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そもそも強迫性障害ってツライのかい?

少しずつ嫁の確認行為が増えていった頃、私はまだ強迫性障害という名前も、どんな症状があるのかなど全く知識はありませんでした。

会社のオジサンで何度も手洗いをする人がいましたが、潔癖症なんじゃない?と揶揄する程度の知識と認識でした。(今考えるとおそらくあのオジサンは強迫性障害の不潔恐怖だったんだろうと思います。)

おそらく世の中の殆どの人が当時の私と同程度の知識しか持っていない為に
「何度も確認したり手洗いして大変だねぇ、そんなの気にしなきゃいいのにね」
レベルの迷惑度としか捉えずに、統合失調症のような幻覚や妄想に囚われるとか鬱病といった生活に大幅に支障をきたす程の病の内容では無いだろうと思っていると思います。

でも、そうじゃないんです。
強迫性障害は多岐に渡って症状が枝分かれしていく病であり、病気(障害)の全体像が見えにくくなっています。
また強迫性障害の人は、そのタイミング以外はいたってマトモな人が多く、恥ずかしさから他人には症状を見せない様に隠します。
ですから他人から見えているのは強迫性障害の症状のほんの一部分です。ハタから見えるのはとても軽い症状なのです。
結果として他の精神的な病より深刻に捉われないのでは無いかと個人的に思います。

私としては強迫性障害で苦しんでいる方々、この家族やパートナーの助けが出来る様に、各種制度が改定されれば良いなぁと思います。
そのためにも強迫性障害、家族の現実の苦しさ、辛さをこちらで表現していきたいと思っています。

多分関わった事の無い方が殆どだと思いますが家族に強迫性障害がいると本当に辛いです。

その辺を次回から書いていこうと思います。

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