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狂犬ツアー@釧路に参加予定がまさかのチケットミス。道東の美味しいものとサウナ。

前回、3月の帯広旅行から帰り、間が経たずに、次の狂犬ツアーは「釧路」のお知らせが届く。
釧路といえば、木下斉さんが所長を務める、地域を本気で変える人たちが集まるオンライン研究所「Locally Driven Labs(以下、LDL)」のメンバーである四宮琴絵さんが、釧路で活動をしているので、ぜひ行ってみたいと思っていた「釧路」。
即、参加申し込みし、今回は、余裕を持って早々に航空チケットを予約。
早々予約して、余裕でいたら、まさかの釧路空港行きではなく、「帯広空港行き」の往復券を購入していたことに、羽田空港行きの電車の中で気づく😱💦

すでに釧路空港行きの飛行機は変更できず、帯広空港に行き、帯広空港から電車で釧路へ移動することに💦💦

釧路に行きたいのに帯広空港行きの飛行機に乗っていきます💦
北海道、初ディーゼル車。電線がない線路が新鮮。
帯広駅から釧路駅に向かいます。
帯広駅にしんむら牧場さんのお店があり、気分が上がる。
失敗してもいいことがある。
18:00すぎようやく釧路駅に到着。


釧路駅に到着したのは18:00すぎ。
予定では、釧路港から夕日クルーズ🚢に乗船予定でしたが、それにも、間に合わず、寿司スナックから、狂犬ツアーに合流。

ちなみに、釧路の夕日は、世界三大夕日のひとつにもあげられいるほど、「釧路の夕日が綺麗なまち」夕日が沈む釧路港を、観光船に乗ってガイドを聞きながら巡るサンセットクルーズについてはこちら↓


1.釧路のスナックで本格寿司を食べる。

釧路港からほど近いところにある、釧路の繁華街。スナックやバー、飲食店が入るビルの6階にある「BUKU・BUKUあわ家」さん。
店内は、カラオケもできるスナック。

あわ家さんの入り口。お店のオープンは19:00〜。
女性1人ではなかなか入りにくい。
出てきた寿司のボリュームとネタの鮮度にびっくり‼️
大トロ。めちゃくちゃ美味しかった。
そして、ミンク鯨の赤身とハツ。美味しすぎた✨
鯨が乱獲される理由がわかった。
生命をいただくことを改めて実感する。
とにかくネタが新鮮で追加メニューを頼めば、握ってくれます。すじこも美味。
カウンターに立つのが店主。LDLメンバーのいのださん。普段はオンラインで顔を合わせることがほとんどですが、リアルで会うとまた話が弾みます。
伊豆から持っていったわさびも大活躍。

本当に、スナックと聞くと、スナックのママに会いに行くお店のイメージしかなかったですが、概念が変わりました。
そして、ネタの新鮮さと美味しさにびっくりでした!
鯨の赤身は、本当に生臭さやクセはなく、美味しかった。
生命をいただきました。
釧路に行く機会があれば、ぜひ!

2.つぶ焼き

2軒目は、こちらも釧路名物の「つぶ焼き」。
つぶ貝を特製の出汁醤油で焼き、熱々を食べることができます。
メニューは、つぶ焼き・ラーメン・飲み物のみ。

老舗のつぶ焼き店「かどや」さん。
1回目は店内満席で入れませんでしたが、1時間ほど別のお店で飲んでから行けば、2回目はスムーズに入れました。
目の前で焼いてくれます。貝からぷくぷくと泡があがります。
サッポロクラッシックビールとつぶ焼き。合わないはずはない。
そして、つぶ貝の出汁がたっぷり入ったラーメン。

地元の人も多く立ち寄るつぶ焼きのお店「かどや」さん。
目の前でつぶ焼きが焼けるのを待ちながら、瓶ビールをいただく。〆に「つぶ焼とラーメン」は釧路だからこその楽しみ方。

2日目・絶品チーズとビールを求めて鶴居村へ

2日目。狂犬ツアーは午後から。
午前中は、四宮さんと同じくLDLメンバーであり、鶴居村でサウナ付き貸別荘を営んでいる板さんに、鶴居村へ案内していただく。
今回、ご一緒せていただいた方から鶴居村に、なかなか手に入らない絶品チーズがあると聞き、行く道中から楽しみに。

釧路から鶴居村まで、車で約1時間。釧路湿原を通っていきます。この日は、小雨が降るあいにくのお天気でしたが、晴れていたら、絶景なんだろうなぁ。
ネイチャーガイドもしている板さんオススメの「細岡展望台」

鶴居村に到着。
鶴居村は人口2,500人。主な産業は酪農。ただ、最近では、自然豊かな環境と、釧路空港まで約1時間で行ける立地が人気で、若い世代の移住者が増えているのだそう。
村には新たに作られたスポーツ施設や子ども園など、新築ラッシュ。

外国に来たかと思う、景色。真ん中に噴水があって、並木路が続く景色は、ゆとりを感じます。
2022年10月に完成したばかりの村が運営する屋内スポーツ施設。
ファミスポアップ。
広々とした屋内体育館にスポーツジムも完備。2階はぐるっとウォーキングできるようになっています。
村営の子ども園も新築。
移動途中、たんちょうも観れました!


自然豊かな鶴居村。春夏秋冬で、それぞれ楽しみ方は異なり、来たら1ヶ月くらい滞在したくなる。貸別荘業も成立するのも頷けます。

板さんが運営するサウナ付き貸別荘を見学させていただきました。
まずは、ロシア製のバレルサウナと緑色の北欧風コテージが映えるマナミキャビン。

コロナ禍で観光客がストップ。何かできないかとコロナ禍にフィンランドまで行ってサウナについて学び、ロシアから輸入したバレルサウナを導入し、サウナ付き貸別荘で売り出したらたちまち人気に。
かっこいい。
もともとご両親がこの別荘を見つけて移住。住まいとして使っていたので、過ごしやすさは快適。
ネイチャーガイドをしているお母さまが撮影したという鶴居村でのお写真が並ぶ。センスの良い室内

そして、広大な平田牧場の敷地内にある貸別荘 FOX&CRANE Cabin。
こちらは、建物はオーナーさんがいて、使わない時期を貸別荘として運営。白くてまるいフォルムの建物が魅力的。

白樺などの木々のあいだに2棟の白い丸いフォルムがかわいい。
日本製の五角形サウナ「サムライサウナ」
が設置。
FOX Cabin、それぞれタイプが異なります。
CRANE Cabin。
寝室から外の新緑が見えます。

鶴居村にこんなにもサウナ付き貸別荘があるとはびっくりしました。


クラフトビール「Brasserie Knot」さん

そして、板さんに次に紹介していただいたのは、 クラフトビール工場 「Brasserie Knot」さん。
Knotのクラフトビール工場は、クラフトビール業界では有名なクラフトビールマン植竹大海(うえたけ ひろみ)さんが鶴居村の廃校となった小学校をリノベーションした醸造所。道東限定商品を含め定番は5種類、鶴居村で収穫されたブドウを使ったクラフトビールなど限定商品も随時展開しているクラフトビール醸造所。醸造所には直売所もあり、ここでしかいただけない限定のクラフトビールを買うこともできます。

体育館を醸造所にし、5,000ℓの発酵タンクが林立する。醸造所の奥に直売所があります。
道東限定の「DOTO/ベルジャン・インディアペールエール」すごく飲みやすく、フルーティー。作りたての数種類から選ぶこともできます。
直売所では、美味しくビールを持ち運ぶグラウダーやクラフトビールの著書が並ぶ。
閉校した小学校をリノベーション。

鶴居発、ナチュラルチーズ「鶴居」プレミアムゴールドラベル

鶴居村でここに行けばチーズが帰ると案内してもらったお店が「鶴居たんちょうプラザ つるぼーの家」。

ゴールドラベルからシルバーラベル、リーレツルイ、マイルドラベル、ペッパーチーズなど種類豊富に並ぶ。全種類を少しずつ食べ比べできるお試しセットもある。

鶴居村のクラフトビールとチーズの相性は、抜群で、この2つを食べたくて、また鶴居村に来たくなりました。鶴居村の一番の産業は「酪農」であり、郊外は牧草地が続き、タンチョウにもあえました。やっぱり北海道は規模が大きいなというのを改めて感じた旅でした。
鶴居村のポテンシャルの高さを感じた半日でした。次回は、ゆっくり回りたい。


港まちベース946BANYAシェアスペース
狂犬ツアー@釧路スタート
釧路市長とサツドラ代表取締役社長富山浩樹氏を招いて、パネルディスカッション。
今回会場になった複合施設「フィッシュマンズワーフMOO」釧路港に続く河口の一等地に建つ。

今回、狂犬ツアーの会場になったのは、釧路港にほど近い、複合施設「フィッシュマンズワーフMOO」の一角に、四宮さんが空き店舗を借りて、地元市民との交流拠点を作った。「港まちベース946BANYA(くしろばんや)」。
生まれ育った町に賑わいをと、問題意識をもち、故郷の釧路をなんとか盛り上げたいと、東京と釧路を往復し、拠点づくりをしているLDLメンバー四宮 琴絵さんが、空き店舗を借り、交流・共創スペースをつくり、地域の課題解決や新しい賑わいの創出を呼びかけている四宮さんの行動はすごいと思っていて、今回、946BANYAさんに足を運べて、よかったです。
今回、釧路での狂犬ツアーで、釧路についての話しも伺いましたが、釧路の主な産業は、漁業などの水産業や港湾開発ではなく、石炭と製紙業で栄えたことをはじめて知りました。
そして、行政が区画整備を進めているにも関わらず、新しいビルにも入居者が入らない、廃墟化しているビルと新しいビルが並んで建つ光景を目の当たりにして、「新しい建物をつくれば人が来る」という幻想、「駐車場を完備すれば人が増える」という幻想は崩壊していることを知ることができました。

それよりも自然豊かな鶴居村で、チーズやクラフトビールと言った、けして沢山は作れない、けれどもこだわりを持って作っていく産業が評価されているのだと実際に足を運んで知ることができました。

釧路駅から徒歩3分、平成30年に建てられた10階建のビル。中心市街地のにぎわい再生につながると公立図書館と銀行店舗が同一ビルに入っている。釧路中央図書館は、3階〜7階部分。


駅前から続く広く拡張された道を挟んで、廃墟ビルと入居者募集が貼られた新築ビル

四宮さんと木下所長の話しを聞きながら、今回の学びは、

初動は早くする。
やりたいと思ったら、やる。
これに尽きる。

動いている人には自然と人が集まってくる。情報も集まってくる。若い志がある人たちが集まると地域も変わっていくのだと思いました。

今回、乗船できなかった釧路のサンセットクルーズ、リベンジしにまた来たいです。

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