タイタニックのカルマとアメリカ建国の父の系譜*ストックトン・ラッシュ氏
6月後半に海の事故が続きました。
全部を追い切れていませんが、目に付いたところでは、15日(現地時間6月15日午前1時ごろ)ギリシャで難民750人を乗せた船が沈没。18日、タイタン潜水艇沈没。19日沖縄でダイバーが流され一時行方不明。23日カナリア諸島沖で移民を乗せた船が沈没。
この海の事故の増加は、魚座海王星と双子座太陽のスクエアが影響したと思われます。
ギリシャ沖で移民を乗せた船が沈没、少なくとも79人が死亡 - BBCニュース
ルカン礁ダイバー漂流事故、潜水中にロープが外れたか 海上のフロートに戻れずダイビング船が見失う - 琉球新報デジタル|沖縄のニュース速報・情報サイト (ryukyushimpo.jp)
カナリア諸島沖で移民船沈没、30人超死亡か 当局の対応に厳しい目 - BBCニュース
Twitterと夏至の記事にも書きましたが、6月18日のタイタン号事故について調べていてわかったことをまとめておきます。タイタン潜水艇沈没事故
タイタニックの因縁
オーシャンゲート社は、2009年にストックトン・ラッシュ(今回の事故で亡くなった)と、共同経営者ギレルモ・シェンラインによって設立されました。その後、ギレルモ氏は退社しましたが、会社株は保有しています。
ストックトン・ラッシュ氏の奥さんウェンディーさんが、1912年のタイタニック号沈没で亡くなったイシドー・クラウス氏の玄孫だったということが、今回の事故をより因縁深く思わせますね。
先日受け取ったニュースでは、映画『タイタニック』(1997年)でそのイシドー・クラウス氏を演じた俳優のルー・パルター氏(94歳)が5月21日に亡くなっていたということでした。たまたま重なっただけでしょうけれど、再び鳥肌が出るほどの驚きでした。
タイタンとタイタニックは、私たちに何かを伝えようとしているのかな。
映画『タイタニック』を手掛けたジェームズ・キャメロン監督は、CNNの番組に出演した際にタイタニック号の沈没について、「船長が何度も警告されていたにもかかわらず、月明かりのない視界の悪い夜に全速力で氷原に突っ込んだために起きた」と指摘していました。
そう、あの日は新月(ハイブリッド日食)の2日前でした。水星逆行中による伝達ミス、判断ミスがあったことも大いに関係していると思います。
大型船は木星が表します。4月10日、イギリスのサウスハンプトンから出航したときのチャートでは、木星はドミサイルで娯楽の5ハウスにあり、MC近くの太陽とトライン。楽しい旅の始まりでした。
だれもが「神様でさえ、タイタニックを沈めることはできない」と信じていましたが、木星は逆行していました。
沈没の夜、木星はアセンダント寄りの12ハウスに。ディセンダント側には双子座27度の冥王星があり、隠れた危険が近づいていました。
太陽と水星(逆行中)がコンジャンクション。海王星とスクエア。天王星ともスクエアの範囲で、判断ミスや手際の悪さ、混乱を表しています。
太陽の近くに北ノードがあり、多くの人に影響があることを示しています。
冥王星は、魚座25度の月とスクエア。そばには金星もあり「まさか、そんな」と多くの乗客が絶句していたことでしょう。
タイタン号事故のホロスコープ
Astro.comのデータバンクに、タイタン号事故のホロスコープがUPされていました。時間は、最後の交信があった現地時間午前11時15分。
新月の8時間ぐらい後です。
タイタン号は非常に小さな潜水艇なので、水星が該当するかもしれません。
水星(双子座12度)は、魚座7度の土星とスクエア。
そして、この日は太陽と山羊座29度の冥王星がクインカンクスでした。
Twitterで海外の占星術師さん数名が「魚座の土星は、海底のタイタニック号だ」と言っていました。
土星はカルマの星とも言われます。タイタニック号と似た名前の小さなタイタン号を操縦していたストックトン・ラッシュ氏は、「命知らずの発明家」と呼ばれていたそうです。
タイタン号は度々安全性に問題があると指摘されていたそうですが、それを無視していたのですね。タイタニック号のスミス船長のように。
アメリカ建国の父の系譜
ところで、ストックトン・ラッシュ氏について調べてみたら、私的には「ほほう」と目を見開くご先祖に行きつきました。
「ラッシュ3世」ってなんだ?と系譜をたどると、父方の先祖は、アメリカ建国の父のひとり、ベンジャミン・ラッシュ(Dr. Benjamin Rush、1745年12月24日 - 1813年 4月19日)でした。
ベンジャミン・ラッシュはペンシルベニア州の出身の医者、著作家、教育者、人道主義者であり、カーライルにディッキンソン大学を設立しました。
ベンジャミン・ラッシュは、当時の精神疾患治療に関する先駆者で、「アメリカ精神科療法の父」と見なされていたそうです。
ラッシュは、同じくアメリカ建国の父であるリチャード・ストックトンの娘ジュリアと結婚しました。
いやあ、びっくり。ジョージ・ワシントンと家族ぐるみの付き合いがあったリチャード・ストックトンの妻で詩人のアニス・ブーディノット・ストックトン(1736–1801)も興味深く思っていたのです。
また、メリウェザー・ルイスという謎多き人物のことを知って調べていたのですが、ベンジャミン・ラッシュはメリウェザー・ルイスと交流があったようです。
ベンジャミン・ラッシュも非常に興味深い人物です。
悲劇のタイタン号事故を調べていて、建国の父につながるとは思いもしませんでした。
ストックトン・ラッシュ氏の母方の先祖ラルフ・K・デイヴィス(1897年 - 1971年9月19日)は、アメリカの実業家。
ラルフ・K・デイヴィスの妻ルイーズは、慈善家として知られ、サンフランシスコのデービス・シンフォニーホールのパトロンでした。
ここからタイタン号を操縦して亡くなったストックトン・ラッシュ3世につながっていきます。
ストックトン・ラッシュ氏のホロスコープ
そんなすごい先祖を持つストックトン・ラッシュ氏は、子供の頃、宇宙飛行士になって火星に行くことを夢見ていたそうです。
航空と水産に興味を持っており、12歳でスキューバダイビングを始め、18 歳で商業パイロットの免許を取得したが、その後、自分の視力では軍のパイロットになるには失格だと言われ、マクドネル・ダグラス社でF-15イーグル戦闘機の飛行試験技師として働きました。
1984 年にプリンストン大学で航空宇宙工学の理学士号を取得しています。
ストックトン・ラッシュ氏は、太陽が牡羊座10度。不和の女神エリスとタイトにコンジャンクション。出生時間は不明ですが月は水瓶座。
ノード軸と蠍の海王星、牡牛座ジュノーを含めるとグランドクロス。
月と南ノードがコンジャンクションぽい気がします。月とノードがコンジャンクションは、知らない人に恨まれやすいと言われます。たとえば、現在ならネットで見ず知らずの人に攻撃されるパターンです。
タイタン号の事故の報道ばかりで、難民船の沈没が取り上げられないというメディアへの批判も、そもそもストックトン・ラッシュが金儲けのために危険なことをしたせいだと矛先がすり替わっている感じです。
ホロスコープを見た感じでは、ストックトン・ラッシュ氏はイマジネーション豊かで、人が思いつかないようなアイデアを生み出し、実行力もありますが、自信家で風変わりでややこしそうなタイプだったかも。
過去世は、発明家や技術者だったんじゃないかとふと思いました。
トランシットをみると、
ネイタル水星(魚座25度)にトランシット海王星(魚座27度)がコンジャンクション。新月(双子座26度)とスクエア。
ネイタルの北ノード(獅子座16度)にトランシット火星(獅子座16度)がタイトにコンジャンクション。
ネイタルのカイロン(魚座8度)にトランシット魚座土星(7度)がコンジャンクション。
やはり、タイタニック(=魚座土星)に呼ばれたのかも・・・。
ご冥福をお祈りいたします。
ほかの乗客についてはまたなるべく近いうちに。今日はこのへんで。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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