見出し画像

図解まるわかり ネットワークのしくみ  【読書感想文】  なぜ階層にするんですか〜?

★★★★☆
Amazonでレビューしたものです

ネットワークにかかわる技術と機器の役割が理解できる1冊。
LANとWAN、TCP/IPなどのネットワークの基礎知識から、セキュリティまで解説。
新入社員や転職者など、これからIT業界で働く方にもわかりやすい内容です。
見開き1トピックで片面図版なので、わからないところから読めます。
自宅PCでできる実習項目つき。
こんな方におすすめ!
・ネットワーク全体の概要を知りたい方
・ネットワークのイメージがわかなくて困っている方
・ネットワーク技術と機器の役割を知りたい方
・ネットワークを守るセキュリティについても知りたい方

目次
第1章 ネットワークのきほん~ネットワークの全体像を理解しよう~
第2章 ネットワークをつくるもの~ネットワークはどのようにできている?~
第3章 ネットワークの共通言語TCP/IP~ネットワークの共通ルール~
第4章 Webサイトを見るしくみ~毎日見るWebサイトを理解しているか?~
第5章 イーサネットと無線LAN~まずは同じネットワーク内で転送する~
第6章 ルーティング~遠くのネットワークまで送り届る~
第7章 ネットワークのセキュリティ技術~ネットワークを攻撃から守ろう~


1.やさしいネットワークの本を探して

現在IT関係を勉強中です。

先日他のネットワークの本を読んだのですが、私には難しすぎました。

もう少し優しい本はないかな、と探して、こちらの本を読んでみました。

2.そもそもネットワークとは?

”ネットワークとひと口にいっても、広い意味では物流、交通、人脈なども含まれます。網状に構成されているしくみをあらわす言葉がネットワークなのです。本書では、その中でも、コンピュータ同士がデータをやりとりするしくみであるコンピュータネットワークについて説明します。”

最初に出てきたネットワークの説明。
大事ですよねえ、これ。
網状に構成されているしくみ。。網状に構成されているしくみ。。

うーん、わかったようなわからないような。
まあ、でも、ネットだから網ですよね、という理解でここはなんとかいけそうです。

問題は次。

3.プロトコルの階層はどこにある?

”通信におけるルールをプロトコルと呼びます。そして、プロトコルの集まりがネットワークアーキテクチャです。
お互いに同じ言語でないと会話ができないように、コンピュータ同士の通信でも同じネットワークアーキテクチャを利用する必要があります。

そして、コンピューター関係の本を読むにはこういうIT専門用語という言語を知らないと読めないんですよねえ。

”以前は、TCP/IPだけではなくさまざまな種類のネットワークアーキテクチャが利用されていましたが、今ではほぼTCP/IPのみを利用します。”

”TCP/IPでは、「ネットワークを通じて通信する」ための機能を階層化して複数のプロトコルを組み合わせて実現しています。
TCP/IPの階層構造は、下から
「ネットワークインタフェース層」
「インターネット層」
「トランスポート層」
最上位に「アプリケーション層」の4階層です。”

①なぜ階層化する?


私は言いたいです、何度でも。

なんで階層化するんですか。
だからわからなくなるんですよ。
下ってどっち?上ってどっち?

このインターネット層とかは、PCの中のどこにあるんですか?
そんな背高くないですよ、うちのMacBookAir薄いですよ。
そんな4階建とかじゃないですよ。

前パソコンの仕組みの本読みましたけど、そんな4階建どこにもなかったですよ。


他でもこの階層についてはあちこちでみたことがあります。
で、その度にわからなくなって、もういいやってなっちゃうんですよね。

一番下のネットワークインターフェース層には、無線LANやイーサネットが接続されるらしいです。
でもその上には特に接続されるわけではない。

おそらくこの層は、概念的なものでしょう。
会社で言うと、Aプロジェクト、とか、B委員会、とか、。
学校で言うなら、文化祭実行委員会があって、その下に会計係とか、ステージ担当とかがいる感じで、それぞれ協力しつつ役割分担している感じ。
実際にはこのプロトコルは、HDのどこかに書き込まれてはいるけれどどこと決まっているわけではなくて(決まっているかもしれませんが)、必要な時に連携して動き、また動かないを繰り返している。
多分、使う人に近い方で働いているのが上、人よりネットワークの出口に近い方が下なんでしょう、多分。

表現上の問題としては、無線LANやイーサネットという、比較的物理的に目にしやすい部分と、目に見えない働き(実際はソフトだかプログラムだかプロトコルだかが動いてはいるが人からは見えない)が、同じ扱いで並べられていることでしょう。
だから混乱しやすいんだと思います。多分。

とはいえそれはこの本の問題ではないでしょう。
そういう構成だとコンピューターの世界では呼び方が決まってしまっているので、それを紹介しているのだと思われます。

このわかりにくい形式が問題ですね。

②横並びではだめですか?


上下ではなくて、左右ではだめですかねえ?
右が人側で、左がインターネット側。

大きな貴族の大邸宅のイメージで。
荷物のパケットに、主人が居間でHTTPヘッダの宛先をつけて、次に執事が執事室でTCPヘッダの宛先をつけて、玄関で従僕がIPヘッダの宛先をつけて、門で馬丁がイーサネットヘッダをつけて、送り出すみたいな。。

とにかく目に見えないから、実際の働きが見えないから、困るんですよね。


4.今ある仕組みを覚えていくには

こちらの本は、図も綺麗でわかりやすくみやすかったと思います。

それでも、知らない人間には、理解することも覚えることも、とにかく多すぎるんですよね。

今存在して主に使われていて動いているしくみ、その内容をおっていって、理解するのも大変ですし、覚えるのはもっと苦労します。

カタカナと英語ばっかりなんでねえ。

何かいい方法がないでしょうか。。。


著者:Gene (著)
ASIN ‏ : ‎ B07FTHYKGV
出版社 ‏ : ‎ 翔泳社; 第1版 (2018/9/21)
発売日 ‏ : ‎ 2018/9/21
言語 ‏ : ‎ 日本語
ファイルサイズ ‏ : ‎ 40748 KB
本の長さ ‏ : ‎ 374ページ


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?