競馬のある日なのに競馬本を読んでいる。〜摘読日記_27
今週は、競馬は三連休に合わせて三日連続開催。
秋のビッグレースの前哨戦、ローズステークスや、セントライト記念など番組も面白い。
ただ、子供がまだ小さいのでとてもまとまった時間が取れません。
もう開き直って、メーンだけピンときた時は買うものの、あとはほとんどケン(買わない)です。
どうせ、子が大きくなったら相手にしてもらえなくなるのだから、今はむしろ子との時間を楽しんでいます。
そんな中でも、すき間時間には競馬本を読んでいます。(馬券を買うより財布に優しい。)
今日少し読み進めたのは、こちら。
競馬好きアナウンサー、草野仁さんの著書「たかが競馬 されど競馬」。
ソフトな語り口の草野さん、この本からも優しい人柄を感じます。
ただ、「競馬評論が少ない。」「スポーツ紙の競馬報道がワイドショー化している。」などの指摘はけっこう辛口で鋭かったり。
あとは、冒頭で、「競馬という大切な遊びを人生に取り入れた私は、白昼堂々と電車で競馬新聞を読んでいた、人の目を気にして正当化などしようと思わなかった」と書いているのが、清々しくていいな、と思いました。
こちらの本も並行読み。
作家の岩川隆さんの著書。
「旅打ち」本。
旅打ち本では山口瞳さんの「草競馬流浪記」が嚆矢と思いますが、この本は時期としては少しあと。
ただ、30年以上前の本であり、今は閉場してしまった地方競馬場が多く出てきます。
水沢競馬ですってんてんになり、ポケットの中の100円玉を数えうどんをすするくだりなど、ただただ共感。
(またそういうときの温かいうどんは本当に旨いのです。)
最後に、突然競馬から離れますが、先日フランスの映画の巨匠、ゴダールさんが亡くなりましたね。
これは、本棚にあったゴダール本。
私は初期の作品が好きでした。
ただ、もう20年ぐらい観てないかも。
勝手に、若い人・若い感性に響く作品、と思っているところがあります。
おっさんになった今何を感じるか、今度久々に観てみようかな。
合掌。
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