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#15 父の回復と笑顔
2022年3月。1次試験まであと半年を切っていた。
授業は「情報システム」から「法務」に進んでいる。
9月末にステージ4の喉頭がんで1年の余命宣告を受けた父は、10月に手術し、1ヶ月の入院を経て、11月末から自宅療養していた。
声帯を切除した父は声を出すこともできない上に、永久気管孔と言って、のどに穴を開け、そこから肺に直接空気を取り込むようになっていたため、鼻で息をすることもできなくなった。
2022年3月。1次試験まであと半年を切っていた。
授業は「情報システム」から「法務」に進んでいる。
9月末にステージ4の喉頭がんで1年の余命宣告を受けた父は、10月に手術し、1ヶ月の入院を経て、11月末から自宅療養していた。
声帯を切除した父は声を出すこともできない上に、永久気管孔と言って、のどに穴を開け、そこから肺に直接空気を取り込むようになっていたため、鼻で息をすることもできなくなった。