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2024/05/02 肖像権、そして写真の公開について思う

多数の観光客の方がいらっしゃいました。写真に一般の方が写っている場合は、SNS等にアップされる際にはご配慮いただきたい。

主催者から届いたメールから一部抜粋

撮影中に参加者と一般の人との間で万が一トラブルがあった場合、主催者は責任を負いかねる、撮影者自身で解決することになると注意を促されるのはよくあることで、承知している。過去には、某撮影会で署名を求められたこともあった。

主催者としては当然の対応だと理解できるが、配慮とか常識とかいうものは言うのは簡単だが、つかみどころがなく実はとても難しい。

スナップ写真を撮る者は、常に考えている。でも、これなら間違いはないという確実な答えを出せないでいる。

今回、撮影会の前に手渡されたものの中に、カメラのマニュアルや作例写真集などと一緒に、注意事項が書かれた「しおり」が入っていたが、私は気づかなかった。気づいたとしても、いつものことだと思っただけであろう。

私のように「しおり」に気づかなかった人に向けてなのか、撮影会後に、重要なお願いとしてメールで連絡がきた。

さて?ハテ?なぜ?という気がすこしする。

撮影会で撮った写真をインスタグラムに載せようという企画が始まっている。景品もある。そこで、再度、注意を促したということであろうか。

主催者として丁寧な対応だとも言えるが…

「著作権や肖像権など法律上の権利を侵害するものでない」写真とは、どんな写真なのか。正しく、正確に、私には分からない。

建前としては、スナップ写真を撮るものとして、きちんと勉強すべきであり、分からないなら他人が写り込んだ写真は撮るべきではない、ということになる。

法的な知識はなくとも、常識はあるつもりだが、常識がまた難しい。私の常識はあなたの非常識でもある。自分にとっては当たり前で、良いことだと思っていても、他の人にとっては非常識だと受け取られることもある。

長々と書いたが、今回、思ったのは2つ。撮影会後に送られてきた主催者側からの注意を促すメールは良い対応だと感じる一方で、万が一にも何か起きた時の責任回避に思えなくもない、というのが1つ目。

そして、2つ目は、スナップを撮るからには自分自身がもっと勉強しなければいけなという反省だ。

昨夜、noteに載せた写真を非公開にした。写り込んだ人たちがたまたま私の写真を見たとして、嫌な気持ちになるとは思わないが、それは私が思うことであり、本人に直接聞かない限りわからない。

主催者から来たメールは、念のための対応であり、私にだけ向けたものでないことはわかっているが、参加させてもらったことに対するお礼の気持ちもあって企画にすばやく応じて投稿した者としては複雑な思いもある。

便利なものは悪用されるのが世の常であり、反面では、それが進歩を生んできたともいえる。ブログから始まり、いろいろなSNSを楽しく利用してきた。幸い、トラブルは一度もなった。

考えると分からなくなり、疲れる。写真を撮るのが楽しくなってしまう。パソコンやスマホの向こう側にいる見知らぬ人に見てもらい、共感してもらえたらうれしいが、写真を公開することに関する自分の考えがまとまるまで、やめておくことにする。

noteを始めて、まもなく1年になる。これまでに載せた写真は、下書きに移して非公開にするが面倒なので、申し訳ないがしばらくそのままとさせてもらう。



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