興味があること

大学院・研究室の進路を最近考え始めている。
設計ばかり課題でやってきたが、研究に踏み出す時、いざ自分は何に興味があるのか整理を続けている。思考の整理のために、深く探究してみたいことをアウトプットしてみた。
随時更新していく。いずれすごい分量になるかも。

・地方都市においての再開発事業、賑わいの創出


 (例)郊外化した地方都市(苫小牧市、福島市など)において、駅前や中心部が空洞化してしまう事例が数多くある。八戸市や高松市など、どうやったら中心部が賑わい=ウォーカブルな都市に再編できるのであろうか?
Good 十和田、盛岡、高松、ロンドン、パリ、仙台
Bad 苫小牧、青森、福島、水戸

アプローチ
・コンパクトな拠点作りをすることで、賑わいが波及する。でも須賀川のTETTEのように外にあまり影響はしないこともある?建築単体で収まることにすごく懐疑的。夕張や恵庭の建築のターゲットが狭いのでは?
・人口に頼らない賑わいとは。八戸は中心部に歩行者が溢れていた。
・祭りや初詣などのイベントによって街の風景が変わる。これが日常的に賑わっていたら楽しい街になるのに。→Tactical Urbanizmとか?
例:ロンドンやパリの広場には常に人がいて、ショーが行われていたり休憩したり、求心性があって入ってみたくなる。そして、そこから多方面に向けて歩いてみたくなる。
例:札幌の大通りで、高い頻度でイベントが行われており常に人通りがある。モビリティとのバランスが上手で、歩行者が消えない。

・スマートシティの均質化

スマートシティ化が進むにつれてどの都市も均質化を招いてしまうのではないのか。自治体ごとに能力差があるので、取捨選択する力はあるのか。データ駆動や均一なプラットフォーム化が進むについれて、都市が均質化してしまうという側面がないのか、少し不安がある。AIとの戦い?

https://jicamagazine.jica.go.jp/cms/wp-content/uploads/2021/09/JICA-Magazine_202108_J_spread.pdf

・見えないコミュニティの発生と都市階層

 貧困層から富裕層まで同じ都市に共存している。こうした中で、ジェントリフィケーションを起こすことは健全なのか。「住みやすい都市」とは何なのか。観光客や富裕層から見て綺麗な街が正解の形なのだろうか。ロサンゼルスは「サンタモニカ」などの観光地イメージが先行する一方で、統合前の面影を残すかのように浮浪者がまちに溢れている。このギャップによって、観光客や地元民はどう都市を解釈するのだろうか。

・住所やまちの認識における都市の広がり

 日本では駅単位でのエリア分けがされている。都市における境界とは一体なんなのか。都市のイメージは適用できるのか。GoogleMapを見ながら街歩きをすることは豊かなのか?対面すること
札幌のように「条」「丁目」という座標を指標にしながら歩くこと=経路に頼らない「面的」な街歩きができるまちとできない街の比較をしたい。
5分間都市の実現。

・観光都市の表出要素とオーセンティシティ


 観光業を主とする都市(会津、温泉街など)は観光客向けの建築要素が多い。オーセンティシティ(本物らしさ、地域らしさ)とはなんなのか。
均質化している都市に対して、「ローカル」「ツーリスト」の関係性からヴァナキュラーな都市を創出できないのだろうか。チェーン店が都市に与える影響とは。
観光客の都市に対する解像度と、それのイメージを創出したことの地元住民に対する影響について。


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