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Los Angeles 旅行記 02

 ご覧いただき、ありがとうございます。前回に引き続いて、今回はLAでの旅行の様子を、時系列でスポットごとに振り返ろうと思います。

1日目 LAX Airport→Downtown


01 uberを使ってホテルまで

  10時間にも及ぶ長時間フライトを終えLAXに着陸すると、LAとしては珍しい雨模様。年間350日は晴れるらしいので、ある意味幸運かもしれません。無料の送迎バスにのり、uber等が発着するLAX-itへと向かいます。

日本ではあまり馴染みのないuber。鉄道網が未発達のLAでは主要な交通手段です。

  なんと、ここまでの巨大ターミナルなのに鉄道が接続していない!日本からすると驚きですよね。uberやタクシーが発着するエリアにバスで向かい、uberを頼んで数分もせずにマッチしました。あまり高くないしすぐ乗れて、実は鉄道よりも圧倒的に便利です。4人旅だとかなり移動費用を抑えられます。

 そして難なく出発して、洋楽をバックにLAに張り巡らされたFreeway(=無料の高速道路)を爆走しました。とても陽気な運転手で、乗車中にも色々なことを教えてくれました。

・「In-N-Out」のハンバーガーは最高。マ○クよりも美味しいぜ
・Dodgersに移籍したオオタニ選手?知らないなぁ…。(☜衝撃)
・Freewayの左レーン(写真)は「CARPOOLS ONLY」といって、混雑緩和のために複数人載せている車のみが通行可能
・車線変更がくっそ滑らかでしょ?めっちゃ安全で上手な運転手だぜ、俺は。
・ホームレスや薬物中毒者などが街にうろついてるから、夜は特に気をつけて

雨の中、フリーウェイを爆走中(この時絶対120km/h以上)。「CARPOOLS ONLY」レーンについて教えてくれました。

 欧米の運転手はとにかく止まりません。かなり交通量が中で、トップスピードで縦横無尽に車線変更をしまくっていました。チラッと見るとスピードメーターが80をさしていたので大したことないな、と安心していましたがあれ実は80miles/h=128km/h。というか、アメリカの単位はなぜあそこまで特殊なのでしょうか。今や世界基準のメートル法(メートル、グラム、リットル)ではなく、アメリカ独自のヤードポンド法(マイル、ヤード、バレル、ガロン、ポンド、オンスなど)を使い続けている訳は、英国植民地時代の名残であることがひとつ、そして「アメリカの意地」が関係しているとも言われています。笑

 脱線しましたが、、、こうして現地の方々と交流できるとは思ってもおらず、凄く楽しかったです。費用は一人当たり2000円弱でした。ホテルに到着してチェックインし、地下鉄でDowntownへと向かいます。

02 地下鉄を使ってDowntownを散策

 早速、悪名高きLAのSubwayを利用します。これは、やばい。
駅には浮浪者で溢れています。そして、ホームや車両の中には破れた服を着てキマッてそうな人ばかり。地下鉄は車を買えない貧困層にとっての移動手段とされていますが、ここまで酷いとは思ってもいませんでした。あまり利用者がおらずガラガラなのが、かえって不安を駆り立てます。友人揃って常に命の危機を感じながら乗車したことは、いい思い出です。

小綺麗ですが、なぜかエスカレーターは止まっています。そしてアンモニア臭。

 そして地上に出ると、オフィス街として綺麗に整備された街並みがありました。美術館やコンサートホールなどがコンパクトに密集しています。車での移動が主なのか、歩行者はあまりいません。また、駐車場が付設した施設も多く、とにかくモータリゼーションを象徴する都市であることを実感します。

ウォルトディズニーホールから眺めるDowntownの様子。中央は磯崎新設計のMOCA。
起伏を利用したサンクンガーデン。都心なのに丘陵とでも言えるほどの急勾配がたくさんあります。

 高層ビルが立ち並ぶ中に、ユニークな建築物もありました。フランクゲーリー設計のウォルトディズニーコンサートホールが最たる例ですが、不思議と街並みに溶け込んでいます。日本と比べてデザイン性が高い建築物が多く、アートが競演しているような街並みは歩いていて非常に楽しいです。日本でいう表参道状態ですね。

奥にゲーリー設計のコンサートホール。街並みにうまく溶け込んでいます。
大富豪の個人コレクションを展示しているThe Broad。洞窟のような空間を通って展示室へ向かいます。

03 フードマーケットでハンバーガー

 そして、夕食はハンバーガーを食べたいということで、100年以上歴史のあるフードマーケット「Grand Central Market」に向かいました。屋内には所狭しと食料品やバーなどが立ち並びます。歴史のある躯体を生かしながら内観をリノベーションしており、ポップなサインとの対位によって凄く雰囲気が出ていました。

ネオンライトがおしゃれなGrand Central Marketの店内。中には「SUSHI」のお店も。

 「FOR THE WIN」さんでLA一発目のハンバーガーを喰らいました。肉肉しいパティで非常に美味。塩分が少し強くて水分を欲します。また、Fries=フライドポテトに付属のケチャップは、店員さんが手づかみで大量に渡してきます。Friesの塩が強すぎて、ケチャップで中和して食べるのがちょうどよかった…!?

普通のハンバーガーひとつで1500円くらい。パティの食感がよく、かなり美味しかったです。

04 グリフィス天文台は休止(本当か?)

 そして夜景を見に、地下鉄のリスクを犯してグリフィス天文台を目指しました。最寄駅で下車し、乗り換えしようとするとバスの運転手が「今日の営業は終わったよ」と。雨模様だからか早く営業休止してしまったといい、かなり残念でした。展望台からはLAの夜景だけでなくハリウッドサインも見れたらしく、大きく損をした気分でした…。悔しい!

悔しくて下からパシャリ。もしかすると、送迎バスの運転手がサボりたくて嘘を話していた可能性も拭えません…。(ピンボケはお許しを)

05 まとめ 「良い都市」とは?

 初日ということで、-17時間の時差による眠気と闘いながらの観光になりましたが、LAの表と裏の両方を見ることができて非常に充実していました。大都市には鉄道が張り巡らされていて治安もそこまで問題ない、という固定概念が少し覆されたような気がします。そもそも都市というものには貧困層から富裕層まで暮らしているので、アメリカではその幅が広いかつ表出化している、都市本来の豊かな姿なのかもしれません。インフラなどは衛生面では疑問があるものの十分に整備されているので、最低限生活の不自由さは感じないと思います。何をみて「良い都市」と呼ぶのか、考えさせられる1日になりました。

 続いて2日目は、あのドジャースタジアムとサンタモニカを訪れてアナハイムへ移動します!ぜひ続けてご覧ください!

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