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「異邦人」を聴き比べする

こんにちは、異邦人の意味を夫に先立たれた人だと昔は思いこんでいたynnです。
それは未亡人ですね。

早速ですが、久保田早紀さんの「異邦人」について語りたいなと思います。

久保田早紀/異邦人

エドワード・エルガーの「威風堂々」のような奇抜なイントロが強烈に耳に残りつつも、どことなく切ないメロディが聴いていて癖になりますよね!

初めてこの曲を知ったのは、TVドラマ「あなたの隣に誰かいる」のZARDの坂井泉水さんがカバーしている曲を聴いたのがきっかけです。
最近になって久保田早紀さんご本人の曲だけでなく、様々なアーティストがカバーしているものも好きになり、ここ最近Amazon music UnlimitedやSpotifyにて異邦人味くらべ(?)をするのがマイブームになっております。

カバー曲やアレンジ曲ってどんな曲でも「これめっちゃいいな〜!」「この曲は元の曲が強すぎてカバー曲はどれもちょっと印象が薄いな…」「アレンジのクセが強すぎるな…」などなど、本当はシンプルに音楽を楽しみたいので優劣をつけたくないタイプなのですが、頭の中でどうしても原曲や他のカバー曲との比較を嫌でもしてしまう事があります。

例えば筆者はTM NETWORKの曲が好きなのですが「Get Wild」はやはり原曲のインパクトが素晴らしすぎるのでご本人が沢山アレンジされていても個人的には「Get Wild'89」が至高だし、カバー曲でも玉置成実さん、緒方恵美さんのアレンジ以外はあまり…という感じだったりします。

ですが「異邦人」は、どのアーティストも三者三様のアレンジでそれぞれの良さがあり甲乙を付ける事が不可能な唯一無二の楽曲だと私の中で思うのでした。
知っている限りの異邦人のカバーの良さを全てまとめるとキリがないレベルなので、特に聴きやすそうなところを勝手に紹介しようとまとめたのですが、本心は皆!今手元にある全ての異邦人のCDやサブスクで聴ける異邦人を一気に聴き比べして!!一緒に語ろう…そこにしかない良さがあるから!!!!という気持ちです。
是非是非聴いて欲しい!です!!

TAK MATSUMOTO featuring ZARD

やはりまずこのカバーから!
B'zの松本孝弘さん節を感じるギターの味わいをしっかりと残しつつも、坂井泉水さんの優しく力強い伸びやかな声に合うようにアレンジされた一曲になっております。
ドラマの挿入歌で流れた時のインパクトは今でも忘れられません。

Acid Black Cherry

Janne Da Arcのボーカルyasuさんのソロプロジェクト。
Acid Black Cherryはシングルのカップリング曲であらゆるカバー曲を歌っており、カバー曲アルバムの「Recreation」シリーズが4作もあり、ここから学生時代の私が村下孝蔵さんの「初恋」や渡辺美里さんの「BELIEVE」など懐メロにハマる原点になったのでした。
そのアルバムにも異邦人が収録されておりまして、yasuさんの甘い歌声とちょっと近未来感や未知との遭遇感のあるアレンジがとてもカッコいい一曲です!

宮本浩次

エレファントカシマシのボーカル、宮本浩次さんのアレンジ。
イントロを気だるげに大きくアレンジしてきた一曲。
サビの後の高音や、ピアノの音が美しく独創的なアレンジなのに原曲の懐かしさは残してる神業を成し遂げています。

EGO-WRAPPIN'

代表曲「くちばしにチェリー」のような昭和ジャズ感を残したアレンジ。
元の曲よりももっと懐かしさを感じさせる不思議な感じが心地よく、スナックやレトロな喫茶でゆっくり聴きたいアレンジになっております。
何だかかっこいいし憧れる…!(心が子供)

吉井和哉

溢れ出るイエモン感!
異邦人の元の儚げさを捨てて「BURN」や「Tactics」のようなちょっと荒くれた男を感じさせるようなハードなアレンジがとにかく格好良い。
熱砂の荒野を独り歩いているようなイメージを勝手にしております。

デラックス×デラックス

滅茶苦茶マツ○・デラックスに似た人がボーカルのユニット。
ボーカルアサガオさんの力強くも聴いていて気持ちいい声が大好きです。「飼い慣らされたいの」「アゲハのテーマ」なども格好良くてオススメです。
異邦人のアレンジに至っては原曲の良さを守りながらも、ハイトーンの美声やがなり声がなかなかに心地よいです。

中森明菜

やっぱり姐さんの低音ボイスに憧れちゃう…!
こちらも原曲より昭和歌謡チックで素敵なママさんが歌ってくれるバーで特別な夜を過ごしているような気持ちにさせられるアレンジになっております。

徳永英明

演奏に胡弓が使われており、何となく万里の長城やシルクロードの情景が思い浮かぶアレンジです。
徳永英明さんの優しい声やセンチメンタル感もよいです! 

石井竜也

こちらはイントロを大きく変えてきたパターン。
石井竜也さんらしさや米米CLUBらしいリズミカルさを重視して取り入れたタイプの異邦人になっております。

岩崎良美

タッチの人ですが個人的にSound Horizonの人!と勝手に思い込んでます。
おとなしめですが異国情緒溢れるアレンジになっており、海外旅行をした時にすれ違って気になったものの声を掛けられなかったあの人を思わせるようなアレンジになっております。
岩崎さんの優しい声も心に沁み渡る…!

最後に

突発的に書いてしまった記事ですが、他にも小柳ゆきさんやMay J. 雨宮天さん、JUJUさん、原田知世さんなどあらゆる方が歌っており、甲乙どころの騒ぎでないというか、どれも良いので是非是非聴いて欲しいなぁ〜何かをきっかけに聴いて欲しいなぁ〜〜〜〜(渇望)

…という事で今回は一つの曲について衝動的に語り散らしてしまいましたが、そろそろこの辺にしておこうと思います。 

皆もやろうぜ「異邦人味くらべ!」

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