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B'zは偉大と再確認する花見 2023/4/1


おいおいおい、今日から4月って、マジかよ。
企業で人事をやっていた頃は、4/1と言えば新卒の入社式で、この日を迎えるためにあらゆる神経を使いまくっている日々だった。新卒採用は1年半~2年がかりの大きなプロジェクトで、投下する予算も膨大。無事に内定者が入社するまでを見届けるのはかなり感慨深く、4/1の夜はいつも抜け殻のようになっていた。
いや、翌日からは研修の嵐なので、そんな暇も無かったか。


さて、今はのん気にフリーランスで今日は土曜日!!
お花見クルージングに誘っていただいているのでウキウキ出かける。クルージングというととてもリッチに聞こえるが、ひとり数千円ほど出し合同で船を貸し切る気軽なもの。

船室の屋根の上に座るスタイル。普段はここをステージにしてイベントなどやるらしい。
文章で語らずとも、写真を見ればその素晴らしさは伝わるだろう。書くけど。


中之島から天満までの川を往復するコース。この航路中、川伝いに桜の木が植わっている。それもずっとだ。完璧なお花見コース。

ポワッポワに花をつけた桜の枝は川面にせり出していて、船はそのスレスレをゆく。もちろんビール片手に参加しているわけだが、このわたしが飲むのを忘れる(というかペースが激遅くなる)ほどに見惚れる風景だった。時折空に出現する飛行機がまた良い。

川沿いの桜の下ではいろいろな人がお花見宴会中。橋の上にいる人は桜をニコニコ眺めている。我々は船上で最高の気分。登場人物が全員機嫌上々なのだ。「おーい」「やっほー」「飲んでる~?」「ナイス花見!」などと声を掛け合いながら手を振りまくる。関西人らしくノリの良いレスポンスも多々もらう。
90分の船旅の間「きれい」「最高」以外何も語り合わずただ眺め、手を振り、飲んでいた。ほぼ初対面の10名弱がなんの情報を交換することもなく、だ。メンバーのひとりが、これが選挙だったら当選できちゃうくらい手を振った、とも言っていた。

オーディエンスがとても良い船旅だった


この船は、デッキだけではなく船室の屋根の上に登れる仕様。高い目線で水上の風を切って進む解放感と心地よさは忘れたくない感覚だった。またぜひ行きたい。

船後方にてひとりポツンと飲むわたし

川の上には他の船も出ていた。船の先頭部分にわんちゃんを乗っけている船や、本気のセレブ感あふれるクルーズ(ワイングラス持ってた)など色々だ。その中の1隻、結構な大人数の屋形船がカラオケを楽しんでいた。こちらにまで伝わる大盛り上がりっぷり。我々に手を振ってくれる。もちろん、手拍子で呼応する。我々も一緒に歌いたいが、かすかにしか音が聞こえない。その時マイクを握った彼がこちらに届くような大きな声で歌った。

彼「そして~か~がやく」

間違いない。全員瞬時にすべき相の手を判断。

彼「ultra soul!」
我々「イェー!」

2隻がすれ違う一瞬の出来事だったが、見事な一体感を見せられたと思う。拍手を送り合って船が離れていく。あの人たちには、なんか元気でいて欲しい。


しかし、B'zはすごいな。
大して好きじゃなくても、どんな世代でも性別でも属性でも、みんな「ultra soul!」と言われたら「イェー!」と返すだろう。国民的合いの手。市民権を得ている合いの手。合いの手の最大公約数。


我々の船も、船長が演奏アプリでさくらに関連する曲をピアノ演奏してくれた。森山直太朗のさくらをみんなで合唱して大変感動したのだが(1名思わず涙している人もいるほど)、わたしはどうしてもウルトラソウルの方に持っていかれて日記がこうなった。

船長の演奏と合唱も本当に良かった


その後、みんなで酒場に移動して色々なことを話した。主に関西のスタートアップ企業を支援するようなお仕事をしている人ばかりなので、お話がとても刺激的。勉強までさせてもらうなんて、すごい1日。

解散後、ひとりでハイハイタウンで2次会、酔っぱらってカラオケに行ってしまった。いや、わたしって…本当に……。
でも楽しかった。



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