神からのクリスマスプレゼント
12月に入り、クリスマスが近づいてきましたので、神からのクリスマスプレゼントについてお話ししたいと思います。
イザヤ書には、メシア（救済者、ギリシャ語でキリスト）についての預言が幾つも記されており、その一つがこれです。
ひとりのみどりごが私たちのために生まれる。ひとりの男の子が私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれる。
世界で最初のクリスマス
それから700年後、ベツレヘムの羊飼いたちに天使が現れ、この男の子の誕生を知らされました。
見よ、すべての民に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える。きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。
これが世界で最初のクリスマスであり、神はこの男の子「救い主キリスト」という包装紙に包まれたクリスマスプレゼントを私たちに贈られたのです。
では、プレゼントの中身を見てみましょう。
不思議な助言者
「不思議な」と訳された言葉には、「素晴らしい」「驚くべき」という意味があります。
イエスの誕生も生涯も、そして死や復活も、不思議で驚くべきことにあふれていたし、その教えは何度も群衆を驚かせました。
「助言者」とは、必ずしも補佐的な役割を果たす人ではなく、民を指導する王を指して使われることもあります。
不思議で驚くべき助言者イエスは、私たちのよき相談相手となることを望んでおり、直接の語りかけや聖書の言葉などを通して、私たちを導いてくださいます。
力ある神
イザヤは、メシアが人間の子として生まれ、かつ神でもあると預言しており、そんな不思議なことを成就できるのはイエス・キリストだけです。
大いなる神であり私たちの救い主であるイエス・キリスト・・。
力ある神イエスが私たちと共に人生を歩んでくださるとわかれば、勇気が湧いてきます。
永遠の父
この男の子は、永遠の父でもあると預言されています。
三位一体の中で御子と呼ばれているイエスは、「神の本質の真の姿」として（ヘブル1:3）、信者に対しては父でもあり、十字架にかかる直前には弟子たちにこう語っておられます。
過越の祭の前に、イエスは、この世を去って父のみもとに行くべき自分の時がきたことを知り・・【弟子たちに言われた。】「子たちよ、わたしはまだしばらく、あなたがたと一緒にいる。・・わたしはあなたがたを捨てて孤児とはしない。あなたがたのところに帰って来る。」
永遠の父イエスは、いついかなる時も私たちの父であり、決して私たちを見捨てることがありません。
平和の君
イエスが再びこの世に来られる時、世界に平和がもたらされると預言されています。（イザヤ2:2-4）
また、さまざまな悩みで乱れる私たちの心には、イエスにしか与えることのできない素晴らしい平和（平安）が送られます。（ヨハネ14:27）
そして、とても大切なのは、私たちが神との間に平和を持っていることです。
このように、わたしたちは、信仰によって義とされたのだから、わたしたちの主イエス・キリストにより、神に対して平和を得ている。
罪によって壊れていた私たちと神との関係を修復するために、イエスは仲介者としてこの世に来たばかりか、私たちの罪をあがなうために、ご自分の命まで与えてくださいました。（1テモテ2:5-6）
平和の君イエスの犠牲により、私たちは神との平和を得て、永遠の命をいただき、神の国に入ることができるのです。
神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。
神がそれほども私たちを愛し、イエス・キリストを通して、これらの特別なプレゼントを与えてくださったことを感謝します。
クリスマスが近づくこの期間に、「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」があなた自身にとってどんな意味を持つのか、今一度考えてみてはいかがでしょうか。
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