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飼育日記「めだかのきもち」立夏🌹水遣り&水替え

薔薇の季節到来。集合住宅の大規模改修で、今年は一時期ベランダを空けなければない。昨年から数を絞っているので、水遣りはさほど苦ではない。

ジャクリーヌ・デュ・プレ
ベランダに漂う香りで 咲き始めたと知る

水道水を、毎日、ステンレスの大きな寸胴鍋に入れてベランダに出し、カルキ抜きをして置く。朝、メダカのトロ舟の水を掬って、薔薇鉢にかける。減った分、寸胴の新しい水をトロ舟に移す。

今年の大型メダカ鉢は、日差しをたっぷり浴びて、植物プランクトンが豊富なグリーンウォーターに仕上がっている。けれど余り濃過ぎると、水温が上がりやすくなったり、陽の当たらない夜間に酸素を吸収し過ぎて、メダカが酸欠を起こすという。緑が濃くて、メダカの姿が見えないのも困る。

一日2回、植物の水遣りに使うことで、薄めることが出来る。緑茶くらいの色がいいらしいので、目安にしている。

実は、毎日新しい水を足しているのに、今年のメダカ鉢は何故どんどん濁っていくんだろう、と不思議に思っていた。底砂がやっと見える位の緑色になって、ああ、これがグリーンウォーターなのか、とようやく気が付いた。3年目にして、初めてのことだ。

昨年までは、午後には日陰になる壁脇に置いていた。今年は、冬眠明けに立ち上げたメダカ鉢を、ベランダで一日中陽が当たる所に置いている。2ヶ月の間に、自然に植物プランクトンが発生したのだ。

📖…植物プランクトンの働き:
①メダカの排泄物に含まれる硝酸潮やリン酸塩などの有害物質を、栄養として吸収して無害化する、濾過装置に代わる役割。
②光合成により、二酸化炭素を取り込み、酸素を生み出す。
③雑食性のメダカの食糧になるので、しばらく餌をやらなくても飢えることがない。また、植物プランクトンを食べた動物プランクトンをメダカが食べ、その排泄物を植物プランクトンが食べ…とメダカ鉢に良好な食物連鎖が出来る。…📖

薔薇には植物プランクトンと肥料を含む水が与えられ、メダカ鉢は毎日少しずつ水替えが出来、飼育者の水道代は助かる… win win win の循環でる。

水替えのついでに、ぐんぐん増える水草をトリミング。成長を続けるメダカたちが、のびのび泳ぐスペースを水草が侵食しないよう、気をつけなければならない。これは昨年の反省事項。

昨年は葉ばかりで咲かなかったアサザの蕾
朝 ステムをひょいと伸ばして
翌朝には萎んでしまう 一日花
水草の花はどれも慎ましく 潔い

毎朝駆除しても、翌朝には10〜20匹は見つかる、驚くべき繁殖力を持つスネールをお玉で捕まえる。日当たりが良いので繁茂が進み、水草に絡みつく糸状の緑の藻も取り除く。

夜明けから2時間ほどして、♀の抱卵がひと段落する頃、餌をパラリ。若魚たちが挙って集まってくるので、様子のおかしいメダカはいないか、弱って食べられない子はいないか、チェックする。

この季節の、朝のルーティンである。

             🌹

昨秋 鋸で太い枝を全て切ってしまった
グルフ・アン・アーヘン

ステムを伸ばさず、花が咲かなくなったので、処分しようとすると、「捨てないで!」「まだ咲くよ!」とアピールしてくる薔薇がある。

通常、古くなった鉢薔薇が、根本から新しい枝を出すことは無いのに、丸裸にされた根本から、太いシュートが6〜7本出ていることに気付いた。この生命力に脱帽。花を付けないことで、栽培者にリフォームを促したのかな、とも思える。

グルフ・アン・アーヘンはオールド・ローズのようなカップ咲きの華やかな風情なのに、四季咲きというのが嬉しい現代バラだ。

元気だった頃の グルフ・アン・アーヘン

荒療治が功を奏したのは、過去にもあったけれど、全てシュラブローズで、フロリバンダでは初めてのこと。薔薇栽培はまだまだ分からないことが多く、奥が深い。多花性で花束のセンターを飾る華やかな花が蘇ったのは本当に嬉しい。土替えをしなかったのが悔やまれる。

30年以上咲いてくれる ブライダルピンク
こちらも 思い切った枝切りから蘇った
名前のとおり いい香りの ハニーサックル
昨春入手した苗が 初めて咲いた

ハニーサックル、スカビオサ、桔梗、テイカカズラ…絞りに絞って残したお気に入りの鉢である。増やせるのはあと、バジルくらいかな。

             💒

新婚旅行の名護から 幸せのお相伴に
星の好きなこちらのカップルは カナダへ

若者達の門出が続く。





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