男性=アダルトコンテンツを好む者、女性=アダルトコンテンツを嫌う者という二元論

 我妻和樹さんという映像作家さんが、

②はじめに、当該シーンへの女性側の拒否反応に対して男性側から寄せられた「同じフィクションでも人殺しのシーンはOKでレイプのシーンがNGなのは何故か?」という声について、僕なりの考えを述べておきたい。

https://x.com/zukizuki_kun/status/1722954812139151574

というツイートを含む一連の投稿をしています。

 この一連の投稿では、男性=アダルトコンテンツを好む者、女性=アダルトコンテンツを嫌う者という二元論を前提としていますが、それ自体が現実に即していません。

 我妻さんは、

その男性の麻痺した感覚をSNSに持ち込んだら、女性が拒否感を示すのは当たり前である。

https://x.com/zukizuki_kun/status/1722955498373423530

と述べるのですが、

拒否感を示しているのは、キリスト教保守的な性道徳を他者にも押し付けようとしている一握りの男女であって、女性全体ではありません。女性向けアダルト動画にレイプものが多く含まれていることは既に指摘されているところであり、我妻さんは、そういう基本的な事実を踏まえることなく、我妻さんが味方をしたいと考えている人たちに嫌われている表現を貶めようとしているだけに見えます。

とりあえず、女性はこのようなはしたないコンテンツに拒否感を示すものだというステレオタイプ思考をどうにかした方がいいと思います。

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