ブルームコンセプト ―コンセプトで世界を変える―

ブルームコンセプトは、Concept-Driven Innovationをミッションに…

ブルームコンセプト ―コンセプトで世界を変える―

ブルームコンセプトは、Concept-Driven Innovationをミッションに活動するイノベーション・コンサルティング会社です。新事業のコンセプト立案からビジネスモデル構築まで手掛けています。

マガジン

最近の記事

連携を生み出し、未来への扉をひらく日本遺産

「六古窯サミット2022 in 信楽」で小山龍介が行った基調講演の要約になります。 日本遺産は、従来、単体で指定していた文化財を、ストーリーでつなげて認定するものだ。この六古窯も、六産地が連携することで日本遺産に認定された。 日本遺産には3つの目的が設定されていた。ひとつは、文化財活用である。ふたつめは、地域活性化。ただ守るだけではなく、それを守る主体である地域の活性化が欠かせない。みっつめは、インバウンド対応であった。 ここで日本遺産にありがちな誤解を紹介したい。ひと

    • 日本遺産にみる文化創造

      2020年11月14日に開催された「文化観光フォーラム in 佐渡・新潟」での小山龍介講演記事です。 「文化創造」フォーラムのテーマになっている「文化創造」は言葉として非常に重要だ思っています。 文化財保護と文化振興は、別々の部局がやってきたという経緯があって、日本遺産に認定されて文化財活動をやっていこうという話になったとき、まずひとつは文化財の部局と観光の部局がなかなか連携できない、もうひとつは、文化「振興」と文化財「保護」がうまく溶け合わない、という問題が出てきます。

      • 小山龍介 出版記念講演 『ケースメソッドMBA 実況中継|03 ビジネスモデル』(後半)

        2020年9月25日に出版された『ケースメソッドMBA 実況中継|03 ビジネスモデル』(小山龍介著/ディスカヴァー・トゥエンティワン) これをうけて10月15日、著者がアドバイザー/ファウンダーを務める一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会主催で出版記念講演(オンライン)が開催されました。後半の質疑応答部分をお届けします。 (前半の記事はこちらからどうぞ) 「本に書いちゃったら次の授業は?」 Eさん:実際の授業がそのまんま本になったのですか。これから受ける授業は

        • 小山龍介 出版記念講演 『ケースメソッドMBA 実況中継|03 ビジネスモデル』(前半)

          2020年9月25日に出版された『ケースメソッドMBA 実況中継|03 ビジネスモデル』(ディスカヴァー・トゥエンティワン) これをうけて10月15日、著者がアドバイザー/ファウンダーを務める一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会主催で出版記念講演(オンライン)が開催されました。この様子をお届けします。 ケースメソッドを体験してみよう小山龍介(以下、小山):皆さんこんばんは。今日は本に書いていない背景をご紹介したいと思っています。書いてないと言いつつ、ちょっと匂わし

        連携を生み出し、未来への扉をひらく日本遺産

        マガジン

        • 小山龍介のイノベーション・トーク
          21本
        • 小山龍介のビジネスモデル講義
          8本

        記事

          川島俊之・小山龍介対談|鎮魂と仏教ーコロナ禍に宗教はどう対応すべきなのか

          川島さんは、もともとは会計監査やコンサルティング会社、ベンチャーキャピタル勤務をしていたバリバリのエリート。名古屋商科大学でビジネスを教えてもいました。今は、高福院の副住職をつとめる一方で、お寺でのワークショップや哲学塾を開催し、新しい寺院の役割を探求されています。こんな経歴の人は日本ひろしといえども、川島さんくらいでしょう。すごい人です。 その川島さんに聞いてみたいことは、コロナ禍における宗教の役割です。医療機関ではないですから、もちろんフィジカルに治療するわけではありま

          川島俊之・小山龍介対談|鎮魂と仏教ーコロナ禍に宗教はどう対応すべきなのか

          島田昭彦・小山龍介対談|京都に学ぶ 「日常」のアップデート―千年を見すえたまちづくりと危機対応

          今回は、京都の地域活性化の仕掛け人、島田昭彦さんに登場いただきます! 島田さんは、伝統に甘んじることなく、本質を捉えた「アップデート」をされてきました。サントリーによる「伊右衛門サロン」やデザインホテル『The Screen』、2015年の大リニューアルで注目を集める京都市動物園など、話題の大型プロジェクトをいくつも実現されています。 地元の人からすると、サントリーなどの大手資本が入ってくることには大きな抵抗があります。しかし、そうした企業との連携によって大きな可能性が開か

          島田昭彦・小山龍介対談|京都に学ぶ 「日常」のアップデート―千年を見すえたまちづくりと危機対応

          上阪徹・小山龍介対談|在宅勤務時代のライティングスキルー副業・自己表現のための生きた文章の書き方

          今回のゲストは上阪徹さん。ブックライターとして数多くの本を世の中に出し続けている超人です! 最近はブックライター塾を開講し、多くのライターを輩出しています。 在宅勤務時代、自宅で過ごす余暇の時間が増えていきます。その時間をもちろん、楽しみにのために使ってもいいのですが、副業や自己表現に使う人も増えています。なかでも文章ライティングは、特別な機材もいらないという意味では、誰もができる「仕事」でもあります。 しかし、その奥行は深い。「いい文章」を書こうとすれば、際限がありませ

          上阪徹・小山龍介対談|在宅勤務時代のライティングスキルー副業・自己表現のための生きた文章の書き方

          午堂登紀雄・小山龍介対談|コロナを乗り切る 個人の新スキルセットーコロナ後のキャリア展望

          投資からビジネススキルまで、精力的に著書を書かれている午堂登紀雄さんをお迎えしてのZOOM対談です。 在宅勤務が当たり前の世界になると、これまでと同じ仕事のしかたが大きく変わりました。それに伴って、「指示待ち」のスタイルではいよいよ、成果が上がらなくなってしまいます。今回はコロナを乗り切るための個人の新スキルセットをテーマに、どんなスキルを身につけるべきなのかを議論します! 危険を察知して、正しく恐れる小山龍介(以下、小山) いろいろなビジネス書がある中で、午堂さんは歯に

          午堂登紀雄・小山龍介対談|コロナを乗り切る 個人の新スキルセットーコロナ後のキャリア展望

          青木優・小山龍介対談|コロナ後のインバウンド ー「新しい日常」への対策と飛躍のヒント

          海外からのインバウンド観光客が絶大な信頼を寄せるウェブメディ「MATCHA」を立ち上げた青木さんに伺いたいのは、ズバリ、コロナ後のインバウンドです。 4・5月は海外からの観光客がほぼゼロとなり、緊急事態宣言が解除されたあともしばらくは大きな影響が残るであろうと言われている海外観光客向けの観光事業。当面は、まずなんとかこの状況を生き延びる必要がありますが、一方で「コロナ後」の対策も着々と進めておく必要があるでしょう。 それぞれの業界でコロナ対策のガイドラインも発表されていま

          青木優・小山龍介対談|コロナ後のインバウンド ー「新しい日常」への対策と飛躍のヒント

          小山龍介講演|アートがひらくビジネスモデル

          今日最後の講演になりました。一日の講演の整理になれば、と思っています。[注1]タイトルは「アートがひらくビジネスモデル」。オリンピアのテーマは「アートがひらくイノベーション」。一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会として、「ビジネスモデルをどこに位置づけるのか」をお話ししたいと思います。 建築物から労働の喜びを見出したジョン・ラスキンまずは、ひとりの人物からスタートしたいと思います。2000年ごろから注目されている、もともとは美術評論家で、いまは経済学者として、また、

          小山龍介講演|アートがひらくビジネスモデル

          石井力重・小山龍介対談|社会変動に向けたアイディエーションー不確実な世界のみかたを変えるアイデア創出法

          今回の対談相手は、アイデア創出のプロフェッショナルである石井力重さん。石井さんは、さまざまなアイデア創出手法を研究、自身でも開発をされており、誰もが再現可能な形でのアイデア創出プロセスの普及啓発を手がけています。 これだけ先の読めない時代において、「アイデア」の必要性はどんどん高まっています。企業のみならず、人類の、ある意味「生存の危機」において、ひとりひとりがもっている創造性こそが、生き延びるための一番の武器となるはずです。このタイミングで石井さんに伺いたいのは、そうした

          石井力重・小山龍介対談|社会変動に向けたアイディエーションー不確実な世界のみかたを変えるアイデア創出法

          lock

          島田昭彦・小山龍介|京都に学ぶ 「日常」のアップデート―千年を見すえたまちづくりと危機対応

          この動画はマガジンを購入した人だけが視聴できます

          島田昭彦・小山龍介|京都に学ぶ 「日常」のアップデート―千年を見すえたまちづくりと危機対応

          マガジン限定

          lock

          吉澤大・小山龍介対談|コロナ対応の財務・税務ーコロナを生き延び、コロナ後に飛躍するヒント

          吉澤大さんはビジネス書の著者としても多数の著書を持つ、敏腕税理士。コロナの危機においても、政府の施策が発表されるたびにリアルタイムにその対策を情報発信されています。こういう状況では、ちょっとした判断ミスが、命取りになります。これは企業もそうですが、個人でもそうです。その吉澤さんに、コロナを生き延びるための財務、税務のヒントを伺います。(小山龍介) 今すぐ高台に逃げよ小山龍介(以下、小山) 吉澤さんは、税務会計事務所の代表をされています。私からすると超ユニークなというか、歯に

          吉澤大・小山龍介対談|コロナ対応の財務・税務ーコロナを生き延び、コロナ後に飛躍するヒント

          lock

          川島俊之・小山龍介|鎮魂と仏教ーコロナ禍に宗教はどう対応すべきなのか

          この動画はマガジンを購入した人だけが視聴できます

          川島俊之・小山龍介|鎮魂と仏教ーコロナ禍に宗教はどう対応すべきなのか

          マガジン限定

          lock

          干場弓子・小山龍介対談|潜在価値を直観する方法―著者のポテンシャルを見抜く価値創造術

          今回の対談相手は、出版社ディスカヴァー・トゥエンティワンを立ち上げられ、編集者として勝間和代さん、小宮一慶さんなど、多くのベストセラー著者を発掘してきた干場弓子さん。すでに有名になっている著者に書いてもらうということであれば、売れる本をつくるイメージは湧きます。しかし、著者がまだ無名であるにも関わらず、干場さんにかかると、その価値がすっと浮かび上がってくる。本当に不思議です。今回、まだ価値が顕在化されていないなかで、どのようにダイヤの原石を見抜くのか、その直観の方法を伺おうと

          干場弓子・小山龍介対談|潜在価値を直観する方法―著者のポテンシャルを見抜く価値創造術

          lock

          上阪徹・小山龍介|在宅勤務時代のライティングスキルー副業・自己表現のための生きた文章の書き方

          この動画はマガジンを購入した人だけが視聴できます

          上阪徹・小山龍介|在宅勤務時代のライティングスキルー副業・自己表現のための生きた文章の書き方

          マガジン限定

          lock