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はじめまして。

静岡県伊豆半島のちょうど真ん中。
伊豆市湯ヶ島。伊豆の特産品である『わさび』。そのわさびを栽培農家にご縁あって、静岡県焼津から嫁に来たのが、2012年5月。

現在、小学生と幼児の男子を子育てをしながら、主に、『滝尻わさび園』の広報と、主人の母がつくる、わさび加工品製造の手伝いをしています。

家族は96歳の主人の祖母と主人の両親とひとつ屋根の下、4世帯7人で暮らしています。

「なぜ、わさび農家の嫁になったのか。」

それはただただ、この土地に呼び寄せられたから。
その言葉にすぎない。

静岡県は水産業が盛んな港町「焼津」で生まれ育ちました。
私が幼い頃は、近所になまり節屋さんがあちらこちらにあって、魚の生臭い匂いを嗅ぎながら育ちました。(今となっては懐かしい)
水産業の町でありながら、木工業を営む家に生まれました。
祖父が人形ケースや雛人形や五月飾りの屏風の枠を作る木工業を50歳すぎてから独立して開業。父が継ぎ、小さな工場を営みながら、兄弟4人を育ててくれました。
私は地元の高校を卒業し、介護福祉士の専門学校に進学し、卒業後、10年ほど介護の現場にいました。

伊豆に嫁に来るまでは、ほとんど、土いじりもしたことがありませんでした。
どちらかというと「都会暮らし」に憧れていました。
しかしながら、屋久島の自然が好きで2年で4回来島したり、「クウネル」や「天然生活」、「リンカラン」などの雑誌が好きで、シンプルで丁寧な暮らしにも憧れていました。


主人と出逢って最初に連れて行ってくれたのが、わさび田でした。
まさに屋久島の自然と似た、山々が緑深い景色に、透き通った湧き水。
そして、笑顔が素敵なおばあちゃんが、元気に畑仕事をしている。
たくさんのお野菜を持してくれて、どれもすごくおいしくて。
主人がわさび田を案内してくれた後ろ姿で、「この人について行こう」と決めました。
「まったく無知だった」と結婚を決めてから気づきました(笑)

そして、生わさびについても、漁師まちに育ちながら、主人と出会うまで、食べたこともみたこともなかったです。
お刺身を食べるのも、お寿司をいただく時も、チューブわさびでした。
主人と出逢った時に、お土産に生わさびをいただいて帰りましたが、
・これをどうしたら食べられるのか。
・皮は剥くのか?
・上からするのか。下からするのか?
全く分からず、ネットで調べてまくったことを今でも思い返します。

はじめの頃は、主人とご飯を食べに行って「粉わさび」と分かると全く手を付けないことに、不思議でたまりませんでした。今では私も粉わさびと生わさびの違いははっきりわかるようになりました。
※粉わさびの主な原料は西洋わさびで香りや辛味が全然異なります。

そうした初心の気持ちが、
「もっとわさびのことを知ってもらいたい」
今の私の原動力になっています。


初回の投稿はここまで。

毎日、日々の暮らすをつれづれに書き留めていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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