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夜の散歩と酒場とわたし 2024/5/17


晴天/午前中/洗濯を干す

この最中の万能感というか、多幸感というか、勝ち組感は日常ドーパミンの中でも突出して秀でたものだと思う。わたしは早起きがとっても苦手なので、10:00台に身支度が済み洗濯まで干しているなんてもう大優勝なのだ。

無事優勝もして、洗濯機稼働音のリズムをBGMにメールを返したり、うとうとしたり、お茶をいれたり、小さなタスクをゆるりと片づけ続ける、なんだか優雅な気分の日中だった。


夕方になりTEMUで注文した品がいくつか届き、開梱して仕分けして組み立ててと家の収納をアレコレしてたら、勢い余って新しい棚をAmazon購入してしまった。ずっとギリギリでどうにかしていたキッチン収納の崩壊を、これ以上見て見ぬふりしてはならぬ!と収納用品を追加する、という解決方法に乗り出たのだ。捨てないのだ。


夜になり少しおなかが減った。
フラフラと家を出て桃谷へゆき、鶴橋へ戻り、上本町へ歩き、また鶴橋へ戻った。

この間に、最近営業していない様子の好きな店の状態を確認したり、行ってみたいお店の様子をのぞいてみたり、自分が今なにを食べたいのか探してみたりと気持ち忙しく散歩した。

しかし入りたい店はほとんどいっぱいで入れなかったり、あの料理は食べたいけど店主と交流したくなかったり、とワガママに漂流していたらどんどん時間は経ち、選択肢が狭まっていく。もう家で缶ビールを飲もうと路地を歩くと、最近行ってなかった酒場に席がありそうだと扉をひいてみたら入れるようだ。あーやっとビールが飲める。どーしても食べたかったマグロ山かけを注文してメニューを眺める。店は元気なグループ客が複数いて、両サイドの方々もトークが盛り上がっている。あーそうだ、この店はなんでも美味しいんだけどいつもすごく賑やかなんだった!しばらく行かない店の特色って忘れたりするよね。
アッパーな空気の中、おいしいつまみで瓶ビールを2本飲んで席を立つ。途中で店のBGMが大瀧詠一の恋するカレンでアガったなー。

そのまま帰ればいいものを近所のバーに寄ってしまう。余計な散財な気がするが、本が読めたし、静かに締められたし、ヨシとしよう。


今日のこれってさ

先述した、しばらく行ってない酒場の特色を忘れるって、友達とかもそうだよなと思う。
しばらくぶりの人と会うと、相手の話し方、癖、空気を思い起こして「そうだそうだ、こういう感じなんだった」ってなる。そしてそうなるのって大抵がネガティブな意味合いで、最近会ってないからと酔った勢いで遊ぶ約束すると、疲れ果てたりする。


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