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何も置かない 👘 着倒す

昨日、業者さんに母のベッドを引き取りに来てもらった。東南角の、我が家の中では一等地のスペースがガランと空いた。

そのうちに家具を移そうと思っていたが…この"空き"がとてもいい。

ベッドを置く時、そこにあった家具や道具をかなり処分した。それらが無くても後でまったく困らなかったので、言わば不要なものだった。

何も無いのが気持ちいい。母が遺してくれた折角の空間だ。このままにしておくことに決めた。

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着倒す

"買わないオシャレ"  最近目にして共感したフレーズ。毎年、大量の衣類が処分されているらしい。買ってはすぐに着なくなり、新しい服を買ってはタンスの中身が溢れ…企業も売れ残った服を、誰にも袖を通されないまま処分する。

この寒々とした無駄。そのエネルギーを、地球上に行き渡っていないもの、水や食料や医薬品に差し向けることはできないものか。

すぐに捨てられてしまう服は…

数回の洗濯でヘタってしまう。翌年には流行遅れ。着回しが効かない。捨てるのに躊躇しないくらい安価。

私自身は今、一部を除いて、服を買わない。

セーターなどは数十年買っていない。若い頃、通勤経路にあったセレクトショップで、ボーナスが出ると一点ずつ買ったものが、型崩れせず、毛玉も出来ず、飽きることもなく、今も快適に着ている。

インナー、小物は無印で毎年数点買い足す。他の店で衣類を買うことはまず無い。その他は自作で済ます。季節に数点あれば、着回し出来る。

服を作って、購入してもらうことを仕事にしている者としては…

洗濯を重ねて馴染んでいく、土に還る素材。手持ちのものと組み合わせて、家でも、ちょっとしたお出かけにも着られる、着回しのきく服。これ好き!と感じるものを"着倒す"。とことん着てもらう。

そんな服作りに共感していただけたら嬉しい。



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