#006 子育て中に本当に欲しいことはなんだろう

2024GW 「コソダテツライ」を乗り越える文具

GWのお休みの日に1本ずつ、子育ての辛さを実際に緩和してくれたり、このタイミングに持っていたらきっと役に立っていたと思う文具の記事を書いてきましたが、最終日の今日は最近経験したことをお話ししたくて、あえて文具から離れます。

私が小学生の頃に男女雇用機会均等法ができました。私が就職した2002年には男女の差がなく求人もされていましたし、給与の差、就ける職種の有無というものもありませんでした。(「一般職」「総合職」という募集はありましたが、女性だからどっちというのはありませんでした。)

今のリタイア世代の方々はどのような働き方をされてきたのでしょうか?
私には知っている知識を総動員して想像することしかできません。なので、常識が違うというところから考えてみました。

私は市内で開催されている、子育て世代に役に立つに違いない(実際に私はとても助かりました)会をひらくボランティアのメンバーになっています。市民勉強会を開いている団体から「パパママ講座を開きたいんだ」と相談がありました。提示された条件は、先方の都合しか考えていないものでこちらからは丁寧にお断りしました。すると、一歩妥協をしたようなメールが届き、それに対して本音をぶつけました。

まず「パパママ講座」という名称がどうなのか。
私が関わっているWebマガジンではNGな表現です。育てているのが性別関係なく、親の場合もあれば祖父母の時もある、もしかしたら血が繋がっていない方かもしれない。事情によりシングルになっている家庭もあります。そんなことを考慮して「子育て世代」や「保護者」のような言い方をすることを伝えました。

次に、男女問わず働いている方が多い中で、仕事を終えてから保育園や学童に子どもを迎えにいきそこから家のことをして、後は寝るだけという生活を送っている方が多いはずです。実際にボランティアメンバーもそういう環境にいました。頑張っている方の中にはその状況下で新たな資格取得に励んでいるスーパーパーソンもいると思います。本当に尊敬します。

ちなみにですが、ボランティアメンバーの子どもは一番小さいのは私の娘(小学3年生)、大きいのは他2名のお子さん(高校1年生)です。

さて、こんな生活をしている子育て世代の方々が、日常生活にプラスし新しいテーマの勉強をしたいでしょうか?(しかも月2回、1年20回の開催と決まっているそうです。その回数も無理とお伝えしました) 答えはNOだと全会一致で意見がまとまりました。

学ぶならばすでに保健センターや公民館等で行われている市民講座(私の住む市では1回から数回開催で完了のものが多い)が十分に機能しています。
また、お子さんの月齢、年齢によって必要な学びは変わってきます。小学生の保護者の方に「おむつの変え方」は必要ないですし、まだ0歳のお子さんがいる保護者の方に「高校受験のポイント」「思春期の付き合い方」は必要ないのです。

やるならば、保護者が子育てから解放される時間、一息つける時間を提供する。
例えば「お菓子を用意して、飲み物を飲みながら世間話や愚痴を言い合う」という会。

終わりの見えない子育てだからこそ、達成感を得られるワークショップをする。例えば「ハーバリウムに挑戦」「お子さんと遊べるおもちゃを作る」といった、教室受講中も夢中になれて、家に持ち帰って再び楽しめるものを作るなど。

市内の様々な子育て世代むけのサークルにお声がけして、自分に向いている講座を探すようなプチ体験会。例えば「ヨガ」「リトミック」のミニ体験をしてもらって、後半は先生を交えてお話をして、自分が参加したい講座を見つけるマッチングの会。

私たちはこれらを提案しました。

最後に、先方にはこのような言葉をかけました。
「あなたが子育てをされていた頃に、仕事とは別に新たに何かを学ぼうという気持ちになりましたか?お忙しくて『休みたい』と思っていませんでしたか?よく思い出してください」
「最近お孫さんが生まれたとおっしゃっていたので、ぜひ、娘さんにもヒアリングしてください。実際にその環境にいる方が身近にいるのですから、ぜひ、アドバイスをもらってください」


返信から10日以上。
まだ、答えは返ってきていません。


上記は、あくまで私とそのボランティア仲間が出した答えです。
十人十色、本当に人によって必要な事柄は違うと思います。
今は、とにかく私たちがご返信したことで何を考えられたのか、とても気になっています。

これで、2024年ゴールデンウィーク投稿はおしまい。
別の機会がありましたら何かしらのテーマでここに書いてみますね。
また、今回書いてみて、「子育てつらい時に助けてくれた文房具」を記憶を辿って書き出してみるべきだと感じました。その作業が他の子育てが辛い方のためになるといいなと思っています。

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