私がイチバン知っている?
こんにちは。
とある人に、久しぶりにバッタリ再会しました。
その人は、あの頃から随分変わったような気がします。
お互い年齢を重ねましたが、そう言う意味ではない変化が感じられました。
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今ではネット販売は珍しくはありませんが、あの頃はパソコンなんて…と言う人がまだまだ多く、況してやパソコンで物を売るなんて…。
まだまだそんな温度感の時期に、その人は既に通販サイトを立ち上げ、物品販売をしていました。
時代の先端を行く彼の技術は、多くの人から重宝されたと思います。
技術が人助けになり、ビジネスになる。
大したものだと感心でした。
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先見の明があった彼は今、東京に本社を置いていると言いました。
へぇ〜東京本社。すごいねぇ。
まぁね。
で、こっちへ帰ってきたの?
いや、本社って言ってもたいしたことないんだ。
だから生活は変わらず、この辺りだよ。
へぇ~で、東京本社?
怪しげな顔つきになってしまった。
しかし、その人は胸を張って「オレはこっちが本業なんだよ」と、言った。
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彼が今、最も力を入れているのは〝支店〟だと言う。
先ず、東京に〝本店〟があり、地方に〝支店〟を展開する。
まぁ、その構図は解るけど…。
実はね、ここらに店があるんだ。
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そう言われたら…ふと、思い出した。
私が初めて店を開業した時、
「この店は、東京から来たんですか?」
と、頻繁に、また多くの人から聞かれたものだった。
「いぇ、私が始めたんです」
と、答えると「なぁ〜んだ」と、人はガッカリと去って行った。
東京に本店がある企業の〝この町支店〟だったらウェルカムだったのか?
そんな、歓迎されなかった悲しい記憶で、私の表情は暗くなったかも知れない。
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すると…私の脳内を見抜いたようにニヤニヤしながら、
なっ!だろ?東京から来た店の方が良いだろ?
ウケるんだよ〜。地方の支店は。
地元民が「私の店」を開けたところで、そんなのまったく興味ねぇんだよ!
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そういう温度感、お前が一番知っているはずだろ〜?
経験者なんだから。
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この話の続きは、またいつか。
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今日は lmk さんより、都会の画をお借りしました。
ありがとうございました。
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