女神との再会-八神純子さんのコンサート感想-

コンサート終了後しばらくは「八神さんまじ女神」しか言えなかったRi*noです。
ようやく冷静さと語彙力を取り戻してきたので八神純子愛について記します。

八神純子の真髄はLIVEにあり!正にこの言葉の通り!!八神純子さんのコンサートに行かれたことのある方は皆さん納得されると思います。

よく「昔と同じ」「変わらない歌声」なんて言われますが、私はそんなことないと思っています。
八神純子さんの歌声は日々進化している。今、この瞬間が最高であり、次に聴く時はより良くなっている。それが八神純子さんだと思います。
コンサート終わりにすれ違った方が「キーが下がっている」と言っていましたが、それは間違いです。八神さんは同じキーで歌うことにこだわりを持っていらっしゃるので下げることはありません。声に深みが増しているので低く感じるのだと思います。八神さん、聴き手の期待に配慮してくれるなんてマジ女神。

さて、コンサートの話。
今回はTERRAをイメージして青系の衣装で揃えたそう。八神さんの衣装は上下同じ柄のタイトなスカートで、ワンピースかと思いましたがセパレートになっていて、お茶目に頭の上で丸を作った時🙆‍♀️などには美しい腹筋が覗いていました。
タイトなスカートでピアノを弾くのは大変そう…と思っていましたが、実はこのスカート、膝のあたりに切れ込みが入っており、座った際に邪魔にならないように仕立ててありました!さすが!そんなところまで見える1列目下手端。堪能♡
そんなことを思いながらピアノを弾く八神さんの後ろ姿を見つめていた私。ふとある疑問が。イヤモニをつけていない??私の席からは耳元は見えなかったのですが、レシーバーがないように見えたのです。この疑問は解決しないままですが、八神さんなら有り得る!
下手からみていると、ピアノを弾く八神さんを見ながらタイミングを合わせてギターを弾く浜口さんがよくみえました。とてもかっこよかったです✨浜口さんのコーラスもなかなかとてもよかったです。
そして今回は男性のドラマーということで、ひぐちしょうこさんの繊細で美しいドラムとは違う良さがあり、全体的にパワフルな印象でした。どちらも好きです。

一日目は12月12日都城総合文化ホール。
数年ぶりの八神純子さんのコンサート。しかも1列目の真ん中。
暗い舞台上、八神さんが下手舞台袖から歩いてこられるシルエットがまず美しい。小柄だけどメリハリのある美しいシルエット。
スタンドマイクの前に立つと視界が明るくなる。目前には八神さん。聞き覚えのあるイントロが聴こえ、1曲目がはじまる。
星が一つ、また一つ…私の心にとけていく。歌い出した瞬間に、私の心は八神純子さんの生の歌声を欲して枯渇していたんだと実感しました。
私はあまり感情を表に出さない方(冷めている?)なので、よくテレビなどで好きな芸能人と対面して泣いている映像をみても「意味がわからない。オーバー過ぎる。」などと白けてしまうのですが、この時、はじめて感動で涙しました。涙がぽろぽろと溢れて止まらなくて。とても不思議な気持ちでした。
1曲目の途中で「みやこのじょうの街へ」を上手くあてられずに、2曲目にいこうとするバンドをとめて「やり直す」と言って笑わせるものだから、笑い泣きみたいになってしまいました。
(バンドをとめてやり直す。これも八神さんのコンサートの醍醐味♪)
MCで、TERRAというCDにはストーリーがあり、はじめて聴く方も本を読むように楽しんでもらえると思う、本を私は読み聞かせるように、語り部として歌うと仰っていました。素敵♡
実際に特に近年の八神さんの曲には物語があることが多いと思います。なので、アカペラで歌う時にもできるだけフルコーラス歌いたいと思っています。
曲を聴くとその情景が目前に広がり、物語に誘われます。
物語の世界に誘うにはまず歌詞が聞き取れなければいけないと思うのです。コンサートで反響音や爆音の中で歌詞を聞き取れるように歌う、一言一言を大切に聴かせるってとても難しいことだと思います。声量がなければバンドの音に掻き消されてしまうし、明瞭に発音しなければ聞き手には伝わらない。でもはきはきし過ぎていると、…なんか違う🤔となります。
そして歌詞がわかれば伝わるというものでもないわけです。
なので、歌の描く物語へ誘うにはバンドの演奏も含めた技術とエネルギーと心が必要だと思うのです。
全てが備わり、心に伝わる、心を揺さぶられる歌がそこにはありました。私もそんな歌を歌いたい。私の憧れるところは八神純子さん。絶対に届かないけど、私はずっと八神純子さんを歌い手として人間として焦がれていきたいと思っています。

都城ではもう一回バンドをとめました。笑
姫は羽衣を羽織り忘れて月に帰ろうとしました。笑
ピンクのラメラメの、(本人曰く、できる限り地味に仕立てた)天の羽衣。笑
本当にかわいいんだから♡

八神さんのコンサートではこの曲でスタンディング٩('ω')ﻭという暗黙のルールがあります。
二日間とも1列目でしたが、都城では真ん中。真ん中で立つと後ろの人に迷惑かな…と思っていましたが、周りの仲間たち(TERRAのTシャツを着た八神ファミリーの皆様)が立ち上がったので、私も一緒に立ちました。(だって、らーいじーんぐ🖐とかしたいんだもん)いや~盛り上がった!八神さんも楽しそうだったから、私も幸せでした。

八神さんのコンサートでは会場でTERRAのCDを購入すると日付けと会場名が書かれた直筆サインがついてきます。ここにも八神さんの優しさが♡開演前に1枚購入していたのですが、MCの中で「1枚だけ誤字ってます」的なことを仰っていて…終演後に2枚追加購入しました。まんまとwちなみに、残念ながら外れました😓←誤字は当たりでしょ?

本当に、最初から最後まで楽しくて、幸せで、満ち足りた時間でした。八神さん、本当に美しくて可愛くて、女神でした。
帰りの車の中(数時間の道のり)で、「八神さんマジ女神!!」「私は今世界一幸せだー!!」と、ずっと叫んでいました。

翌日は鹿児島。鹿児島市民文化ホール。今は川商ホールと名称変更しています。
ここは、私がはじめて八神純子さんにお会いした場所です。また帰ってきてくれて、私は本当に本当に心から嬉しいです。
あれは2015年12月7日のことでした。会社の同僚を誘っての1階最後列。小学生の頃から八神さんのことは好きで、テレビ出演時にはVHSに録画して擦り切れるまでみていましたが、田舎ということもありコンサートにいく機会がないまま大人になり、日々を過ごしていました。あの日、コンサートに行かなければ私は「好き」なだけで終わっていたんだろうな。LIVEで聴いてしまったから、しかもあのコンサートだったから、信者と化してしまったのだろうな。
あの日のコンサートではあるトラブルが発生したんです。なんと、初っ端からマイクの音が出ないという致命的なトラブル。その時、八神さんはどうしたか?なんと、客席に降りてきてくださったんです。そして「12月なのでクリスマスソングでも」と言って地声でクリスマスソングを歌いながら、最後列まできてくださいました。しかも、1番前で歌っても最後列までしっかりと聴こえる!途中で土屋佳代さんが即興で伴奏をつけていて、キーボードはスピーカーから大音量で聴こえているのに歌声も聴こえる。怪物!!笑
その時、客席で握手してもらったのが八神純子さんとのはじめての交流でした。終演後にはCD購入特典のサイン会に並びました。マイクトラブル解消までかなり時間がかかったので、コンサート自体も長丁場となりきっと疲れていただろうと思いますが、かなりの人がサイン会に並んでいたにも関わらずしっかりと目を見て微笑みかけて声をかけてくださった時に「女神✨」と思いましたね。
おかげでその後1年間で9回コンサートに行きました。翌年の冬には鹿児島でディナーショーもあって。もちろん参加しました!コンサート終わりのサイン会で「今度鹿児島でディナーショーするのよ」と、ご本人様から教えていただくという幸せな思い出。

はっ!!脱線が長くなりすぎましたが、そんな思い出の会場での再会は感無量でした。鹿児島では残念ながら演奏をとめることもなく、誤字もなく。でもCDは2枚購入w
鹿児島では1列目ではあるものの端っこの席だったので立っても気を遣わなくてよかったです。
鹿児島のアンコールでは一曲目はみんな立って盛り上がりましょう♪という女神からのお言葉にみんなで起立して大盛り上がりでした٩('ω')ﻭ

楽しい時間はあっという間に終わってしまう。
でも今回のコンサートは1週間経った今でも余韻が残っています。それ程に心が満たされたコンサートでした。
次にお会いできるのはいつになるか全く分かりません。でも、コンサートに行けなくても、遠く離れていても、私はいつも八神純子さんの歌を心に毎日をがんばっていきます。

いや、本当、嫌なことでもなんでも許せる、そんな気分になりました。

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