さとる

国家公務員▶︎フリーター 頑張ることが好きです。筋トレ、読書、瞑想に取り組んでいます。 …

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国家公務員▶︎フリーター 頑張ることが好きです。筋トレ、読書、瞑想に取り組んでいます。 様々な書籍を読んで学んだ"書く技術"を通じて、日々の学びや、経験を、皆さんにお伝えします。 私の書いた小説も、随時掲載中です。

マガジン

  • 連載小説「一瞬を切りとる」

    私の連載小説、「一瞬を切りとる」をまとめています。 カメラを学んでいる大学生の栞生と、その親友の礼央を中心とした、大学生の人間関係をメインに書きました。恋愛もテーマの1つです。

  • エクステリアの園

    私の小説、エクステリアの園をまとめています。 若き日に出会った老夫婦と、園芸を絡めたお話になっています。 ジャンルとしては、恋愛に分類されると思います。 若い人も出てきます。

  • 小説「イチブとゼンブ」

    私の連載小説、「イチブとゼンブ」をまとめています。 剣道部の高校生の友情や成長を描いた青春小説です。

最近の記事

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自己紹介&オススメの記事TOP5 【スキの多い順】

自己紹介&記事紹介は過去にも行なっています。 しかし、前回の自己紹介&記事紹介が4ヶ月前ということで、今回再び行なってみようと思います。 自己紹介についてはあまり変化がありませんが、記事紹介については色々と変更があるので、ぜひ見ていってください。 ①自己紹介 ・経歴 法政大学→国家公務員→フリーター ・資格 MOS Excel 2016、簿記3級、簿記2級、TOEIC 600点 ・趣味 筋トレ(歴:約3年半)、瞑想(100時間ほど)、読書(100冊ほど)、散歩 な

    • 連載小説「一瞬を切りとる」⑥【最終話】

      昼食の時間になると、みんなで居間に移動して、ちゃんこを食べた。慎ちゃんの作るちゃんこは、優しいが、しっかりと味が付いていて、とても美味しかった。 食事中、菅親方が栞生に話しかけてくれた。眉が太くて、豪快な印象のある菅親方は、よく喋り、よく笑う人だった。 「慎太郎は、昔からずーっと頑張ってきたんだよ」 しんみりとした様子で、菅親方がそう言った。 栞生は、周りの力士の方々が思い思いに頷いている様子を見て、この言葉は本当なのかも知れないと思った。慎太郎は、神妙な面持ちで、菅

      • 連載小説「一瞬を切りとる」⑤

        写真コンテストの発表の日、夜に電話をしたのを最後に、礼央とは連絡が取れなくなった。 栞生は、高校からの友人である礼央のことが心配だった。彼女が将来の不安を抱えていることは知っていた。今回の件で、自分に嫉妬しているのではないかという思いを、心の片隅に抱いては、知らないふりをした。自分の浅ましさに、嫌気がさしていた。 落ち込んでいく気分と裏腹に、山之手新聞の授与式に参加したり、昔の友人から久々に連絡が来たりした。 ある日には、イベント運営会社の小野さんという人と面談をしたこ

        • 連載小説「一瞬を切りとる」④

          初夏が過ぎて、暑い夏が来た。礼央の大学では期末テストがあり、それが終わると長い夏休みに入った。 夏休みに入る最後の登校日、礼央は、栞生と大学の近くのカフェに足を運んでいた。 目の前で、ストローを咥えてアイスコーヒーを啜っている栞生は、たぬき顔と言われる礼央と違って、大人びた顔立ちをしていた。黒のビスチェに、白と水色のストライプのシャツがよく似合っていた。 「この前さ、写真コンテストに写真送ったんだ。山之手新聞が開いてるやつ」 栞生は、なんでもないような様子でそう言った

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        自己紹介&オススメの記事TOP5 【スキの多い順】

        マガジン

        • 連載小説「一瞬を切りとる」
          6本
        • エクステリアの園
          6本
        • 小説「イチブとゼンブ」
          9本

        記事

          連載小説 「一瞬を切りとる」③

          青梅駅で特急快速に乗り換え、3人は奥多摩へと向かった。途中、ふと顔を上げると、豊かな自然とハッとするような青空が目に飛び込んできた。東京とは違う景色が、車窓の向こうに広がっていた。 奥多摩駅に着くと、3人はお目当てのキャンプ場へと足を運んだ。 都心のビルの何十倍もの高さがある山々を遥か向こうに見留めながら、大きな鉄橋を渡った。栞生には、自分の足元の地面までが広くなってしまったように感じられ、顔を殴りつける風に吹き飛ばされてしまうほど、自分がちっぽけな存在に思えた。 鉄橋

          連載小説 「一瞬を切りとる」③

          連載小説 「一瞬を切りとる」②

          学部でカメラの技術を学んだり、休日に写真を撮りに出掛けたりしているうちに、あっという間に、約束の5月15日になった。 栞生は、貫一とその友達との待ち合わせ場所である東京駅に着く前に、品川駅で礼央と合流した。 「やっほー!」 薄っすら黄色いフワフワのトップスに、ターコイズブルーのロングスカートを履いた礼央が、改札の向こうで待っていた。 礼央は、栞生の高校からの友人だった。学部こそ違うものの、教科が重なれば一緒に授業を受けることもあった。 「お待たせー!」 栞生もかけ

          連載小説 「一瞬を切りとる」②

          連載小説 「一瞬を切りとる」①

          ビルの手前にある木々が、明るい緑の葉を風に揺らめかせている。 オレンジがトレードマークのJR中央線に乗って、栞生は通っている大学に登校するところだった。 最寄駅に着くと、異様に狭いホームに足を踏み出す。 この駅で降りる度に、なぜここのホームは、通常のホームの2分の1程度の幅しかないのだろうと疑問に思っていた。 周りを見渡すと、黒いスーツに身を纏った人々の、黒い頭が見える。 栞生は、人混みに流されながら、青い手すりのエスカレーターに足を踏み込んだ。 まだ、身体中に血

          連載小説 「一瞬を切りとる」①

          小説 受験の季節 4/4話【最終話】

          ←1話目に戻る 何が気に触るんだろう。 俺は、疑問の渦に呑まれながら、勇気を出して聞いてみた。 「何が、気に触るんだよ」 「お前の、必死に頑張ってるところ」 頑張ってるところ? 俺は混乱した。今までに、頑張ってることを蔑まれたり、攻撃された思い出はない。友人からとなると、尚更だ。 「なんだよ…。いいだろ、別に。ほっとけよ」 俺の口から出たその言葉を聞いた謙介は、途端に悲しそうな顔になった。 そして、少し黙った後、おもむろに口を開いた。 「お前さ、頑張れなか

          小説 受験の季節 4/4話【最終話】

          小説 受験の季節 3/4話

          ←1話目に戻る 勉強漬けの冬休みが終わった。俺には最近気になることがあった。 「よぉー」 学校の廊下ですれ違った本城謙介に声をかけるが、向こうは無視である。 まっすぐ前を向いたまま、視線を合わせようともしない。 謙介は、同じ3-Aの同級生で、剣道部に所属している俺の友人だ。 ストイックだが、彼の考え方とか話が面白くて、よく一緒に居たのだが、最近全く話さなくなった。 スタスタと歩いていく謙介の背中を見ながら、何か悪いことをしたのだろうかと自問してみる。 そんな中

          小説 受験の季節 3/4話

          小説 受験の季節 2/4話

          ←1話目に戻る 夏休みが終わり、長袖で登校してくる生徒も増えて来た。 授業が始まる前、なんとなく、ぐるりと周囲の様子を探ってみる。 懸命にノートに何かを書いている女子、一対一で単語帳から問題を出し合っている男子生徒。 その一方で、スマホゲームに夢中な3人組もいるし、寝ている女子生徒もいる。 このクラスも、大分雰囲気変わったなぁ… そんなことを思っているうちに、授業開始のチャイムが鳴った。 下校の時間になり、廊下の窓から、サッカー場でサッカーをしている後輩を眺めな

          小説 受験の季節 2/4話

          小説 受験の季節 1/4話

          「はい、では今日の授業を終わります」 先生がチョークを置くと同時に、学校のチャイムが鳴り響く。 ジーッと黒板を見つめながら、身じろぎできない自分に気がついた。 あーあ、やっべーな。 3-Aと書かれた表札のあるクラスの真ん中らへんで、鞄に教科書を詰め込みながら考え事をしていると、同級生の中条亜由美が話しかけてきた。 「ゆーくんは、どこの高校受けるのー?」 カールのかかった髪をふわっとさせながら、大きな目でこちらを見ている。 「俺?堅城高校だよ」 言ってしまってか

          小説 受験の季節 1/4話

          神奈川県立図書館 新本館をご紹介します。【桜木町駅 徒歩13分】新しい/オシャレ/便利。

          この記事では、2022年 9月1日にオープンした神奈川県立図書館 新本館をご紹介します。 神奈川県立図書館の新本館は、約1年半前にオープンしたばかりということもあってかなり綺麗です。 読書が好きな人なら1度は訪れたいポイントがいくつかあります。 ① 静寂読書室 まず、「静寂読書室」という部屋があります。 ここは、他の作業スペースなどと隔離されており、静かな環境で本を読むことができます。 私も、よくここを利用させて貰っていますが、他の作業スペースが一杯のときでも空き

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          80冊のビジネス書を読んだ人間の"読書法"。【読書に興味がある人向け】

          この記事では、80冊のビジネス書を読んだ私の"読書法"を紹介したいと思います。 ・薄っぺらな理解から入る 本を読む理由は人それぞれだと思います。 ですが、ここでは、"必要な知識をインプットすること"を目的だとします。 必要な知識を手に入れようと思うと、当然ですが、知らない内容ばかりが目に入ってくることになります。 それなので、まずは深く理解しようとしないで下さい。 「へー」とか「ほー」レベルで良いので、どんどん読み進めて下さい。 そして、1冊読み切ることができた

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          家計簿を2年6ヶ月続けて分かった、家計簿のメリット3選。

          この記事では、家計簿を2年6ヶ月続けた私の見つけた、家計簿をつけるメリット3選を紹介したいと思います。 ・節約志向が身につく 家計簿をつけるとなると、何かを購入するたびに、記録を取る必要が出てきます。 この、1回1回記録を取るという行動によって、自分が何かを購入しているという自覚を得ることができます。 例えば、今までなんとなく買っていたチューイングガムも、「チューイングガム 120円」のように、家計簿に記録することになります。 その結果、「あっ、自分は今ガムを買って

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          投資の本を15冊以上読んで、分かった5つの事。【NISAを始めたい方へ】

          最近では、投資の需要が高まっており、「NISAを始めてみたい」「投資に興味がある!」という方も増えているのではないでしょうか。 この記事では、私が、投資を勉強して、分かった5つのことを紹介しようと思います。 ・NISAは超簡単 まず、NISAのやり方ですが、その方法は超簡単です。 SBI銀行で証券口座を開き、NISAの枠内で欲しい銘柄を選ぶだけです。 詳しいやり方はネットで調べれば出てくると思うので、そちらに譲らせてもらいます。 私の場合は、申請から実際にインデッ

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          読書を習慣化させる8つの方法。

          今回は、"読書を習慣化させる8つの方法"というタイトルで記事を書かせて頂こうと思います。 先に申し上げておきますと、1〜3の方法については無料で、4〜8の方法については有料で公開という形にさせて頂きます。 1.カフェを活用する。 「読書を習慣化したいけど、家にいるとついダラけてしまう…」 「人の目が無いと集中できない…」 そんな方は、家を飛び出し、カフェで読書をしてみましょう。 カフェは、適度に人の目がありつつ、且つ自分の世界に没頭できる場所です。 そんなカフェ

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          読書を習慣化させる8つの方法。