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秋を巡る🥾🍂広徳寺〜深澤小さな美術館🍁

秋恒例、あきる野市・広徳寺の定点観察。

集落を見下ろす 広徳寺への登り道 
室町時代1373年創建 藁葺き屋根の総門
堂々たる山門は 江戸中期の再建
おや 上部にはまだ緑の葉が見える
近づくと 早くも散り始めている
並んで立つ 大銀杏 下部にも緑が残る
内から光を放つかのよう 
 この枝は 昼過ぎに吹いた風で 散ってしまったかも

ここ数年は、散った葉でフカフカの黄色の絨毯を踏むことが続いたが、今年は、散り終わる前に来ることができた。緑から黄へのグラデーションが、瑞々しく初々しい。大木なので、てっぺんまで黄色くなるまで待たず、こうして下の方から少しずつ落として行くんだと知る。微かな銀杏の香り。

本堂の裏の池を囲む木立も 紅葉が進む
池から見た 本堂の裏側
草を生やした屋根が 歴史を語って 美しい

寒かったので、お昼は秋川渓谷沿いの黒茶屋に隣接する店で、ほうとうを食べることにする。

連れの食レポは、「美味しいけど、こんなに長く並ぶほどの味ではない」とのこと。残念ながら同感。大好きなカレーほうとうは10数年ぶりだったけれど、あれ?こちらの舌が肥えたかな?お味が少し変わったかも?

 食事の後 隣接の黒茶屋の敷地を散策
渓谷を見下ろすテラス席が あちこちに
入り口にある カフェ・糸屋
年季の入った飛騨産業のテーブル 椅子 ベンチ
夕飯用に テイクアウトのお弁当を購入

しばらく行ってなかった、深澤小さな美術館へ。高台に続く細い道は、冬季は凍結することもあり、美術館は12月〜3月休館。

美術館へのアプローチ
登って来た道をもう少し行くと
五日市憲法の草稿が発見された 深澤家の蔵がある
プリンプリン物語の造形作家・友永詔三氏が
築200年の古民家を改築して作った美術館
2002年open後 今なお改修が続く
入り口ドア 窓 テーブル 椅子 池
全て作家の手になるもの
 コーヒーor紅茶は 奥様手作りのスイーツ付き
ティールームから正面玄関に抜けるドア
外に立つのは 森の妖精ZiZi
駅からの道沿いに立ち 美術館へ導いてくれる
山からの冷たい清水を湛える池 
鯉は早くも冬眠モード じっと浮かんでいる
テラスの背面は 岩を穿った 金魚の集合住宅
前面には強化ガラスがはめ込まれている
今回 うまく撮れなかったので これは数年前の画像
山から滴る清水のせいか 夏も涼しい
11月には 早くも暖炉の薪が赤々と燃えている
居心地良くて いつも長居をしてしまう
初めて見る壁一面の絵
幻想的な女性像は しばしば作家がモチーフとする 

ここでスマホの電池切れ。帰りがけ撮りたかった木目の美しい作品の数々が撮れなかった。休館明けの春先、また訪れることにしよう。

気さくな奥様とのお喋りも楽しみな隠れ里で、外国人の来訪者に初めて会った。しかも、2時間ほどの間に3組も。ついにここも知られてしまった😌

作家の遊び心と、幻想的な世界観に、何時間でも浸っていたい場所である。

里山…古刹…清涼な空気…紅葉…軒先の花々…無人販売所…渓谷…コーヒー…美術館…1日でぐるりと堪能した、いつもの秋🍁

          

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