20代実家暮らし、フルタイムパート始まります

前の仕事を3月で辞め、4月から無職として生きてきましたが、今日、新しい職場に行き出勤日を決めてきました。

新しい職場では、フルタイムのパートとして働くことになりました。
今までは、出勤日数が自由なパートアルバイトと、週5日8時間勤務(週6勤務のところもありました)の正社員としての雇用形態でしか働いたことがないので、働き方や福利厚生の仕組みなど分からないことが多いです。

色々な職場で働き、何度も新人になってきましたが、いつになっても初めては緊張しますし、足どりはなんとなく重いです。

「ああ、また働くのか」と不安な気持ち半分、「ようやくまた働ける」とホッとする気持ちが半分です。



以前の私にとって、働くことは「自分の存在する意味を証明するもの」でした。

働くことで、誰かの役に立つことができ、お金を手にして誰にも迷惑をかけず生きていくことができる。
20年の人生から導き出した答えを、偉そうに誰かに語っていたこともありました。


数ヶ月前、医師から「あなたは適応障害なので、明日から休んでね」と言われました。
休職を会社に願い出ましたが、制度がなかったため、「出勤する」か「辞める」かの2択から決断するよう言われました。


結果、働くことを辞めてしまいました。



実家に戻り、無職で実家暮らしのニートになりました。

自分の中で揺るぎない考えである、「自分の存在する意味を証明するもの」が無くなってしまったのです。

私は存在する資格がないと思いました。


家族がどんなにあたたかく受け入れてくれようと、友人がどんなに慰めてくれようと、毎日毎日、暇さえあれば自分をボコボコに責めました。心の中で、実際に声にも出して罵りました。

暇があってはいけないと思い、夕食の支度と部屋の掃除と庭の草むしりと、語学の勉強をしていました。疲れて気力がなくなれば、また自分を責めました。



そんな、どん底だった自分を救ってくれたのは、
武田友紀さんの本たちです。


武田さんの著書の1冊である「繊細さんが『自分のまま』で生きる本」には、自分を責める自分のことも、休んでいることも、どちらも肯定してくれるような内容でした。
まるで今の私を見て、隣で語りかけてくれているように、私の心を穏やかにしてくれました。


仕事が決まった今でも、一日に一回は自信を失くします。
それでも、本に出会う前よりはずいぶんマシになりました。
落ち込んでるな、と感じれば縋るように本を開き、武田さんの言葉たちを頼ります。


少しマシな自分になれたのは、つい先週からです。いきなりの出来事に、どん底まで落ち込んでしまうこともあるけれど、たった1週間で人の心は前向きになれることも知りました。


今日、これから一緒に働く方たちと軽くご挨拶ができました。皆さんとても優しそうな雰囲気でした。

でももしかしたら、また上手くいかないかもしれない。実際に働いてみないと分からないことはあると思います。

それでも、第一印象で感じた雰囲気を信じて、初出勤日も頑張りたいと思います。

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