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百一人目の友達【ちはやふる】について

2022年10月3日に投稿した作品の基本コンセプトや構成、それに伴う演出意図について書かせていただきます。技術的な部分は質問とかがあれば、別途解説しますが、それ以外は、基本的にDaVinci Resolveの部分を備忘録的に別で残す程度になると思います。

1:基本コンセプト

 今回、「ちはやふる」というアニメ化、実写化が両方とも成功している人気作の完結に合わせた制作になりました。自分自身アニメ1期からハマって全巻購入し、何度も読んでは涙してきた原作なので、本当は入れたかったあのキャラやあのシーンがめちゃくちゃ多く、何をメインに据えるかをいつも以上にシビアに考えないといけませんでした。
 そこで、静止画MADとして作るならどこをピックするかというところから考え始め、せっかく原作漫画で作るなら、アニメ化されていない部分をメインとして取り上げ、アニメは見たよという人に原作も読んでみようかなと思ってもらうことを目標として作りました。ただし、自分がMADを作る上で大事にしている「全く原作に触れてない人にもこのMAD内で原作の良さを伝えられるように作る」ということは意識しています。
※以下「原作既読・アニメ視聴済」の方を「既読者」、「原作に触れていない人」を「未読者」として便宜上記載します。

テーマ設定
 
MADのテーマを考える前に、原作のテーマについて考える必要があります。「ちはやふる」の主軸は「綾瀬千早がクイーン(女性のかるた日本一)を目指す」こと(少女漫画なのに主軸が競技でいいのか笑)です。もう少し深堀をすると、「お姉ちゃんの日本一が夢」だった千早が、「かるたに出会って見つけた自分自身の夢(クイーン)」に向かって「仲間と一緒に強くなる」だと思います。そして原作は集大成となるクイーン戦がバチバチに展開されている。原作のメインテーマの部分をこれだけアツく描いてくださってて、ここを取り上げないわけにはいかんだろう!ということで、クイーン戦をラストの山場として使うことに。
 アニメ放送分でも描写はされていますが、3年生になってから原作で特に協調されているテーマとして、「強すぎる若宮詩暢(現クイーン)を独りにしない」というのがあります。ネタバレしすぎないためにも、クイーン戦の勝ち負けとかを明示せずにいきたいと考えていたので、こちらのテーマがぴったりではないかと思い、構成を組んでいきました。
 まとめると、このMADは「自分の夢に向かって仲間と一緒に強くなった綾瀬千早が若宮詩暢と切磋琢磨できるような関係になる」ものです。タイトルもかるた100枚とだけ友達の若宮詩暢の百一人目の友達に千早がなるということで、自分にしては珍しく最初から決まってました。

2:構成

全体構成

基本コンセプトと言いつつ、1でまとめた「自分の夢に向かって仲間と一緒に強くなった綾瀬千早が若宮詩暢と切磋琢磨できるような関係になる」がほぼそのまま構成になっています。それぞれもう少し細かく見ていきましょう。

  1. 序歌~イントロ:夢中になれるものに出会う

  2. Aメロ:かるた部発足とクイーンを目指していることの提示

  3. Bメロ:千早の目標への本気度と詩暢ちゃん(現クイーン)登場

  4. 1サビ:現クイーンの圧倒的強さを体感して千早の目標が具体的になる

  5. 間奏:周りに助けられながら強くなる千早

  6. Cメロ:詩暢ちゃんの掘り下げと最終目標の提示

  7. 落ちサビ(ラスサビ前):これまでの振り返りとラスサビへの助走

  8. ラスサビ:互角の戦いを展開する。仲間がいたからできた成長を示す

  9. アウトロ:これまでの道のりと最終目標がどうなったかの示唆

※序歌は競技かるたの試合前に読まれる百人一首には入っていない歌です。既読者の人には一番馴染がある歌ではないでしょうか?
 このように、どのブロックで何を見せるかを最初に整理し、それから各ブロックごとに置くべきセリフやシーンを決めていくと、いつまでにどの情報が必要かがわかりやすくなると思います。その際、基本的には後ろから決めていくと前半の布石が打ちやすかったり対比構造を作りやすかったりします。

ブロックごとの解説

各ブロックごとに意識したことを述べていきます。
序歌~イントロ
夢中になれるものに出会ったことを示すには、今は夢中になれるものがないことを示す必要があります。冒頭2カットがその役割を担っており、上記した「お姉ちゃんの日本一が夢」という部分については、削りましたが、既読者にはこのカットで思い出してもらえたらいいし、未読者の人にとっては、今後の展開的に省いても伝えたいことに影響ないだろうという判断です。

ちはやふる小学生編の締めでこんなシーンがあります。

 新の夢にかける想いと競技かるたの絵を入れることで、視聴者にとっても情熱とかるたを知るきっかけになっていれば、構成としては大成功かなと。
 そして、千早がかるたに興味を持った理由の一つはもちろん自分と同じ名前の札「ちはやぶる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは」の存在です。これについては、原作を読んでいてずっと疑問に思っていました。「あれ?この札のこと「ちはや」って呼んでる人少なくね?」と。実際競技かるたの解説しているサイトを見ても「ちは」って書いてるし、作中でこの札を「ちはや」って呼ぶ人は主人公千早の影響でかるたを始めた数人だけですし、後半になれば、その人たちも「ちは」って言ってるし、連載初期にありがちな忘れ去られた設定?と思っていました。

末次先生すみません。ちゃんと回収していただきました。これをアウトロで使えばこれまでの道のりを表現できるし、イントロの興味を持ったところと対比構図も作れるし、と心の中でガッツポーズしました。

イントロの間にもう一つ知っておいてもらいたいのが、作中において、「かるたを強くなるということは、かるた100枚と友達になることだ」ということです。これは、強くなればなるほど、大事になってくる部分なので、既読者にも再度意識をしてもらうために、時間を使って表示し、最後に少し白背景にテキストを残して協調したりしています。

Aメロ
仲間を集めるには、まず仲間がいない状態を示す必要があります。(なんかさっきも聞いた)イントロで何回も出した3人の描写から、千早一人になります。

この辺りはスピンオフの中学編の絵も一部使わせてもらいました。

テキストで高校進学すること、中学では仲間がいなかったことを示して、高校の制服に変わった千早のカット→成長した太一、新のカットで再会して、かるた部を作るぞという流れに持っていきます。
新のカットは既読者と未読者で全然とらえ方が違ってしまうかと思いますが、MAD内での大筋に影響はないかなと思っています。

再会はしてますが、新(下の男の子)は遠距離でしかも一時的にかるたから離れているので、
かるた部に入ったりとかではなかったり。

かるた部初期メンバーが千早に与えた影響はホントに大きいので、この3人が入部したよという描写は一人ずつちゃんと入れました。余談ですが、肉まん君(細目太っちょの子)の加入の流れは原作とアニメでかなり違っていて、このMAD内では両方の描写を取り入れています。

かるたをあきらめてテニス部に入った(アニメ版)のをギャグタッチで無理矢理気味に(原作版)かるた部へ引き込む。

部員一覧からクイーン目指しているという描写へつなぎます。

Bメロ
ここで目標となるクイーンを登場させます。1サビの終わりで実際に戦って千早の夢が本物になったというテキストを使うにあたり、今の千早はクイーンを目指しているって口で言ってるだけじゃないの?という風に視聴者に思ってもらいたいパートでもあります。
曲調の変化に合わせて、現クイーンの情報を出します。そしてそれを知らない千早の図。

無駄美人カット大好きなので使えてよかった。
ダメ押しのテキストで、本気で目指してるのか?っていうことを強調します。
そこから近江神宮の風景カットをいくつか挟んで場面転換してクイーンと実際に出会って、対戦するぞというカットで1サビへ。99%の人は初見で読めないとは思いますが、ここで一応それぞれの得意札を書いて、ちはやぶるは「ちは」って呼ぶよという情報も小出しにしています。

個人的にすごく気に入っているカット

1サビ
ここはもうRPGで言うところの負けイベントなのは、わかるかと思いますが、このクイーン想像してる10倍は強いんですよ。その絶望感とそんな中でも折れない千早の心の強さを見せるのがこの1サビです。
また、ちはやぶるが「ちは」と呼ばれるというのはここで描写しないと後で出すタイミングがなくなってきそうだったので、こちらのカットを少し長めに取って入れています。

原作に全くないセリフですが、恐らくどこかのモブキャラが言ってくれてるハズ(それくらいすごいこと)

そして、実際に戦って負けたことで、クイーンになるというぼんやりした目標が、若宮詩暢に勝つという具体的な目標になる=「夢が本物」になります。

間奏
勝つために何をしないといけないのか。周りからのアドバイスをいっぱいもらっている+ずっと素振りし続ける千早を映すことで、周りのサポートと自身の努力で力をつけているということを描写しています。

また、ここでの力のつけ方がラスサビでの周りからもらってきたという描写につながるため、セリフ選びはその内容に合うようなものにしています。本当はもっとほかにも出したいセリフもキャラ(金井桜さんとか桜沢先生とか理音とか須藤さんとか猪熊さんとか渡会さんとか…)もあったんですが、秒数不足でした。自分があと二人いれば2番全部使って描写したかった。
後半は対戦相手を出しながら、クイーン挑戦権獲得までいっていますが、誰といつ戦ったのかは完全に既読者向けの描写です。ただ、最後に襖があいて暗闇に飛び込むことで次のステージへ進んでいるということが伝われば十分かなと思います。

Cメロ
ここで一気に展開を変えて、目標である詩暢ちゃんの掘り下げを行います。1カット目から流れ変わったなと思わせたいのでインパクトと詩暢ちゃん関連で何度も登場するテキストを使いました。

小学生にかける言葉じゃないっすよ伊勢先生ぇ

そして今後の描写で大事になってくる荒野を登場させます。原作でも何度も描写されていますが、競技かるたの道を極めるということは、草木も根付かない高所まで登っていくということ。そこにかるたとだけ一緒にいるのが詩暢ちゃんという状況を出しています。合わせて、かるたの小さな神様と一緒にいるカットで、かるた100首とこんなに仲がいいんだということも示しています。

その後のテキストは、永世クイーンで天才と呼ばれる渡会智恵さんのセリフをお借りしました。詩暢ちゃんと同じような領域にいた渡会さんから言葉がラスサビでの一番重要なテキストへと繋がるようにしています。

原作の該当部分。渡会さんは千早が強くなる最後のピースでした

最後に千早も詩暢ちゃんと同じ荒野に足を踏み入れ、切磋琢磨できるような関係を目指します。

落ちサビ(ラスサビ前)
これまでの道のりを振り返るのに最適なテキストを持ってくることに注力しています。恐らく一番ドンピシャなテキストを持ってこれたと自負してます。

未練たらたらなので、理音と桜沢先生をここで出す

そして歌詞の走れに合わせて詩暢ちゃんのところへ向かって行く千早でラスサビへ

ラスサビ
速さだけじゃなく色んなこと身に付けたことも示したかったので、ここでは色んな取り方をすることを意識してます。

戻り手(上):「はなの」を攻めて、「はなさ」へ戻る
渡り手(下):自陣の「あらし」「あらざ」と渡る

一方的にならないように詩暢ちゃんの取りも迫力強め。

カット数多めに勢いをつけた後に少しゆったりしたところで今回の一番伝えたかったテキストです。実際のところ、「詩暢ちゃんと戦うための~情熱を燃やす場所も」までは原作からこのMAD用に自分なりに千早がもらってきたもの内容を補完してみたテキストだったりします。

顔隠れてしまってごめんね菫ちゃん。お団子書き足ししておいたから許してね。

自分は周りから色んなものをもらって成長できた→だから、きっと詩暢ちゃんも一緒に頑張ったほうが強くなれるし、もう1人になることはないんだよ。という気持ちで作りました。

アウトロ
上記で書いたように序歌での「ちはや」のところへのアンサーを持ってきて、長い道のりを振り返ります。また、最後の風景のカットは千早と詩暢ちゃんがたどり着いた場所を表しています。後で詳しく書きます。

3:演出の意図


各ブロックの中で説明できていなかった、構成全体を通した演出意図といくつかのカットで表現したかったことを取り上げていきます。

足元のカット

今回のMADの中で何度も登場する足元のカットは、テキストと背景で主人公の千早の現在地を表現しています。

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情熱を知らないあたし=まだ自分の夢がない状態
⇒何もない空間
畳でかるたに向かう⇒かるたに夢中になる
かるた部の部室からクイーンを目指す
目標の高さを実感しつつも、そこに向かう様子
詩暢ちゃんを追って高嶺まで登ってきた千早

この演出のゴールは二つあります。
一つ目は、ラストカットのシーンです。

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左向きの足元のカットで反復性を保持しているはず

 このカットは、千早の足元と並んだ影、かるたの取札、荒野に紅葉が流れる川で構成されています。
 千早と並んだ影は詩暢ちゃんのものです。手前の取札かるたの取札は「ちは」と「しの」=千早と詩暢ちゃんの得意札です。この二つは二人が同じ場所に並んで立っていることを
紅葉が流れる川は「ちはやぶる」の歌の情景(からくれなゐにみずくくるとは)を
それぞれ表現することで、今作のゴールである、千早が詩暢ちゃんの百一人目の友達になることができたかの結果を示唆しています。
原作最終巻収録予定の回ではまた違った(もっと美しい)ゴールが見られるので是非そちらもチェックしてみてください。
 もう一つが、高校生の千早が小学生の千早と手を取るカットです。

左:荒野の足元、右:何もない空間の足元

ここまで来たというテキストがどこからどこまでなのかを示しています。

画面配置

今回サムネイルにもしたカットは割とMADではよくある配置かと思います。ですが、今回真横に二人が並ぶのはこの1カットだけにしています。それは、画面内の位置で二人の力関係を表現できないか?と考えたからです。
1サビでは上に詩暢ちゃん、下に千早

試合が始まる前から負けイベントなのです。。。
このカットも原作と反対ですが、上下を意識して反転
このカット、配置のせいでレイアウトが…

ラスサビでは斜め上に詩暢ちゃん、斜め下に千早

個人的お気に入りのカット
少しずつ横に近づけていく

そしてラスサビのラストに二人の手が同時に出てきて、真横のカット→同格になる

この流れは原作のとあるカットから着想を得て作り出しましたが、元素材的に横にしないと上手く入らん!!ってなって泣く泣く捨てたカットがいくつかあり、しかもなかなか意図が伝わるもんでもないので、かなり後悔しました、、、

富士山

富士山の背景はTVに映したような処理を加えています。私の目標と言いつつ、目標の解像度が低い=まだまだ本気で目指してないということの現れです。

その後、詩暢ちゃんと戦って目標が明確になり、富士山を見上げるカットで、現実的な距離感を表現する流れです。

田子の浦のカットから拝借したので、既に着物なのはご愛嬌

詩暢ちゃんの笑顔

超重要なラスサビのテキスト部分。ここの原作絵はこの構図になっています。

このまま縦に置きたいところですが、上記の画面配置の関係で2カットに分けることに。であれば、もう一つくらい意味を持たせようと、詩暢ちゃんの表情を一度真顔にさせてもらって、最後に笑顔に変えることにしました。そうすることで、千早の語りかけに応じるような印象を持ってもらえたらなと。

このMAD内で唯一笑顔な詩暢ちゃん

4:細かい小ネタ

原作ファン向けの演出やちょっとしたこだわりポイントをいくつか紹介

冒頭のまだ自分の夢がない千早の目は他のカットと比較して彩度をかなり落として、くすんだ眼にしています。

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自分の作品では、よく振動を加えて迫力を出すようにしていますが、詩暢ちゃんの取りについては、基本的には画面を揺らさず(1か所だけ背景切り替えとして揺らしているシーンはあります。)、詩暢ちゃんの音のしない取りを意識しました。

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MAD内のかるたは全て3D素材ですが、Cメロラストカット(2分7秒くらい)のカメラワークは実際に自分の部屋で現物の絵札を並べて撮影したものを使用しています。

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40巻の渡会さんが持ってきた配列表や、41巻で千早が並べていたのを参考に実際に詩暢ちゃんの配置で並べてます。

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背景にカットインしてくる瑞沢高校かるた部3年生メンバー。「み」「ず」「さ」「わ」まで頭に浮かんだ人は一緒に「ファイト」って言いましょう。このシーン、泣きました。

取った札から和歌の情景が広がるようなカットを作ってみたかった。選ばれたのは奥山さん(奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声きくときぞ 秋はかなしき)でした。

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札に線が伸びてきて、詩暢ちゃんのカットイン。これは全ての札に紐を結んでいるという詩暢ちゃんの取りの表現です。

その後の一線からの取りは、おばあちゃんの例のあれ

5:リファレンス

KATE 筆先が私を引き出す 30秒
15秒くらいの手の動きに合わせて画面が広がるカットから着想を得たのが、間奏部分の腕の振りに合わせて画面を切り替えるという演出です。元のモーションが気持ちよすぎてマジで足元にも及ばない…。しかも16秒からの流れとかほぼ丸パク(うっ…

『カウボーイビバップ』ティーザー予告編 “Lost Session”
いつか使いたいと思っていた、コマ割りを使った演出。ラスサビの渡り手のシーンでなんとか形にはなったかなと。

その他、いつものPintarestと合わせて、今回はAdobe stockの背景素材にめちゃくちゃ助けられました。和柄のものって海外サイトだとあまり見つからない。。。無料素材でもかなりの数があるので、是非活用してみてください。

6:終わりに

 AniPAFE2022、第6回MCL大会に向けて制作していた本作ですが、ギリギリ間に合いませんでした。大きな理由としては、メインの編集ソフトを変えたことで、トライ&エラーの回数とよくわからない挙動を調べる時間が予想以上に必要だったこと、かるたの準備に手間取ったこと、があります。構成と曲探しは相変わらず1か月以上かかりましたが、それはまぁいつも通り、、、
 特に後者のかるたの準備については、取札のモデリング、100首分の下の句のテキスト作成、近江神宮へ背景画像と映像の撮影。ここまではまだ想定内、、、予想以上だったのは、試合中の原作絵とにらめっこしながら、どの札をどこに置くかをチェックでした。これを試合中全コマ15年やってきた末次先生マジで半端ねぇって改めて思いました。

 ちはやふるはキャラクターの個性がとても魅力的な作品です。今回は千早と詩暢ちゃんをメインに作りましたが、自分が何人もいたらほかのキャラでももっと作りたいくらいです。かるたの3D素材提供するんで、誰か作ってくれませんかね?

 少女漫画の皮を被った(被れてない)熱血青春競技漫画の最終巻は12月13日発売。おまけページとかもきっとあるでしょうから、49巻まで読んでみんなで待機しましょう。


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