ばーど

東京生まれの50代。 大好きな沖縄に転勤で7年在住。その後2022年から東京に戻りまし…

ばーど

東京生まれの50代。 大好きな沖縄に転勤で7年在住。その後2022年から東京に戻りました。 素敵な風景を眺めて、旅することと歩くことが、好きです。 よろしくお願いします。

最近の記事

旧奥州街道ウォーク④ 喜連川宿→佐久山宿

こんにちは、ばーどです。 2024年5月4日(土)、GW奥州街道ウォークの2日目。 今日は栃木県内の田園地帯を31km歩きます。青空で気温も上がりそう。 1.鶴ヶ坂 内川を渡り、いきなり上り坂に。 フィオーレ喜連川。 JR東日本グループが住宅1990年台後半に売り出した、温泉付き住宅地。 当時は都内の駅や車内に広告を出し(そこで「喜連川」の地名を初めて知った)、鉄道沿線でもないのになぜJRが?と疑問でした。売れ行きはどうだったか?。 実際に近くに来て改めて、鉄道との親和

    • 旧奥州街道ウォーク③ 氏家宿→喜連川宿

      こんにちは、ばーどです。 2024年5月3日(金)。 江戸から白河まで結ぶ奥州街道。初めての「山道」でした。 1.狭間田の一里塚 道中で見かける「●●夜塔」(●●は数字)は、「月待塔」と言われるもの。 例えば二十三夜塔なら、月齢が二十三夜の日に集まり、お経を唱えてたり飲食を共にして悪霊を払う宗教行事を行う講中が建てたものです。 並木という地名ですが、街路樹はありません。 昭和期まで100本以上の松並木があったそうですが、戦時中の松根油採取のために根こそぎ伐採されてしま

      • 旧奥州街道ウォーク② 白沢宿→氏家宿

        こんにちは、ばーどです。 2024年5月3日(金)。 北関東を代表する川、鬼怒川を渡ります。 1.鬼怒川の渡し しばらく進むと、鬼怒川の渡し跡の札。 今は河川敷の草原が広がり、水面は全く見えないが、かつてはここから対岸へ渡し船が出ていたそうです。 対岸までは、橋のある場所まで迂回して、進むことにします。 いよいよ鬼怒川を渡る 渡し船の到着地点を示す目印は見つけられなかったが、河口から88km地点付近と推定し、旧道ルートに復帰します。 2.将軍地蔵 鬼怒川を渡った

        • 旧奥州街道ウォーク① 宇都宮宿→白沢宿

          こんにちは、ばーどです。 東海道、日光街道を歩き終え、その次は奥州街道へ。 江戸から宇都宮宿までは日光街道で歩いたのでその先、終点の白河宿まで、GWの3日間で歩くことにしました。 初日は、宇都宮宿から喜連川宿まで26kmの行程です。 1.<第零番>宇都宮宿 2024年5月3日(金)。 1か月前に日光街道の最後の区間(宇都宮~日光坊中)を歩いた時と同じく、今回もスタートは宇都宮宿。 左へ折れる日光街道と分かれ、直進。 1か月前(4月6日)は時折小雨が降る曇り空で、桜も三分

        旧奥州街道ウォーク④ 喜連川宿→佐久山宿

          旧日光街道ウォーク㉑(完) 今市宿→鉢石宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年4月7日(日)。 150kmのフィナーレは、青空も桜も人混みも、満開でした。 0.朝の今市宿 部屋の真下が、日光街道(左)と例幣使街道(右)の合流する地点。 街道好きにはたまらない風景、朝から堪能です。 昨日の雨も上がり、青空が広がる、清々しい朝です。こんな素晴らしい日にゴールできるのは、最高の気分。 創業280年の渡邉左平商店の銘酒「日光誉」。商店は開店前でしたが、蔵を備えて風格ある立派な店構えです。 敷地内の桜がきれい。駐車場

          旧日光街道ウォーク㉑(完) 今市宿→鉢石宿

          旧日光街道ウォーク⑳ 大沢宿→今市宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年4月6日(土)。 この区間、8割が杉並木です。 ブログの写真も杉だらけ・・・。 1.車両通行不可の国道 杉並木を守る取り組みとして、バイパスの整備とあわせて、生活道路として使われる区間を除く「旧道の車両通行止」を実施。ここからその区間になります。 旧道の国道指定は残されており(バイパスと旧道の両指定)、いわば「車両通行止の国道」です。 江戸から三十三里目。 杉並木の中にあるため、探すのに苦労しましたが、両塚が見事に保全されているの

          旧日光街道ウォーク⑳ 大沢宿→今市宿

          旧日光街道ウォーク⑲ 徳次郎宿→大沢宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年4月6日(土)。 いよいよ日光街道のハイライト、杉並木に出会えます。 1.石那田の一里塚 船生(ふにゅう)街道との分岐点にある、石那田の一里塚。 江戸からちょうど三十里めですが、残念ながらわびしいお姿です。 他の方のブログなどを見ると、塚の草が刈られた写真もあり、このときだけたまたま…ということにしておきますね。 下野国に長く住んだ二宮尊徳が指導して用水路を整備。周辺集落の農耕や生活に大きく貢献したとされています。 街道ウォークを

          旧日光街道ウォーク⑲ 徳次郎宿→大沢宿

          旧日光街道ウォーク⑱ 宇都宮宿→徳次郎宿

          こんにちは、ばーどです。 終着の日光まで、あと4宿。 2024年4月6日(土)~7日(日)の旅。スタートは宇都宮から。 1.鍵の手 前回の中断地点、日光街道と奥州街道の追分までは、バス移動。 この日の朝はあいにくの曇り空で、予報では午後から雨。道中の桜を楽しみながら、日光を目指します。 街道ウォーク、スタートです。 「鍵の手」「枡形」「曲尺手(かねんて)」など、名称ごとの厳密な違いはありますが、城下や宿場の出入口で曲がるようにすることで、城や町を防御する役割があります

          旧日光街道ウォーク⑱ 宇都宮宿→徳次郎宿

          旧日光街道ウォーク⑰ 雀宮宿→宇都宮宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年3月16日(土)。 雀宮の次が宇都宮。「宮」がかぶるこの区間、その由来は・・・。 1.雀宮と宇都宮 雀宮と宇都宮。「宮」がかぶってるな、という程度の知識でしたが、由来を調べると、諸説ある中でも意外と興味深い説がありました。 雀宮は、日本書紀の記述として、御諸別王(みもろわけのみこ)がこの地を拠点に東国を治めたとき「鎮め(しずめ)の宮」と呼ばれた説。 宇都宮は、奥州攻めの源氏勢が二荒山神社で戦勝祈願し「撃つの宮」ことから来た説。 「鎮め

          旧日光街道ウォーク⑰ 雀宮宿→宇都宮宿

          旧日光街道ウォーク⑯ 石橋宿→雀宮宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年3月16日(土)。 国道4号を少しも外れることな、ひたすら進む区間でした。 1.星宮神社 石橋宿を抜けて北上。 この日は、気温18度、晴天、ほぼ無風。 春を感じながら歩く、気持ちよい街道ウォーク日和。 関東の郊外でよく見るチェーン店。栃木県は千葉・埼玉に次いで店舗数3位。 国道4号の歩道を歩く単調な区間で、見つけました。 信号待ちの人が民家の塀に触れているように見えたが、近づくと塀に空いた穴。 歩道が狭く、歩行者が通りづらくなら

          旧日光街道ウォーク⑯ 石橋宿→雀宮宿

          旧日光街道ウォーク⑮ 小金井宿→石橋宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年3月16日(土)。 この区間の旧道は、市役所を貫通したり、「道なき道」だったりと、なかなか興味深かったです。 1.下野市役所 中央線沿線に長く住む自分は、小金井と言えば武蔵小金井のイメージ。 東北本線の小金井は知ってましたが、まだなんとなく違和感ありです(失礼ながら)。 さいたま市に住むある友人は、「小金井は、寝過ごして何度か行ったことがある」と、ここがお馴染みの地のようでした。 足利尊氏の古文書が所蔵され、また将軍家の日光社参時は

          旧日光街道ウォーク⑮ 小金井宿→石橋宿

          旧日光街道ウォーク⑭ 新田宿→小金井宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年3月16日(土)。 新田宿から小金井宿は、わずか2.6km。 1.小金井の一里塚 東西の両塚がほぼ原型をとどめて残っている、貴重な史跡です。 枝が剪定され、葉も落ち、幹がむき出しの姿は、痛々しさよりも、数百年の歴史の証人としての力強さを感じさせます。 両塚の間に立ち、塚木の下で休憩。 かつての旅人と、同じ時間を過ごしてみます。 一里塚の休憩から、さらに北へ向かいます。 2.<第十四番>小金井宿  小金井宿の江戸口も、はっきり

          旧日光街道ウォーク⑭ 新田宿→小金井宿

          旧日光街道ウォーク⑬ 小山宿→新田宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年3月16日(土)。 今日は、小山宿から宇都宮宿まで歩きます。 新幹線だと1駅ですが、在来線で5駅、宿場も5宿。 1.花垣 写真を撮ったり見どころマップを見ていたら、準備中のスタッフさんから「よかったらどうぞ」と紙のマップをいただきました。ありがたいです。 小山宿の北口(日光口)にあたる神社で、今日一日の道中安全をお参り。 そして出発です。 水戸城下と日光(奥州)街道を結ぶ、結城街道。笠間、下館、結城など6宿が設けられ、今の県道26

          旧日光街道ウォーク⑬ 小山宿→新田宿

          旧日光街道ウォーク⑫ 間々田宿→小山宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年2月28日(水)。 今日のゴール、小山宿を目指します。 1.国道沿いの風景 間々田宿と小山宿、どちらも小山市内。 引き続き国道(途中から県道)をたどる、旧街道感が薄い区間です。 こういう時は、幹線道路沿いの風景を楽しむしかないです。 地元に本社があるドラッグストアです。 産業廃棄物回収業の企業が、自社敷地の空き空間を整備したようです。地域貢献の取り組みですね。 この時は利用者はいませんでしたが、子供の遊び場やペットの散歩に活用でき

          旧日光街道ウォーク⑫ 間々田宿→小山宿

          旧日光街道ウォーク⑪ 野木宿→間々田宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年2月28日(水)。 終点日光がある、栃木県に入りました。といっても全行程のまだ半分。 1.とろ屋 一気に「栃木」色が強くなった気がする・・・。 国道の表示に「福島」が出現しました。 渡良瀬川と利根川の合流地手前に設けられ、洪水防止や治水のためとともに、足尾銅山から流出した水の鉱毒対策の目的もあったようです。 それでも現在は、ラムサール条約登録など、水鳥の集まる湿地として注目されていることは、自然との共存が増え、よい傾向です。 野

          旧日光街道ウォーク⑪ 野木宿→間々田宿

          旧日光街道ウォーク⑩ 古河宿→野木宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年2月28日(水)。 古河宿から野木宿は、わずか2.7km。あっという間です。 1.茨城・栃木県境 古河宿の日光口で、県道に合流します。 松波や松浪ではなく「並」を用いていることから、ここもかつては松並木がつづいたのではないでしょうか? 塩滑(しおなめ)地蔵の入口。(お堂は自家用車の奥) お地蔵様の、自分の治したいところに塩を塗ると、治るという言い伝え。 以前沖縄に住んでいたとき、台風続きで外干しができないときなど、御世話になった

          旧日光街道ウォーク⑩ 古河宿→野木宿