眼鏡屋に行けない就活生

少し前に、ネットで眼鏡を買った。
店頭価格より3000円も安くなっていたから、ネットで買わざるを得なかった。

まあセール価格に浮かれて調光レンズにしてしまったので、結果定価で買うより高くついてしまったんですけどね。
私ってこういうところあるんだよ。

言うまでもなく、届いた眼鏡はなんの調整もされていない生まれたままの眼鏡だから、私の顔にはフィットしない。
サイトを見ると「ネットで買った眼鏡は、店頭で調整できます」と書いてあった。
しかも無料。ありがたい。


なのに、まだ私は店に行けていない。
店に行けていないということは、眼鏡を調整できていないというわけで、それはつまり新しい眼鏡を使えていないということである。

店に行く時間がないわけではない。
実家暮らしだし、アルバイトもしていないし、就活生の中ではかなり暇な方である。
だけど、眼鏡の調整のためだけに出かけるのは足が重い。

「どっか出かけるついでに寄ればいいじゃん」と友人に言われたが、普段の私は眼鏡なんてとても入らないサイズの鞄を使いがちなので、「ついでに」は恐らく不可能である。

なんてね、つらつら言い訳書いてますけれども。
私が眼鏡屋に行かないのは、眼鏡屋に行って店員さんに「眼鏡調整してください」と言うことに無意味な抵抗があるせいだと自覚している。

お金を払わずに「眼鏡の調整」というサービスを受けることにどうしても躊躇を感じてしまう。
ありがたいことなのにね。
「眼鏡の調整500円」とかにして貰えれば行きやすくなるのに…それか、日本にチップ文化がやってくれば。

お金ないくせにね。


「これ書く時間あるなら眼鏡屋行ってこいよ」とは、自分が一番思ってるんだよ。


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