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梅雨の合間に『普賢岳』へ

例年より早めに梅雨入りした九州北部ですが、長い晴れ間に長崎県島原半島に鎮座する普賢岳へ行ってきました。

博多からはつながっていない西九州新幹線、初体験!武雄温泉から諫早まで乗車時間は21分。


ミヤマキリシマの名所仁田峠から登山開始。ミヤマキリシマは終わっていますが、ヤマボウシが斜面を飾っています。この季節の白い花は清々しくていいな~。

樹上の高いところで咲くヤマボウシ。この木だけが花を間近に見せてくれました。

アセビにはシロホシテントウがとまってる。かわいい~。
大好物の岩場もある!
苔むした登山道も気持ちいい。
白いつぼみからピンクに変わっていくグラデーションが素敵。
クチナシのような甘~い香りが漂っているので嗅ぎまくったところ、ついに正体発見!その、なんというか虫を惹きつけるやつを振りまく姿に、何故だか敗北感を感じてうなだれる。

すごく小さな花だけどよく見るとかわいい形。

登山道にはふたつの風穴があります。普賢岳のものは流れ出したマグマが冷えて固まるときにできたタイプだそうで、その名の通り穴の中から冷気をおびた風がヒヤ~っと吹き出しています。天然クーラーの風を全身に浴びてリフレッシュ!

こちらは北の風穴。内部の柱状節理がはっきり見えます。もちろん中には入れません。


風穴から少し先にあったオオヤマレンゲの木。この純白さとうつむき加減が『森の貴婦人』と呼ばれる所以でしょうか?

ここから先は1990年から始まった噴火によってできた溶岩ドーム『平成新山』へと近づいて行きます。看板に書かれた避難経路などの注意事項を熟読して進み、平成新山に一番近いスポットに着いたとたん急にガスが発生。なんも見えん!

さっきまで晴れとったのにね~・・

山頂に到着し、昼食をとっていると次第にガスが晴れて平成新山が荒々しい姿を現しました。ものすごい量の溶岩が噴出されたことが実感できます。

植物が生え始めた姿に希望を感じる。
お昼は私的夏山の定番、冷や汁。濃い目の味噌がカラダにしみる〜。

下山中に見た斜面は色んな緑がキラキラ輝いて美しすぎ。この樹々の海にダイブしたい!

まぁ、ダイブは思いとどまり無事下山です。花や樹々の美しさ、火山活動の凄まじさ、いろんな表情を見せてくれた普賢岳。ありがとう〜!と叫びつつ雲仙温泉へ直行しました。




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