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忘れ難い旅・出会った人々・今はもう無いお宿🦉
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記事一覧

途中下車の旅🥾「竹の家」🎋端切れ市

朝、股関節のリハビリを終え、少し歩いて帰ろうと、帰路とは反対のホームに降りた。終点で、1…

ずく
4か月前
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秋を巡る🥾🍂広徳寺〜深澤小さな美術館🍁

秋恒例、あきる野市・広徳寺の定点観察。 ここ数年は、散った葉でフカフカの黄色の絨毯を踏む…

ずく
6か月前
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奥会津’23初夏🚃🚃工人まつり🎭

3年間中止されていたイベントが再開することになった。体力気力の減退を自覚しているので、遠…

ずく
11か月前
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布を巡る旅 ②喜如嘉〜石垣島〜宮古島 

芭蕉布の復興と後進育成に生涯を捧げた、人間国宝、平良敏子さんの訃報を知った。 かつて、那…

ずく
1年前
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布を巡る旅 ①韓山〜踏十里 🌿ヤン・ヨンヒ監督

布を巡る旅での、忘れ難い食の記憶がある。 note 「布始末」でも触れた、韓国・韓山の苧麻の…

ずく
1年前
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只見線の旅 🚇 一汁一菜

3年連続で中止になっていた奥会津の6月の工人まつりが、規模を縮小して今月開催された。 知ら…

ずく
1年前
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コサックダンス:Torquayにて

20代のひと夏、イギリス南西部デボン州の街、Torquay で過ごしたことがある。アガサ・クリスティー生誕の地で、多くの小説の舞台にもなった、静かな海辺の保養地である。 6歳のお嬢さんのいる若い夫婦の家にホームステイをして、午前中は、各国から来た人達と共に英語クラスで学んだ。8〜10人程のグループにテスト分けされ、サロンのような居心地良い部屋で、ディベートやディスカッション、ロールプレイなど、充実の時間を過ごした。学生もいたし、キャリアを積んだ社会人もいた。 ある日、ホー

旅の宿…続・陶工が愛した料理旅館

一昨年に続いて訪れた笠間は4月下旬の陽気。 笠間駅近くのお宿だった上州屋さんの建物には今…

ずく
2年前
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旅の宿…陶工が愛した料理旅館

春先になると出掛けて行きたい所がある。 初めて訪れた笠間は、毎年5月の陶炎祭には今や50万…

ずく
2年前
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旅の宿…豪雪地の露天風呂で

山形と秋田を跨いでそびえる鳥海山が、2000mを超える山に登った最後だった。憧れの山を踏破し…

ずく
2年前
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旅の宿…仕舞い風呂

かつて、日本中をテレビに釘付けにした朝のドラマ、「おしん」の撮影クルーが定宿にしていたと…

ずく
2年前
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会津を歩く'21秋

通りまで漂ってくる香ばしい匂いに抗うことは難しかった。創業180年になるという味噌と漬物の…

ずく
2年前
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森の校舎カタクリ

奥会津の町から、9月号の広報誌が送られてきた。 町には、町外の住民が町民証を持てる、"特別…

ずく
2年前

続・奥会津を想う

廃校の校舎のお宿は、各教室に10台ほどのベッドを置いた小ざっぱりした部屋で、入口に[1年2組]と当時のままの表札が掛かっているのが楽しい。 ある年、親しくお話するようになった4人の女性グループと、翌年もまた同室になった。 各地から来ておられるので、どういうお仲間かと問うと、かつて福島県浜通りの病院で同僚だった看護師さん達で、震災後各地に避難した後、年に1回、旧交を温めるために、このまつりで集まるのだと言う。 8度目の引越しで埼玉に落ち着いたという方が、元婦長さんらしい貫