2004年のスマトラ沖地震とノード軸の移動
2023年7月18日、北ノードが牡牛座から牡羊座へ、南ノードが蠍座から天秤座へ移動します。
ノードは月の交点のこと。日本ではドランゴンヘッド、ドラゴンテイルと呼ぶ占星術師さんが多いです。
ノードは約18年で一周し、元の場所に戻ります。
前回、ノードが牡羊座、天秤座へ移動したのは、2004年12月26日(日本時間)でした。
ちょうどその日にスマトラ沖地震と大津波が起きていました。
インドネシアのバンダ・アチェでは、震度5強から6弱程度の強い揺れが6 - 7分続いたそうですが、被害のほとんどが津波によるものだったそうです。
死者・行方不明者は合計で22万7,898人。地震が発生した時期は、年末やクリスマス休暇のシーズンだったため、犠牲者には日本や欧米諸国などからの観光客も多数含まれています。
スリランカでは、津波で列車脱線事故が発生し、津波に呑み込まれ1,700人以上が死亡し、100人以上が負傷しました。
そのほか東アフリカ(ケニアで2人、タンザニアで10人、セーシェル、ソマリア、マダガスカルでも多数)で合計137人が死亡、ソマリア沿岸で漁船100隻以上が行方不明の報告がありました。
スマトラ沖地震のホロスコープ
以前に地震のチャートを検証しましたが、今回あらためてノード位置確認のためホロスコープを出し直してみました。
前回はノードがmean(平均)だったので、今回はture(真正)で出してみると、ちょうどノードが牡牛座0度でした。
地震の日の夜は満月でした。太陽は山羊座、月は蟹座。
地震発生時は、まだ双子座にいた月は冥王星ともオポジション。
天王星が調停の位置にいました。天王星の調停は、人間の思惑とは違って、奇抜だったり意表をつく感じの調停です。
月は海王星とセスキコ―ドレートで、満月による潮位の変化、津波を表しているように思います。そして月はアウトオブバウンズ(北緯、赤緯が23.26度以上になること)になっていました。
アウトオブバウンズ(OOB)は、近年になって解釈されるようになったためか、日本ではまだあまり注目されていないようです。
天体は、基本的に赤緯・北緯それぞれ23.26度以内に位置していますが、場合によって23.26度を超えることがあります。
北ノードは、IC軸にコンジャンクション。アセンダントにはカイロンが、ディセンダントには土星がコンジャンクションで、南ノードを加えるとグランドクロスになります。
水星&金星を頂点とした土星とNノードのトールハンマーが、人命と生活基盤(ライフライン)の損失を感じさせます。
2023年7月18日蟹座の新月とノード軸移動
ノード軸の移動前後は、人間関係に変化が起きる場合があります。早い人は数か月前から感触があったと思います。
スピード結婚や離婚もあり、転職やライフスタイルの変化、別の意味で亡くなる方も多くなります。
Twitterフォローしている海外の占星術師さんが、今回のノード軸の移動について的確なメッセージを出されていたので、こちらでもシェアします。
私も、牡羊座天秤座の軸では、フロンティア精神が重要なキーになると思います。
新月の詳しい星読みは次回にさせていただきますね。
太陽と月は冥王星とオポジションで、天王星と海王星が調停の位置にあり、クレイドル(台形)を形成しています。
クレイドルはゆりかごの意味で、ゆりかごのようなエネルギーで、「何が起きても大丈夫。守られる」ということなんですが、「何が起きても」というところがミソです。
太陽と月が冥王星がオポジションになっていること、天王星と海王星が調停していることは、ネガティブな見方をすれば地震やあるいは大停電などの障害が起きやすい配置です。
でも、実際にはそういった障害はめったに起きないですが、そういう配置がしばらく(少なくても2週間)続く感じです。
ノードは冥王星とスクエアになり、ノード軸のTスクエアを形成します。太陽と月も加えると少し緩いグランドクロスになります。
そして、2004年の4月19日の日食と、2023年4月30日の日食が同じ牡羊座29度なのも気になるところです。
ノードが絡むと大勢の人に影響があります。
日本とは限りませんが、地震、災害で起きた場合は被害が大きくなる配置のように思います。
16日のアリューシャン列島の地震は、津波の影響がなくてほっとしました。
現在の猛暑や大雨もあなどれないですね。
梅雨前線が北上すると、日本の南方に温かく湿った空気が流れ込みやすい状態になるため、また大雨が降るらしいです。
もうこうなったら、早く秋が来てほしいところですが、冬は冬で大変か。
それではまた。
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