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【10万字越え】マーケティングを世界一わかりやすく教えるnote



まえがき




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読んだ人からこんな評判をいただいています。
(一部)


0-0.このnoteについて


正直、僕はこの業界が大嫌いなのです。



僕は、19歳からwebマーケティングに関わるビジネスに取り組み、21歳で法人の代表を務め、3年半後に親会社の役員になりました。

やっている事業はSEOやメディア運営、起業家、個人事業家育成やwebライター育成のオンラインスクールなどがメインでして、以前は実店舗のプロデュースなどもしていました。

やっていることといえば、怪しい業界ど真ん中の副業業界ってワケです。

自社のスクールの集客目的で立ち上げたむっちゃんのアカウントもついに7年目に入り、累計2000人以上の相談を受け、ありがたいことに何百人もの方が僕経由でスクールに入ってくれたりもしました。

さらにありがたいことに、入ってよかったとの嬉しい声を何個もいただいています。

しかし、僕はいわゆる
・副業業界
・ネットビジネス業界
・webマーケティング業界
・スクールコンサルティング業界
・情報発信業界

といわれる自分のいるこの業界が、反吐が出るほど嫌いなのです。
特にスクール業界なんか大っ嫌いです。

「理由は?」と言われれば、そりゃーぼったくりだらけだからです。

僕は20歳で事業を始める時、200万ぼられましたしね。
もちろん、自分が馬鹿だったのが悪いってのは百も承知ですが

僕よりぼったくる方が悪いに決まってるでしょう。

この業界は、「手段を選ばなければ儲かる業界」です。

「俺は月収300万だぜ!」と嘘をついても

「月収300万の俺の言う通りやれば稼げるんだぜ!」
「三ヵ月で100万超えなんざ余裕なんだぜ!」
「教えて欲しいなら50万払うんだぜ!」

とか適当なこと言ってれば、昔の僕みたいな人がお金を払います。
6人引っかかれば、本当にこいつは月収300万になってしまいます。

でも、彼らはマーケティング、延いてはビジネスのことなんざこれっぽっちも理解してないのです。

彼らもまた、何かを買わされた被害者、なんてケースも多いです。

もちろん、この業界すべての事業者が悪とは言いません。が、7年業界にいる僕から言わせれば、8割はぼったくりです。

・高い金、払った割には、価値薄い
・法律も、守らんどころか、まず知らず
・質問を、すれば自分で、調べろと

(なんか全部5・7・5になっちゃった)

「そんなコンサル素人でもできるわ!」
みたいなのばっかりです。

そんな業界が嫌だったからこそ、僕は今の弊社の代表とこの業界で闘うことに決めたのです。真に顧客の成長を追求するスクール業をおったててやろうと。

もちろん、まだまだ僕自身未熟なのは百も承知ですし、すべてのお客様を満足させれているわけではないと思います。業界長い方や、僕よりマーケティングに知見のある方から見れば「お前ごときが何言ってんだ?」って話なのもわかります。

しかし、この業界のイメージを覆すべく、7年間事業を続けてきました。

ずっと嫌いなこの業界を見続けてきました。

そこで、最近むっちゃんはふと思ってしまったんです。

「スクールやコンサルだけじゃなくて、情報発信の質も低くね!?」

と。


かなりフォロワー数の多いインフルエンサーが
「3000文字で2000円」のnoteを販売してたりとか

自称マーケターの5万円のnoteの中身が、たった8000文字のほぼ無料記事のコピペみたいな内容だったりとか。

「これやってれば月30万は余裕です。」
みたいなポストとか

「ブログは好きなこと書いたら稼げる」
だとか

価値提供とかじゃなくてインプ増やすことしか考えてないポストだとか

炎上する要素ないのに炎上覚悟してるポストとか

どう考えても有料の価値がない「有料級」の情報とか

声をデカくできるほど僕自身すごいわけではないので、ずっと耐えてきました。

が、もう我慢の限界です。


だから僕、思ってしまったんです。
「もうこれで終わってもいい。だからありったけを、、、」
と。

僕が知っている、ビジネスやマーケティングについての文字通り
「すべての情報を」
「何10万文字になろうが」
「完全無料で書いてしまおうか」
と。

先ほども言った通り、僕は一般的に見れば、というか、マーケティングの世界の中では圧倒的な弱者です。

しかしさすがに思っています。

この情報業界の中であれば

「誰よりも圧倒的な情報量を」
「誰よりも解像度が高い情報を」
「誰よりもわかりやすい伝え方で」
「誰しもがスッと入る文章で」

伝えることができると。

だからこのnoteを公開することにしました。

正直、今売れているマーケティング系の情報教材は、このnoteにより存在価値を失ってしまうかもしれません。

もしかしたら、誰かに叩かれるかもしれません。

でも、確かめてみたくなってしまったんです。

「マーケティングに関する、数10万文字を超える圧倒的ボリュームの無料noteを公開したらどうなっちゃうのか」を

途中から有料なんてマネもするつもりはありません。
このnoteに関しては、完全無料で提供します。

しかし、勘違いしないで欲しいことが2つと、伝えなければならないことが1つあります。

勘違いしないで欲しいことの
1つ目は「このnoteを読んでも稼げる人はほとんどいないであろう」ということです。

東大に合格するための情報がすべて詰め込まれた教材がこの世にあったとしたらどうでしょう?

そもそも、ほとんどの人が読まない。
そして、ほとんどの人が正しく実践できない。
ゆえに、成果が出る人はほとんどいないはずです。

何かで結果を出すためには
・正しいインプット
・正しいアウトプット
・正しいフィードバック

が絶対に必要でです。

本noteを読めば、正しいインプットはできるかもしれませんが、正しいアウトプットや正しいフィードバックに関しては、僕のスクールに入りでもしない限りはできません。

なので、「このnoteを読んでお金が稼げるか?」と言われればほとんどの人がNOだと思ってください。


勘違いしないで欲しいことの2つ目は、「むっちゃんは善人ではない」ということです。
世直しの為になんて、たいそうなことは思ってません。

単純に「僕の方がいい情報発信ができそうだ」と思っただけですし、「ムシャクシャしてやった」みたいなところもあります。

そんでもって、どーせ無料で情報発信するからには、僕も僕で自社サービスのプロモーションはしつつこのnoteは書いていこうと思ってます。

100人読んで、1人でもうちのスクールに興味持ってくれればいいなと思って書きます。

だから「善意で無料」なんじゃなくて
「他の情報発信の質が低くてムカつくから無料」
というのと
「自社サービスの宣伝材料として使いたいから無料」

っていうことです。

どこまで行っても僕はマーケティングに従事する人間ですし、仕事としてこのnoteを書いていますので、読んでくれる人やうちのサービスにお金をかけてくれる人への価値提供と、売上や利益を追求するのは僕の使命ですので。



まとめると
1.このnoteを読んだからといって稼げるようになるわけではない。ビジネスはそんなに甘くない

2.むっちゃんは善人ではない。ムシャクシャしたのと、自社のマーケティングの一環としてこのnoteを書くから無料提供するけどプロモーションはするよ

ということだけ、理解した上でこのnoteを読んでください。


そして、伝えなければならないことが一つあります。
本noteは「まだ完成してません」

本来10万文字くらい書こうと思って、6章で構成を組みました。

が、現在(2024年2月12日時点)3章途中までしか終わってません。

文字数としては9万文字弱なので、当時想定していた文字数はクリアできそうなのですが、6章完成までで30万文字くらいになってしまうかもしれません。

普段経営とか会社の仕事しながら、終業後に終電まで残ってこのnote書いてるんだから許して

なので、このnoteを完成してから出すとなると、たぶんあと一か月、、、

下手したら二か月くらいお待たせしてしまうかもしれないです。

なので、「完成してるところまでで出しちゃって、あとから書き足していけばいいや!笑」となりました。


noteの全文は、下記のリンクから僕の公式ラインに登録すると読めます。
(なぜライン誘導するかは、このnoteの第三章を読めばわかります)

この時点でnoteを読みたい人は、これから下の内容を含めて全文乗っているnoteをお渡しするので、そちらからリンクを受け取ってお読みください。

下記のような形でリンクを渡します。

<フルバージョン90000文字>
(できてるとこまで) 3章途中まで
<第一章・「マーケティングの概念理解」のみ>
完成済(約10000文字)
<第二章・「企画の基本理解」のみ>
完成済(約55000文字)
<第三章・「集客の基本理解」のみ>
途中まで(14000文字)
<第四章・「販売の基本理解」のみ>
未執筆
<第五章・「拡大の基本理解」のみ>
未執筆
<第六章・「事業拡大 発展編」のみ>
未執筆

そして、新しい部分が書き終わったり、加筆や修正をしたら、またラインにてお知らせします。

<ライン追加して全文を読む&加筆情報の通知を受け取る>


「もうちょっと内容を確認してから登録したい」
という人向けに、第一章の途中までを公開しておきます。

これ読んで「この先有益そうやな」と思ったらライン登録して読んでください。

ちなみにここから公開する「ライン登録前のちょい見せ」で12000文字くらいです。通常のnoteでも結構ボリューミーなのに、総合が十万文字超えるから12000字がちょい見せなの草生えますよね。

それでは前置きは以上で、内容に入っていきます。
「マーケティングやビジネスのこと、よく知らない」
という状態は、今日が最後になることでしょう。


1章 マーケティングの概念理解

1-1.そもそもマーケティングとは?


ではまず最初に、マーケティングというものがそもそも何なのかというところから理解していきましょう。

「マーケティングとは何か?簡単に説明しなさい」
と言われたらあなたは何と答えるでしょうか?

マーケティング初学者にとっては、とても難しい問いだと思います。

「セールスとは何か?簡単に説明しなさい」
これならどうですか?おそらく「商品を売ることだ」と答えられるはずです。

そもそもマーケティングというものがなぜこれまでに難解なのかといえば
「ピンとくる日本語が存在しないから」に他ならないと僕は考えてます。


グーグルに聞いてみると、このような答えが返ってきます。

「もしドラ」で有名なピーター・ドラッカーに言わせてみれば


「マーケティングの目的は、販売を不必要にすることだ。 マーケティングの目的は、顧客について十分に理解し、顧客に合った製品やサービスが自然に売れるようにすることなのだ」

『マネジメント』ダイヤモンド社

僕が話すことの多い副業初心者にマーケティングとは何か?と問えば、大体「集客?を効率的に行うことですかね?」

などの答えが返ってくる。

すべて正解ではあるし、的を射ているとは僕も思っています。しかし、スッと理解しやすいかと言われればそうでもないでしょう。

なので、僕はマーケティングをこのように定義しています。




「マーケティングとは、利益をより多く得るためにいろいろ頑張ること」
であると。



正直、これくらいの理解が一番汎用性が高いと思っています。

(有識者やマーケティングに従事している人からすると、自分なりの正義があるので納得しない人もいると思いますが、あくまで本noteは

「初学者にわかりやすく伝える」ことを軸としており
個別具体的で、専門的な理解を促す目的ではないことを理解してください。)

グーグル(というか三井住友銀行さんの説明)は表現が堅苦しすぎるし、規模がデカすぎるので、ある程度大きな企業であればその通りですが、個人事業や副業レベルには当てはまらないのが正直なところ。

ドラッガーの表現はあくまでマーケティングの「理想形」について言及しているので、その過程にあるマーケティングのあれこれを度外視しているとも思います。

多くの方が表現する「集客を効率的に行うこと」という表現も間違いではないですが、マーケティングの領域を「集客」に限定していることが本質的ではないんですよね。



「マーケティングとは、利益をより多く得るためにいろいろ頑張ること」



この解釈であれば僕の考えるマーケティングの本質的な部分を確実にカバーできていると思いますし、初学者が「マーケティングってこんな感じなのか」ってのを理解するうえで、ちょうどいいと思っています。

「いろいろ頑張る」というのがミソであり、初学者が良く勘違いをする
マーケティング=集客
という捉え方を正すことができます。

例えば、あなたが何かの商品を宣伝する立場であるとして
「めちゃくちゃ美味しくて疲れがなくなり頭がスッキリする水」

「ドブみたいな匂いがし、えぐみがあり、飲んだ瞬間吐き気を催す水」
のどちらかを売らねばならない場合、どちらを選ぶでしょう?

明らかに前者だと思います。
(「今すぐ嘔吐したいが、ギリ耐えれてしまって辛い状況」に限定すれば、後者の水が売りやすいわけだが。これもマーケティングの面白い所であります。)

商品をより多く売るために、いい商品を作るという過程も立派なマーケティング活動なのです。

他にも
・どんなコンセプトで商品を売るか
・値段をいくらにするか
・ブランディングをどのようにするか
・口コミ戦略をいかに作るか
・競合と比べてどこを優位性とするか
・どのようにすれば顧客の興味を引くデザインにできるか
・商品の実績や評判をいかに作るか
数えられないほどのマーケティング活動があります。

というより、あなたが生きる中で触れるものはすべてマーケティングに関係しています。

あなたは今日、何にお金を使いましたか?
朝起きて、ワンダのモーニングショットを自動販売機で買ったでしょうか?
ではなぜ、他のコーヒーではなく、ワンダのモーニングショットを選んだのですか?

それはワンダのマーケティング活動によるものです。

UCC、ジョージア、ドトール、タリーズ、ボス、FIREなどありとあらゆるエポークドセット(何かを買おうと思ったとき、頭の中に思い浮かべるブランドの選択肢のこと)の中から、ワンダを選ばせることに成功したからです。

あなたは今日、お仕事をしましたか?
それは何の仕事でしょうか?

飲食店の店員ですか?
エンジニアでしょうか?
それとも営業職でしょうか?

それであなたはいくらの収入を得ていますか?
20万でしょうか?50万でしょうか?
ではなぜその額なのでしょうか?

それは、企業があなたという商品を、その値段で購入しているというマーケティング活動の結果なのです。

逆に言えば、「あなたが企業に自分をいくらで売ったか」という結果とも取れますね。

「マーケティングはビジネス臭が強いから、自分には遠く感じる」
という意見をよく聞きますが、僕の立場からするとマーケティングから遠い人なんていません。(山奥で原住民レベルで自給自足してる人は除く)

もし、自分の収入が少ないのならば、マーケティングを習得するしかありません。逆に不満があるのなら、あなたがマーケティングを習得していないから今の状況を招いています。

フリーランスや個人事業主、起業独立を目指している人や副業をしている人もいると思います。

ライティング技術を鍛え、ウェブライターを目指す人
デザイン技術を鍛え、デザイナーを目指す人
プログラミング技術を鍛え、プログラマーを目指す人
プロのせどらーを目指す人
動画編集者を目指す人
ブロガーを目指す人

他にもいろいろな選択肢があると思います。
「今よりもっとお金が欲しい」
と思って始めていると思いますが

マーケティング、習得してますか??
マーケティング以外の技術やスキルを付けることしかやってない人もいるのではないでしょうか?

あなたがどれだけ技術が高くても、マーケティングができなければお仕事はもらえませんし、副業でも結果はでません。

マーケティングは、ビジネスそのものとほぼ同義であり
お金を稼ぐという上で最も直接的なスキルなのです。

この世界は資本主義で出来上がっています。
資本主義はビジネス主義ととらえてもらって構いません。

ビジネス主義ということはマーケティング主義であるということです。

この世界に生きていて、マーケティングができないということは
「野球をやっているが、ルールを理解していない」のと同義ですし。
「極寒の地で全裸で凍えながらなぜ辛いのか分かっていないようなもの」です。
あなたじゃなきゃ見逃しちゃうね

あなたは今、マーケティングの渦の中に生きています。
マーケティングに触れていない人はいない。
マーケティングの習得をすれば、それは剣にも鎧にもなり得ます。


「マーケティングとは、利益をより多く得るためにいろいろ頑張ること」


この原理原則に沿って考えれば、あなたの中でのマーケティングの解像度はもちろん上がりますし、「商品」という言葉を何に置き換えるかによって、マーケティング活動があなたの人生にとっていかに重要なのかもわかるかと思います。

僕は「例外なく資本主義に生きる人類全員がマーケティングを習得すべき」だと考えてます。

なぜか「マーケターを目指す人」「起業をしたい人」くらいしかマーケティングの習得をしようとしません。

なので、このnoteを書きました。
僕は、普段からマーケティングのお仕事をしていますが

マーケティングに触れれば触れるほど、コレができる人とそうでない人の差が目の当たりになってしまうのです。

なのでせめて、全体や概念や基礎をしっかり理解し
「世の中がどのようなルールで動いているのか」
そして
「その中で自分がどう動くべきなのか」
を考えていってほしいと思います。

ここまでのまとめ







1-2.マーケティングの構造理解(全体像)


①前提の確認

それでは早速、マーケティングについての話を進めていきましょう。
前提として、物事を理解するときには、理解しやすい順序というのがあります。

それは
1.全体像(ふわっと)
2.キーとなる要素(ちょっと詳しく)
3.詳細な要素(大分詳しく)

この順序で物事を知ることです。
インターネットでマーケティングについて検索しても理解しずらいのは、いきなり3.詳細な要素(大分詳しく)で説明されてるからです。

なので、僕はふわっとしたところから説明していきます。

住所と一緒です。
神奈川県○○市○○区○○
みたいな感じで、デカいところから把握していくことが大事です。

ある意味、「マーケティング」そのものが経済活動において一番デカいところなので、そこすっ飛ばして「SNSマーケティング」だの、「tipsでの稼ぎ方」だのを勉強するのはめちゃくちゃ効率悪いと思ってます。木を見て森を見ずって印象。まずは森見ましょう。







②マーケティングの全体像

それではマーケティングの全体像を見ていきましょう。
マーケティングの全体像は以下の通りになっています。


「ここまでか??」ってレベルで全体の部分から説明します。
マーケティングとは、利益をより多く得るためにいろいろ頑張ること

と説明をしましたが、マーケティングの一番大きな全体像でいうと
①サービスをローンチする
②サービスを拡大する

この二段階に分かれます。

①の「サービスをローンチする」とは、サービスを作成し、お客さんを集め、サービスを販売し、ゼロイチを達成することです。

「ローンチ」とは、まぁ発射とか離陸みたいな意味で、ビジネス界では「世に出す」みたいな意味合いで使います。

②の「サービスを拡大する」では、作ったイチを10、100、1000と発展させていく段階のことを指します。

ビジネスの一番大きなところでいえば
①ゼロからイチを作り
②作ったイチをデカくしていく

というのが一番根元の構造だと思ってください。

ここから、さらにもう少し具体的なところに進んでいきましょう。


①の「サービスをローンチする」段階で必要な工程は
1.企画
2.集客
3.販売

となります。

チョーゼツ簡単にざっくり理解したい人は
1.作って
2.集めて
3.売る

くらいの認識で大丈夫です。




1-3.企画

1.企画とは、お客様にとって魅力的でいいサービスを考え、作成することです。

先ほどの
「めちゃくちゃ美味しくて疲れがなくなり頭がスッキリする水」
「ドブみたいな匂いがし、えぐみがあり、飲んだ瞬間吐き気を催す水」
だったらどっちの方が売りやすいか?

という例でも示した通り
マーケティングとは、利益をより多く得るためにいろいろ頑張ること
という目的に対して「サービス自体が魅力的であるか否か」は利益を出すため、特に「商品が売れるか否か」「商品を継続的に使ってくれるか否か」

に大きく影響を与える部分です。

また、サービスの金額などももちろん関係してくるわけです。
一個売れて10,000円利益がでるサービスと、一個売れて100,000円利益が出る商品では、目標の売上を達成するために必要な販売個数に差が出ます。

かといって、高くしすぎても買ってもらえないので、適切な金額を選定していく必要もあります。

要はサービスをこれからローンチしていくうえで
「魅力的でいいサービスを作るためにいろいろ考える」
という工程が必要です。それを企画といいます。
(具体的に何を考えるのかは次章に説明します)

しかし、いくらいいサービスを作ったとしても、それを作ったからといって売れるわけではありません。

あなたが仮にラーメンが好きだとして、あなたが一番満足できる運命のラーメンがこの世に存在すると仮定しましょう。絶対食べたいですよね。しかし、あなたがそのラーメンの存在を認知していなかったら??

サービスは作っただけでは意味がありません。
あなたのサービスを求めている人を集めていく工程が必要です。それが次の集客になります。

1-4.集客

2.集客とは、あなたのサービスに興味がある人を集めることです。
せっかく魅力的なサービスを作れていても、そのサービスを求めている人がそれを知らないと意味がないです。

そのため、あなたのサービスに興味がある人たちに対し
あなたのサービスを認知させ、興味を持ってもらう必要があります。

そのためにいろいろ頑張る段階を集客といいます。

サービスを想定ユーザーに認知してもらうために、ありとあらゆる企業や個人がたゆまぬ努力をしています。

・テレビCM
・チラシ
・ネット広告
・SNS広告
・SNS運用
等、様々な手段で自社サービスを想定ユーザーに認知させ、興味を持ってもらおうと頑張っています。

あなたも
「テレビCMを見て興味をもってこのビールを買った」
「SNSで情報収集していてこの商材を買った」
「X見てたらオタ恋の広告出てきて興味持ってインストールしちゃった(僕です)」

みたいな経験あると思います。

あなたのサービスに興味がある人を集めるためにいろいろ頑張る工程を集客と呼びます。

しかし、サービスに興味を持ってから実際にサービスにお金をかけて購入するまでにもハードルがあります。

あなたも今「お金とかタイミングとか抜きにしたら欲しい商品」なんていくらでもありますよね。

車ほしいとか、新しいベッドが欲しいとか、ジムに通いたいとか、どこそこのスクールに入りたいとか。

しかし、お金というのは有限ですし、サービスを利用するのにベストなタイミングが今なのかを模索してしまうのが人間というものです。

このような「興味はあるけど買ってはない」というユーザーに対して「サービスの購入」という行動をとってもらうための工程が必要となります。

それが販売です。

1-5.販売

販売とは、サービスに興味を持っているユーザーに対し、商品を売る工程のことを指します。

もちろん、単価が安かったり生活必需品の場合は、興味を持ってもらったらすぐ買ってもらえる可能性は高いですが

基本的に世のほとんどのサービスは生活必需品ではありません。
なので「興味がある」「欲しい」=「今すぐに買う」わけではないってことです。

ですので、「興味がある、欲しい」という状態を「今すぐ買いたい」という状態に変換する工程が必要です。それを販売と呼びます。

例えばあなたが体形を気にし始めて、ジムに興味が出たとしましょう。
そこで、周辺のジムをグーグルで検索したときに「初回無料体験可能のパーソナルジム」という広告に惹かれ、無料体験に申し込んだとしましょう。

そのジムの印象はすごく良く、設備もいいし、パーソナルトレーナーの指導も適切で気に入りました。しかも温泉付きです。しかも受付のお姉さんがめっちゃタイプ。正直入会したい気持ちは最高潮でした。

あなたはとても興味を持ちましたが、唯一のネックが月額費用。
サービスの質に見合った金額とは思いますが、月額で2万円だと知らされます。

心の声「くーーーーー二万かぁああああ。きっちいいい。一万とかだったら出すつもりだったけどな、、、今お金も厳しいし、今日トレーナーさんに教わったことを活かしてもっと安いジム探すってのもありなんじゃ、、、」

とあなたは悩み始めるわけですね。

そう。このように「興味がある、欲しい」イコール「今すぐ買いたい」にはならないのです。ここを突破するマーケティング施策が必要です。

この場合、パーソナルジムで契約するか否かをクロージング(買うか買わないかの最終判断をしてもらい、商談を閉じる段階)する人がいて、その人が背中を押してあげるのが一般的です。

しかし、販売の手段はなにも「対面で話す」以外にも様々な手段があります。

このように、ありとあらゆる手段を活用して「興味がある人に商品を買ってもらうためにいろいろ頑張る」工程を販売と呼びます。

<ここまでのまとめ>



①マーケティングとは、利益をより多く得るためにいろいろ頑張ること
②マーケティングは大きく分けると、サービスをローンチしてゼロイチを作るステージと、ゼロイチを拡大するステージに分かれている
③ゼロイチを作る上での必要な工程は、企画、集客、販売である
④企画とは、お客さんにとって魅力的でいいサービスを作るためにいろいろ頑張る工程である
⑤集客とは、あなたのサービスに興味がある人を集めるためにいろいろ頑張る工程である
⑥販売とは、あなたのサービスに興味を持ってる人に商品を買ってもらうためにいろいろ頑張る工程である
⑦販売が終了すれば、ゼロイチは達成される。イチを大きくする拡大のステージに移行する

という流れです。

それでは、拡大のステージについて細かく見ていきましょう。


ゼロイチ達成後の肯定は、大きく分けてアフターケアと拡大の二つの構成要素によって成り立っています。ざっくり解説していきます。


1-6.アフターケア


アフターケアとは、顧客の声をしっかりとサービスに反映させることで、継続利用率やネット上での評価を高めるためにいろいろ頑張ることを言います。

ゼロイチ段階で作り出すサービスは、基本的にはMVP(Minimum Viable Product)という、顧客に価値を提供できる最小限のプロダクトになります。

やはりサービスとは顧客に使ってもらってから課題やもっとよくできるポイントが見つかります。リリース前から「完璧なサービスを作ろう」と思っても一生完成しません。

しかし、いつまでもMVPの状態でサービスを提供し続けてもより高い評価は得ることができないのです。

なので、アフターケアを充実させ、顧客にとって理想的なサービスにシフトチェンジをしていく必要が必ず生じます。

「アフターケアに関してはマーケティングの領域なのか?」という風に感じる人もいると思うが、個人的にはガッツリマーケティング領域だと考えています。

なぜなら、「サービスの評価や口コミ」が新規顧客の獲得や、既存顧客のリピート率などに大きく相関があるからです。

あなたがアマゾンで買い物するときに、レビューが星1の商品買いますか?
おそらく買わないですよね。

逆にレビューが星4.6とかで、レビュー件数が5000件とかあればめっちゃ買う寄りですよね。もちろん、そのレビュー内容もしっかり精査すると思います。

サービスの内容が高単価になればなるほどよりレビューや口コミの重要性が上がります。

僕はスクール業を営んでいるので、かなり高い単価なのですが、このような商材になってくるとより一層口コミや評価が購入に与える影響は大きいです。

それこそ、評判が良く、ネットでの書き込みもポジティブなものが多い場合、堂々とサービスを表に出せるわけです(検索してほしいから)

ちなみに僕のとこは評判いいので堂々出してます

しかし、あなたがスクール業を営んでいて、評判がめっちゃ悪かったらどうでしょうか?

ネットであなたのスクール名を検索するや否や
「詐欺だ」「お金の無駄だった」などの書き込みが多い状態だとしたら。。。

おそらく、SNSで本名を開示したり、スクールのHPを開示するのも怖いと思います(調べられたくないのでできるだけ隠したい)

そして何より、サービスを運営する上での自尊心や自己肯定感にも大きく影響を与えます。自分のサービスを使った人が後悔しまくってたら「お金をだまし取っている」というような感覚に至ってしまうんですよね。これがキツい。

逆に、あなたのサービスを購入した人が
「めっちゃ良い。買ってよかった」と言ってくれたなら、とてもうれしいですよね。

なので、アフターケアはマーケティングの一環だと考えています。

具体的にどのようにアフターケアを行っていくかについては、第5章あたりで説明します。

1-7.事業拡大


ゼロイチが達成できたら、その次はできたゼロを10や100に拡大していくステージに突入します。

事業拡大とは一言でいえば「売り上げを最大化するためにいろいろ頑張ること」をいいます。

ここはほんとにやることが多いというか、できることが多すぎて追及しようと思えば一生できちゃいます。

より具体的な話は第6章で細かく説明しますが、ざっくり考え方を伝えておきます。

売上を構成する方程式は以下のようになってます。

顧客単価とは、「顧客一人あたり平均していくらの売上が上がるのか」を数値化したものです。

例えば、あなたが月額2万円のジムを経営しているとします。そして、平均で6ヵ月利用するというデータが取れていれば顧客単価は2万×6ヵ月=12万となります。

「見込み客数」というのは「あなたのサービスに興味はあるが買ってはいない人」のことを指します(逆に一円でもあなたのサービスを買っている人は顧客といいます)

先ほどのジムの例でいうと、「無料体験」に参加した人が年間で1000人いたとすれば、見込み客数は1000人ということになります。

そして最後の「成約率」とは「見込み客が実際に顧客になる確率」のことです。「サービスに興味を持った人のうち何%が実際に買ったか」と言い換えても構いません。

「無料体験」に参加してから実際にジムを契約する確率が10%だとすれば、成約率は10%ということになります。

これを方程式に当てはめるとこうなります。

年間で1,200万円売上が上がるということになりますね。
じゃあ、この売上を倍にするためにはどうしたらいいでしょうか?

もちろん、顧客単価を二倍にしてもいいですし、無料体験に来てくれる数を倍にしてもいいですし、無料体験に来てからの成約率を二倍にしてもいいです。全部を1.33倍してもいいってワケですね。

このように
・顧客単価を上げる
・見込み客数を増やす
・成約率を上げる
ためにいろいろ頑張るのが拡大のステージになります。

こればマーケティングの全体像になります。
一旦冒頭からの流れを振り返りましょうか。

<ここまでのまとめ>



①マーケティングとは、利益をより多く得るためにいろいろ頑張ること
②マーケティングは大きく分けると、サービスをローンチしてゼロイチを作るステージと、ゼロイチを拡大するステージに分かれている
③ゼロイチを作る上での必要な工程は、企画、集客、販売である
④企画とは、お客さんにとって魅力的でいいサービスを作るためにいろいろ頑張る工程である
⑤集客とは、あなたのサービスに興味がある人を集めるためにいろいろ頑張る工程である
⑥販売とは、あなたのサービスに興味を持ってる人に商品を買ってもらうためにいろいろ頑張る工程である
⑦販売が終了すれば、ゼロイチは達成される。イチを大きくする拡大のステージに移行する

⑧拡大のステージは、アフターケアと拡大の二段階で構成される
⑨アフターケアとは、顧客の声をしっかりとサービスに反映させることで、継続利用率やネット上での評価を高めるためにいろいろ頑張ることである
⑩事業拡大とは売り上げを最大化するためにいろいろ頑張ることである。
⑪売上=顧客単価×見込み客数×成約率で表すことができ
・顧客単価を上げる
・見込み客数を増やす
・成約率を上げる
ためにいろいろ頑張ることが拡大ですべきことである

とこのような感じです。


ここらへんでようやく1万文字地点になります。お疲れ様でした。
ざっくり全体のイメージはできたでしょうか?

出来る限りわかりやすいように書いたつもりですので、あなたのマーケティングに対する解像度が少しでも上がっていると嬉しいです。

でもあくまでここまでは「ざっくり全体像」を指し示したにすぎません。

あなたが思ったことを当てさせてもらいます。
「わかりやすいっちゃわかりやすいケド、「いろいろ頑張る」が多すぎて具体的に何を頑張るのかわかんねーよ」

ですよね?

・マーケティングは利益をより多く得るために「いろいろ頑張る」
・企画は、お客さんにとって魅力的でいいサービスを作るために「いろいろ頑張る」
・集客は、あなたのサービスに興味がある人を集めるために「いろいろ頑張る」
・販売は、あなたのサービスに興味を持ってる人に商品を買ってもらうために「いろいろ頑張る」
・「いろいろ頑張る」「いろいろ頑張る」「いろいろ頑張る」「いろいろ頑張る」「いろいろ頑張る」「いろいろがんばる」「いろいろ頑張る」「いろいろ頑張る」「いろいろ頑張る」「いろいろ頑張る」「いろいろ頑張る」「いろいろ頑張る」「いろいろ頑張る」「いろいろ頑張ろ」「いろいろ頑張る」「いろいろ頑張る」「いろいろ頑張る」「いろいろ頑張る」「いろいろ頑張る」「IROIROGANBARU」「いろいろ頑張る」「いろいろ頑張る」「いろいろ頑張る」「色々頑張る」「いろいろ頑張る」「いろいろ頑張る」「いろいろ頑張る」「いろいろ頑張る」「いろいろバンガロー」「いろいろ頑張る」「いろいろ頑張る」「いろいろ頑張る」「いろいろ頑張る」「いろいろ頑張る」

「いろいろ頑張る」ばっかで具体的なとこがなんも見えてこないですよね。


だから、次からの章は
「いろいろ頑張る」の「いろいろ」の部分にフォーカスを当てて、さっきより一段階具体的なマーケティングを覗いていくことにしましょう。

これ以降の現状できてるとこまでの目次
2章 企画の基本理解

  1. 2-1.企画の全体像

  2. 2-2.事業のドメイン設定

  3. 2-3.ターゲティング、ペルソナリサーチ

  4. 2-4.競合リサーチ、USPの設計

  5. 2-5.コンセプト設計

  6. 2-6.商品構成設計

  7. 2-7.マネタイズ設計

  8. 2-8.単価設定

  9. 2-9.MVP作成

  10. <企画の振り返り>

  11. 3章 集客の基本理解

  12. 3-1.集客のゴールとは?

  13. 3-2.集客の4大要素を理解する

  14. 3-3.集客戦略を立てる

  15. 3-4.集客チャネルを決定する

  16. 3-5.チャネル戦略を練る

  17. 3-6.チャネルを構築する

  18. 続きはこれから書きます

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