨を避ける演出!あとシューティングゲームにありがちな弾がプレイヤーのいる位置にワンテンポ遅れてくる弾や追尾するタイプの弾をプロジェクションマッピングで表現してるニッチな芸の細かさにニッコリ…弾幕の表現も最高でした。

Undertale自体、RPGに加えてシューティングもあるからプレイしない事を選択する人も多いかもしれないし難しいけど、羽生くんからUndertaleに入る人には諦めず何度も頑張ってプレイして欲しい…!
ストーリームービーの羽生くんが何度も何度もゲームをプレイしてる体験が出来るはずです。

MEGALOVANIAの後、クジャ様衣装に着替え、練習曲でアズゴア戦のBGM。
ここからUndertaleを踏襲しつつFF9の世界に徐々に切り替わる…のだけど、鼻をかんだり水を飲んだりしてる時にキリッとした表情から「羽生くん」の顔に戻るのが何かいい。かわいい…。
そして…独りじゃない…!独りじゃないのアレンジがやっぱ最高!!しっとりと強さを噛みしめる曲のはずなのに、映像で表示された破滅へのタイマーと共に疾走り出すようなアレンジで心がグッと熱くなる。

そして「破滅への使者」!!!
前回もすごかったけど今回は更に回転!回転!回転!!!
汗をかきながらもクジャ様の優雅さやカッコよさを忘れずに、でも命を燃やし尽くしてゆくような危うさを感じさせる滑りで息を止めてしまう程、食い入るように観てしまった。ノーミスしないぞ!というプレッシャーも感じ、とてもヒリヒリした。
そこにクジャ様がいるんよ…クジャ様が…!!
公演回数を重ねる度に羽生くんが羽生くんを超えてくるよォ!!!!本当に一曲に対しての解像度の上がり方というか伸び代が…伸び代が鬼ッ…!

曲が終わり休憩時間に突入。あまりに圧倒はれてぽけーっとしてたけれど、他の人達の口からクジャ様という響きが聴けるだけでこの場にいてハッピー…。
ここからクジャ推しさんが増えると思うと大変興奮する。おいでよFF9の沼。
君たちも一緒に連れて行ってあげるよ!

後半が始まり「いつか終わる夢:Re」で始まったんだけど、佐賀公演では紫と青緑みたいな未来や生を感じさせる照明の印象だったのが、今回は紫とピンクでしっとりと儚い死を感じさせるようなライティングに変わってた…気がするけど前回も似たような事書いてた。
その時の観客の心次第で受け取り方が違うのも魅力の1つだなぁと思います。

そしてこの時の衣装なんだけど、袖とお尻に掛かるラインがもしも「クジャの服が実在したら」こんな感じの素材!って感じなのも良いよね…妄想しちゃう…羽生くんの腰のラインのシルエットが本当にクジャみを帯びてるからとても映える!やっぱり羽生くんがクジャだ!!!(混乱)

「天と地のレクイエム」の後からムービーが入り、ゲームでプレイヤー(観客)に訴えかけてくるタイプのゲームキャラクターを羽生くんが演じていて、そこから「あの夏へ」はとても儚げで哀しげ。衣装も差し色で変わる白ベースの偏光素材なのも空っぽの、器だというセリフに対して逆に何色にでも染まれるような感じに受け取れた。
ムービーの中での羽生くんが言った「暗闇の中を独りで歩いている」「誰か周りにいるのかもしれないけど、暗闇だからわからない」ってものすごくクジャなんだけど、EDでジタンが暗闇を照らしてくれたからこそのディシディアでのまだ明るい世界に目が慣れてないようなぎこちないクジャが出来上がるんだなと(以下略)

「春よ、来い」はピアノアレンジなのですが、元の歌詞が今回の公演にピッタリなのと季節的にも一ヶ月前とはまた別の味わいがあったなぁと思います。
羽生くんの舞いを思い出しながら久々に原曲を聴こうと思った…!
そしてスタッフロールが流れ、ED後の羽生くんのMC。
羽生くんが、会場を貸してくれた人、整氷してくれた人たち、演出、照明、音響だけでなく羽生くんがアイデアまとめてそれを作り上げてくれたデザイン、映像制作、作曲、編曲者、観客、友人へのお礼を言うところで一気に涙が出ました。
映像制作の仕事って、監督、プロデューサー、演者のポジション以外は裏方でなかなか名前が出ないしお礼を言われるポジションでもないので、そういう仕事に携わった事のある身として何だか初めて報われた気がして涙が止まらなかった。
完全に一人で咽び泣くヤバい奴と化してた…周りの方々ホントに…すみません…!

半泣きの状態でしたが、「Let Me Entertain You」で一気に元気を貰いました。
本当に切り替え方が上手いし人を喜ばせる天才というかエンターテイナーだなぁと尊敬…!

「SEIMEI」と「Introduction and Rondo Capriccioso」ではまたキリッとした顔立ちになってMCとの温度差のギャップに萌えつつも最後のコメントの「明日を生きていられるか、誰しもがもう一度会えるかわからない」って羽生くんが言ったのが印象的でした。

話は前後してしまいますが、ショーを観終えた後に会場のマダム達が互いに、多分、次に会える日が来るのかもわからない友人に「一緒に観てくれてありがとうございました」という声がところどころで聞こえたのが観客への訴求力がある羽生くんの魅力だなと思いました。
例え次に会う約束をしても次にその人に本当に会えるかどうかはわからないという事を最近痛感したので、感謝の気持ちは伝えないとなぁと思います。


そして「何かに対して自分でやめる事をしなければ、続いていく」と言ってたのと、自分に自信がないと話してた事に関して、話は脱線してしまいますが、以前見たAdoちゃんの「自分の事を好きになったら引退しよう」というインタビュー記事を思い出しました。自信がないからこそ自然と努力を積み重ねられるとこがこの二人は共通してるなぁと思います。

「会場の皆にも、自分の事をたまにでも、ちょっとだけでもいいから労って、優しくしてあげてください。」「どうか、無事で、健康で、穏やかで。」という羽生くんの他者を思いやり祈る優しさと敵を作らないワードセンスは、今の時代には最強の武器になると思いました。
本当にそういう風になりたい、そうありたい、と思いました。

そして羽生くんが祈る事をしたお陰で公演名の「→RE_PRAY←」というタイトルの意味に気付きがあり鳥肌が立ちました。
ゲームを「PLAY(遊ぶ)」のと、皆の幸せを「PRAY(祈る)」事を全ての公演を通して何度も繰り返していたんだなぁと…最後のピースがとても綺麗にハマった気がします。

そこから本当にラストの曲「私は最強」が流れるのが本当に背中を押してくれる感じがして…もう少し自分に自信を持とう…!
元気を沢山、沢山。貰った…羽生くんには絶対足を向けて寝られない。
最高の公演でした…本当にありがとう!!!
羽生くんが「ディスク化して欲しいな〜」とチラチラしてたので円盤化を本気で期待してるし、色んな人と観ながら語り合いたい!!
羽生くんは最強!!!!

羽生くんの1つ公演を通して後半に掛けての演者→エンターテイナー→羽生くん本人という変わり方もとても魅力的ですし「破滅(への使者)やっとノーミス出来た〜!!」って言ってたところに選手らしさやゲーマーらしさを感じてクスっとなりました。
本当におめでとう!!!


ここからは余談のオタクトークではありますが、最後の方で「いのる」というメッセージウィンドウが出てたのがMOTHER2のラスボスを倒せる唯一のコマンドなのでそこのオマージュも感じました。
色々な人達の祈りが集まって初めて乗り越えられる壁…!
MOTHER2のいのるコマンドの他に、ストーリーで羽生くんが対峙してるラスボスみたいなキャラクターの頭のデザインが、MOTHER3のどうしても本編で立ち向かいたくないけど立ち向かわなければならない仮面の男というキャラクターのデザインのテイストを感じました。
羽生くんがゲームキャラクターとして観客に語りかけてきたシーンのように、プレイヤーの心に訴えかけてくる演出が沢山あるのでもしも興味があったらMOTHERシリーズをプレイしてみて欲しいです。

今回の全体的なベースになっているUndertaleがMOTHERやmoonなど、色々なゲームに影響を受けて作られているゲームなのですが、羽生くんがゲームに没入してるシーンや、魂みたいなものが鳥籠に閉じ込められてるところのドット絵が、moonのキャラの鳥籠っぽかったのでもしかして羽生くんもmoonとかもプレイしてたのかもしれない…あのゲームも何度も根気よく繰り返すタイプのゲームですが乗り越えた先に感動が待っているので是非プレイしてほしいです。今ならなんとSwitch版もあります!(宣伝)


唐突なオタクトークを繰り広げてしまいましたが、ここまで見て下さった方、どうもありがとうございます!

本当にクジャという1キャラクターから辿り着いただけなのに「羽生結弦くん」という存在にこんなに没入するとは思いませんでした。

グッスもちゃっかり買った
クジャ様に同じポーズをさせてみたりもした

これだけの没入感があるし、ミュージカルともスポーツの競技ともコンサートとも違う魅力があり、アイスショーという個々としてのジャンルに一度は触れてみるべき…! 
本人だけでなく、音響、照明、映像、観客のリアクション…全て楽しめる!!
あと、すごく変な楽しみ方かもしれないけど、スケートシューズで氷を削る音とか、ジャンプした時に微細な氷が舞うのが萌えるのでもしかしたら自分が氷フェチなだけかもしれない…です、が!

アイスショー観てみな、翔ぶぞ!

…羽生くん、これから一生推します。

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