おりです 文書くとれーにんぐ

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  • エッセイ風味

    割と読みごたえがあるかもしれない

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    収集している好きなものを見せる 兼 物撮り練

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日記 新世界、ねこ、新世界

5/11 朝起きる。今日は就活の合同説明会に行く。 とうとうこの時が来てしまったか…と思う。今年M1で就活する年なのは、それはそうなのだけれど、こうして就活イベントに実際行くとなると始まった感じがさざ波みたいに押し寄せてくる。ヤダナア そしてバイトが見つからない。ペットショップとテニススクールの事務、2つ落とされた。月の収入がないから就活なんかよりこっちのほうがよっぽど大問題だ。未来のことより明日の生活。ハサウェイと地元民の会話シーンが浮かぶ。 合同説明会は12時から

    • 知らん人の名刺を挟む

      本を読んでいる時、近くにある紙切れを栞として挟むことがよくある。 一応、お気に入りのブランドタグや撮影用フィルムの切れ端を栞としてストックしているのだが、読書を中断したい時にわざわざそれらを仕舞ってある場所から出してくるのが億劫なのだ。だから使用済みのメモ用紙とか、さっき行った買い物のレシートとか、くちゃくちゃの付箋とか、そういう机の上にあるどうでもいいものを使ってしまう。 最近はもらった名刺を捨てずに机に放置していたのがあって、それをよく使っている。 まだ福岡に引っ越

      • 収集物たち #2 器、底無し

        器の世界は奥が深い。 デザインにかなり幅がある。用途もいろいろだ。世界中にその土地独自の器があるし、過去を遡れば時代ごとに特徴が変わってくる。 つまり無数に種類がある。その中で自分のお気に入りを探すのが楽しい。 器はなんというか、所有感を感じさせてくれるところに魅力がある。手に取るとずっしり重みを感じて、角が丸くて優しい色をしていて、すべすべして触り心地が良くて…。持った時の心の満たされ方がものすごい。本当はこっちが注がなきゃいけないのに。 などと言ってはみたものの、器

        • 収集物たち #1 トートバッグ

          ものを集めることがライフワークと言っていいくらいだ。 集めるのが好きというか、もう気づいたら集まっている。ペンの一本から家具に至るまで惚れ込んだものを少しずつ集めていくのが楽しい。世の中には優れたデザインが沢山あるから、この趣味は一生続いていく気がする。 収集物の中でも知らぬ間に増えているもの界、ポストカードと文庫本に並んで名を馳せているのはトートバッグだと思う。 イベントや展示、ショップのオリジナルなど見渡せばどこにでも売っている。他のグッズと比べて値段がお手頃なこと

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        日記 新世界、ねこ、新世界

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          好きな食べ物3つ、何?と聞かれた時の現時点でのアンサー ・レーズンバターサンド ・鴨肉 ・パン屋さんのパン

          好きな食べ物3つ、何?と聞かれた時の現時点でのアンサー ・レーズンバターサンド ・鴨肉 ・パン屋さんのパン

          存在の脆さを前にして

          印象的な写真を撮る人がいた。 日常の中のささやかな自然、登山で出会った雄大な自然を収めた写真。 派手な色味ではないのに目を引くものがある。風景写真というのは意図的に人の気配を消したものが多いと個人的に思っているが、この人が撮ると撮り手の存在がなんとなく感じられてあたたかさがあった。 実際に会ったことはない。 ほんの少しだけメッセージのやり取りをしたこともあったが、SNSにアップされた写真を見させてもらうというそれだけの関係性だった。本当に綺麗だと思った時に心からのいい

          存在の脆さを前にして

          4月お気に入りコンテンツ

          4月になった。新しい環境に全然慣れない。毎朝起きるたびに知らない天井があるし、さっそく履修をミスした。ちょっと逃避息抜きをする過程で見つけたいろいろを貼ろう。     蟹江町の西にカニエ・ウェストを探しに行く|デイリーポータルZ タイトルだけでこんなに笑ったのは初めて。蟹江町の西側でカニエ・ウェストの欠片を探して歩くだけのレポートです。 はらぺこあおむしが土曜日に食べたものをワンプレートにして食べる|デイリーポータルZ これ、絵本を見たことある人は大勢いるだろうけれど

          4月お気に入りコンテンツ

          旅する自転車

          自転車は送料が高い。でかいからだ。 なぜそんなことを気にするのか。三年間乗った愛車を手放すことにしたからである。 ARAYAのランドナーと呼ばれるタイプに乗っていた。見た目はロードバイクだがタイヤが太くて悪路でも走れる。スポーツタイプには珍しくママチャリみたいな泥除けが付いていて、専用のパーツとバッグを使えば荷物を前後にどっさり載せられる。 このランドナーというのは本来日本一周のような長距離旅に使われるもので、だからこその力持ち仕様だ。 でも私がこれを選んだのは修行み

          旅する自転車

          人生の節目、目は節穴、研究は節足動物

          大学生活の終わりが来た。 4年間は一瞬で過ぎていった。劇的な何かが起こることはなくて、ゆるやかな毎日にちょっとずつ変化がある日々だった。 まず最初にこれを言わないと始まらんだろう。何といっても2020年度入学である。入学と同時に緊急事態宣言、家の外に出ることすら憚られ、知らない土地での初めての一人暮らしを誰とも会わずに過ごした。 授業はフルリモート。そもそもリモートという概念がコロナ渦で始まった感じがある。大学側も対応に戸惑っているのが分かった。同級生、先生は画面の中に

          人生の節目、目は節穴、研究は節足動物

          仕出し弁当とのたたかい

          通っていた幼稚園は給食が出ていた。 正確に言うと、ご飯かパンは持参しないといけなくておかずだけの給食だったような気もする。年長になったら小学校に上がるための準備だといって牛乳が一緒に出ていた。あの200mLの小パックではなくて、家庭用の1Lパックを何本も給食のたびに職員室から先生が持ってきていた。牛乳専用のコップを園児たちが持参していて、そこに先生が毎回注いでくれたのだ。複雑な給食システムだなと思う。 そんな給食、たぶんママ達が大いに助かっていたであろう給食だが、年に数回

          仕出し弁当とのたたかい

          私、リスナーとしての顔

          音声コンテンツを好む習性がある。 ポッドキャストとラジオ。テレビや動画配信と違って画面見なくていいから何か作業しながら楽しめるし、話し手の考えや価値観が伝わってきて、この人自分と同じ思考回路してるなとか、へえこういう考え方もあるのか、みたいな面白さがある。音だけのコンテンツは、より思考をダイレクトに受け取れるように思う。脳みそに直接がつんと来る感じ。 せっかくなのでお気に入りを見せびらかす。一つくらい誰かに当たればいいな。 それでは!いってみよう。 超旅ラジオ(旧 旅の

          私、リスナーとしての顔

          逆立ち

          幼稚園の頃のことを思い出した。 あれは年中だったか、年長だったか。ある程度の文字が読めるようになった年齢。 名札や体操服のゼッケンはひらがなで書いてあるから、自分や友達の名前を読むことができた。 ある時、みんなの名前を逆から読むという遊びが流行る。 友達同士で逆さに名前を呼び合い、語感を面白がるというもの。 自分のフルネームは逆から読んでも当時の感性からしたらぜんぜん面白くなくて(今でも別に面白いとは思わないですけど)、すごく残念だったことを覚えている。 そんな中友

          逆立ち

          教養が無さすぎて映画やアニメを楽しめない

          レディ・プレイヤー1を観た。 とても面白かった。バーチャルとリアルを行き来する世界にわくわくした。 でも、おそらく自分はこの映画を三分の一くらいしか楽しめていないんじゃないか。 なぜなら元ネタがさっぱり分からない。本当に。 観終わったあとで解説記事を読んだが「〜の映画の衣装だ!」「〜の銃が出てくる!」などなど、ぜんぜん知らなくて震える。 ガンダムは好きなので出てきて嬉しい。あとスターウォーズも。パダワンのくだりが良かった。 でもAKIRAとかキングコングとか、存在

          教養が無さすぎて映画やアニメを楽しめない

          こういう写真が撮りたい

          写真は自己表現の一つだと思っているので、目指したいものを挙げる。具体から抽象まで。 【@yicrn さんの写真】 そもそも、この方のヨーロッパ旅の写真をInstagramで見かけたのが写真を始めるきっかけになった。優しさと鮮やかさが共存した色、肩肘張らないスナップのようでありながらバランスも考えられた構図、何より身近な美しさを見つける目。フィルムでもデジタルでもクオリティが安定している。確か市橋織江さんに影響を受けたと書かれていたし、PENTAX67と山本写真機店、EOS

          こういう写真が撮りたい

          当たり前だと思うなチェーン店

          サイゼに行くと決まった時、喜びで踊りだす大人はいないらしい。まじかよ。 私はド田舎出身だ。「ド」がつくのでもちろんそんじょそこらの田舎とはわけが違う。 サイゼはおろかバーミヤンも松屋も行ったことがなかった。市内にないのはもちろんだが、隣町まで行ってもそんなものは存在しない。 なにせ市で一番高い建物といえば11階建てのマンション、最も街中な場所で電車もバスも1時間に一本、学校のグラウンドには猿がよく出る。唯一のファミレスもラーメン屋もこの前潰れた。友達に聞いた話だと、仕事

          当たり前だと思うなチェーン店

          ゼインのソロ曲を初めて聴いた時「なんか…曲暗くて嫌だなあ」ってなって今まで避けてきたけど、改めて聴いてみるととても心地良い。もしかして、と思ってゼインが脱退した年齢を調べると22歳。自分もあの頃の彼らと同じくらいの年になった。だからこそ理解が深まったのかな。嬉しいね。

          ゼインのソロ曲を初めて聴いた時「なんか…曲暗くて嫌だなあ」ってなって今まで避けてきたけど、改めて聴いてみるととても心地良い。もしかして、と思ってゼインが脱退した年齢を調べると22歳。自分もあの頃の彼らと同じくらいの年になった。だからこそ理解が深まったのかな。嬉しいね。