子供を比較する事は本当に良くない事?

子育てについて調べると、子供の発達度合いはそれぞれ異なるので、他の子供と比較して悲観しないでおこう、子供の自己肯定感も下がってしまう等の助言がたくさんある。

先日、職場のパパ友と会食をしている際に、「他の子供との比較はしないようにしたいねー」といった会話があった。
「社会は人がそれぞれの強みを活かして支え合い成立しているのに、子育てにおいては比較しないでおこうって超絶難しくないか」と何か引っかかりを感じながらも、
「一般的には比較するのが良くないと言われている書籍・記事はたくさんあるのでそうだよなー」と思いながらその場は楽しく終わった。
その後は、時折その引っかかりが頭をよぎり、随時考えていると私の中での結論が出た。

私は、他者との比較はむしろ積極的に行ったほうが良いのではないかと思っている。
そうすることで、他者との違い(差異・相違点)を特定・理解することができ、更に自身の子供の理解が深まるのではないかと思う。
大事な事は、その違いを受容することだと考える。違い=その子の個性と捉える事、個性を引き伸ばすインプットにすることが大事なのだと思う。

そうするためのポイントは、違いを評価しない事と考える。
おそらく、比較することが良くないと言われる所以はここだと思う。
違いを評価して優劣をつけてしまう事、そして優劣を子供におしつけてしまう事が良くないのだと思う。
大人はどうしてもそれをしてしまう。我々の思考様式のベースになっている事なので仕方のないことだと思う。
評価をして、優劣をつけて、それを提示して、改善していくという、仕事において健全な流れが子供には当てはまらないのだと思う。
そこに至るプロセスの入口に比較があるので、子供を比較することは良くない事という観念ができているのだと考えている。

そう考えるよりも、他者との比較を手段として、自身の子供の違いを積極的に理解することにより、違いの集積した先にある個性が見えてくるのではないだろうか。
個性を一つでも見つけられれば、次のステップ(個性を引き伸ばす為に何をすべきかを思案・試行)に移行でき、更なる成長・飛躍に向けた一歩を踏める。

ただそのためには、比較した結果を受け入れる強さ、子供に押し付けたり・子供を否定する言動を取らない強さが親に必要になるのだと思う。
私は新米パパではあるので、こうやって頭で考えた事を貫けるのかはわからないが、やってみたいと思う。

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