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運営様!絶対だよ!?:デレステイベント『神様!絶対だよ』雑感。

『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』のイベントLIVE Carnival『神様!絶対だよ』が終了した。
『神様!絶対だよ』の作詞・作曲・編曲はFunta7
『Orange Sapphire』、『明日また会えるよね』、『気持ちいいよね 一等賞!』、『この空の下』、『CoCo夏夏夏 Holiday』などですっかりお馴染み。
デレステでの分類はパッション曲。
イヴ・サンタクロースがセンターだからかと思いきや、情熱と元気あふれる歌詞と曲調に納得。

『神様!絶対だよ』の歌唱ユニットは『Innocent Drops』で、センターのイヴの他、新田美波、島村卯月、高森藍子、西園寺琴歌の計5人。
『Innocent Drops』は直訳すると「純真な雫たち」であり、「なるほど清純派を揃えてきたな」という印象。
審議?
あるわけない。
まったく、誰を見てそんなこと言うんですかねえ。
エンディングコミュで美波が「ひとしずくが波紋を描いて大きくなっていく」と言ったが、それ故の「drop」だったか。
「ひとしずく」が5つ集まり、中学生ダンス部を、彼女たちが住む街を、さらには全国のファンたちを巻き込んで全世界と広がるうねりを起こす。
それこそが今回のストーリーの肝だった。
バタフライエフェクトと言うことなかれ。

センターはイヴでありつつも、実質的なリーダーは美波で、TVアニメシリーズを観た人であればその時のことが思い起こされる獅子奮迅の活躍ぶりだった。
あの時は理不尽とも思える途中離脱を強いられたが、今回はそんなことはなく、あれに対してずっと不満を持っていた私は溜飲が下がる思いだった。
今回の美波はいつものような丁寧語口調ではなく、お姉さんポジションを意識していたように感じた。
一歩引く美波でもなく、他のみんなにイジられる美波でもないスパルタ美波は新鮮に映った人もいたのではないだろうか。
宿でのトランプなどはまさしくアニメでの合宿時のエピソードのオマージュだったし、卯月にもアニメでのなかなか報われない努力の日々を思わせる台詞がありましたね(コミュ5話)。

『神様!絶対だよ』のテーマは「みんなの応援歌」
衣装はチアガール"風”。
「風」なのは本家の皆様へ敬意を払ってのこと。
『青空エール』でのチア経験者である結城晴からは「チアで大事なことはチームワーク。堂々と!」と、シンデレラガールズのチアリーダーといえばこの人、若林智香からは「心をひとつに」とアドバイスが届く。
晴にボイスがないことに残念がっていた矢先に智香の登場で現金にもテンションが爆上がりしてしまった。
ボイスなしアイドルにほんの少しでも登場機会が増えれば私は嬉しくてたまらないのだ。
『Innocent Drops』が応援する相手は紆余曲折の末「不特定多数」と決まった。
たくさんの「あなた」に贈る歌。
みんなに贈るエール。
吹き飛べ私の五月病!

中学生ダンス部をバックダンサーに起用することが決まり、あちらから来てもらうどころかこちらから赴くことになる。
琴歌はプライベートヘリで行こうと提案するが、それでは逆効果になりかねないので却下。
人気アイドルが5人もいるのにフットワーク軽いな!
どんなスケジューリングしてるの?
そういうのって最低でも半年前ぐらいから準備しておくものでは?
* この物語はフィクションです。
さらには相手先の中学生ダンス部が練習中の曲まで憶えていくことに。
『神様!絶対だよ』を今まさにレッスン中だというのに、いやはや346プロダクションのアイドルたちは有能過ぎる。

そしてせっかく赴いたからにはその地域の町興しも同時にやってしまう。
アイドルたち以上に有能なのが我らがプロデューサー。
抜け目がなさ過ぎる。
行った先が田舎であったことで功を奏したのは銭湯があったことだ。
今回銭湯こそがキーパーソンならぬキープレイスになっていて、『Innocent Drops』のみんなの大事なコミュニケーションの場となっていた。
まさか最後も銭湯で締めるとは。
琴歌も入浴後の牛乳含めてすっかりハマったようだが、彼女が銭湯に入るなら貸し切りにしないとね。
いっそ実家に作ってしまうという手もあるが、それだと銭湯じゃなくてただの自宅の風呂だし。
イヴがサンタクロースで、サンタといえば煙突で、煙突といえば銭湯。
なんとも実に上手い連想ゲームによる属性付与だった。
なるほどイヴ・銭湯クロース
ただしひとつだけどうしても気になったことが。
……番頭、男じゃなかった?

キープレイスの話をしたが、キーパーソンは間違いなくダンス部の部長だった。
緊張に負け、プレッシャーに押し潰され、逃げてしまうのは昔のアイドルたちの恐怖心の写し身でもあった。
だからこそアイドルたちはそんな彼女に失望することはなかった。
彼女は昔の自分たち。
ならば彼女の克服からの成功には絶対の自信と確信があった。
彼女たちダンス部が中学生ダンス大会において見事に初出場で優勝したのは決してご都合主義的展開ではないのだ。
なにしろ『Innocent Drops』がついていたのだから。
優勝インタビューにしっかりハキハキと答えていた部長の将来が楽しみで仕方がない。
もしかしたら未来の346プロダクションアイドルかもしれないよ?
校舎に隠れた部長を探し出したイヴの「もぐり込むのは慣れてます」はサンタなのでオッケーです!

プロデューサーは言った。
「プロデューサーはプロデューサーであり、仲間であり、同じ夢を見る同志」だと。
さらには「まだまだこれから。始まったばかり」だと。
信じていいのかい!?
アイドルたちはまだまだ活躍したいと思っている。
それを応援している我々ユーザー(=プロデューサー)も彼女たちの活躍をまだまだ見続けたいと願っている。
「まだまだこれから」
本当だね!?
「始まったばかり」
頼むよ!?

運営様!絶対だよ!?


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