初めての一人海外旅行

今年のGWは初めて一人で海外旅行に行ってきました。
行き先は中国・長沙。
目当ては相良茉優さんのファンミーティングでした。
備忘を兼ねてつらつらと書いていきます。

時系列

4/21(日) ファンミーティング告知

4/22(月) ビザ申請・チケット詳細告知
4/23(火) チケット購入
4/26(金) ビザ受領
5/2(木) 東京(羽田)→上海(浦東)→長沙
5/3(金) ファンミーティング
5/4(土) 長沙→上海(浦東)
5/5(日) 上海(浦東)→東京(羽田)

やったこと

・ファンミーティング告知〜ビザ申請
何の前触れもなく告知が出てひっくり返りました。
コロナ禍以前と違って今は日本人でも中国への入国にビザが必要なことは知っていたので(Liella!を追ってる友人のおかげ)、まずはビザ申請の具体的な手続きを確認。
関東の人間は東京のビザ申請センターに行かなければならないらしい。
有明でアクセスしやすかったのが救いでした。
東京はお金を払えば申請に要する期間を短縮できるけど、GWを控えて窓口の開いてる日も限られる中では4/22と4/26に何とか午後休を取って申請・受領する以外に方法がなさそうなことが判明。
あとから変更するのもやむなしで航空券とホテルを予約して旅程を仮決定、Webからの申請を完了。
ファンミ告知の翌日午後にビザ申請センターに駆け込んで申請完了。
まずは事なきを得たと思っていたものの、実はこの段階で致命的なミスをしていました。(後述)

※申請時の注意点
提出書類の中には明記されてないけど旅程を示せるもの(航空券のeチケット控え、ホテルの予約表)を印刷してもっていく必要があります。
あと、パスポートを更新してる人は前のパスポートがあるとスムーズかもしれない。
写真撮影機はセンター内にありました。(1000円)

・チケット詳細告知
ビザ申請した日の夜にチケット販売の詳細が公開。
微店(楽天市場的なもの)で販売されるとのこと。
で、この登録がうまくいかない。
登録に際して電話番号が必要なものの、日本の電話番号を入力しても認証に失敗する。(なぜ+81を選べるのか…)
数名で各キャリア試してもみんな失敗する。
それなら中国の電話番号で登録しようとeSenderを利用しようとしました。
WeChatというSNS上で中国の電話番号を発行してもらってSMSを受信できるサービスで、外国人が中国国内の各種サービスに登録するにはこれを使うのがよいのだとか。

で、登録しようとしたところでビザ申請時の致命的なミスが発覚。
ビザ申請のためにパスポートを預ける必要があるのだけど、写真を撮ってませんでした。
実は初めて作ったパスポートの期限が2024年7月末までだったので1月に更新してました。
更新後初めてパスポートを使う機会で写真を撮ってなかった。
eSenderを使うためには最後に本人確認でパスポートの写真をアップロードしなければなりません。
これができなかった。
というわけで微店の登録ができずに早速詰みました。おしまい。

と思ってたら他の方がいろいろ調べてくれて、WeChat内のミニプログラムからも微店にアクセスができることが判明。
WeChatは日本の電話番号でも登録できたので、ここから購入できそうだとなりました。

これでチケ取りできると思っていたら次の問題が発覚。
おそらく外国人が微店で決済するにはWeChat PayというQR決済(PayPayみたいなやつ)への登録が必要とのこと。
WeChat Pay自体はVISAやJCBのクレカを登録して利用できるものの、クレカ登録の最後にやっぱり本人確認でパスポート写真が必要でした。
結局詰みじゃねーか!となりつつ、他に有効な決済方法がある可能性に賭けてチケット販売を待つことにしました。
(チケットの取り扱いが全く新規の店舗だったのでこの時点で具体的な決済方法は不明でした)

・チケット購入
チケット販売開始後に確認したら当然のごとく外国人が使えるのはWeChat Payのみ。詰み。
まぁ仕方ないか〜と思っていたところ、チケット購入した人から「入場時に確認するID(外国人の場合はパスポート番号)と氏名を別に入力したから他の人が代理購入できるんじゃない?」と。
というわけでWeChatにアクセスできるけど当日行けなくなってしまった友人に代理購入してもらいました。
いろんな人に助けられている。

・ビザ受領
ビザ受領して本人確認ができるようになったので、ここから当日まではひたすら渡航準備です。
今更eSenderは使わないのでWeChat Pay、Alipayに登録。
この二つがあれば中国での決済はほぼ何とかなるはず。
実際向こうではホテルでクレカを使った以外は全てAlipayで済みました。

・旅程変更その1
今回行った長沙は日本からの直通便がないので中国国内での乗り継ぎが必須でした。
とにかく急ぎで航空券を取ったので、改めて確認すると乗り継ぎにあまり余裕がない。
予定通りに飛行機が飛んでくれたら問題なさそうではあったものの、定時運行率や平均遅延時間を見るとちょっと怪しいんじゃないか。
飛行機の遅延で乗り継ぎできなければ代替便は手配してもらえるでしょうけど、日本語しかわからない人間が現地でその辺をやり取りするのはリスクでしかないので、とにかく最大限乗り継ぎに余裕を持たせるように便を変更。
特に帰りが問題で、ファンミ翌日に帰国しようとすると上海での乗り継ぎが空港間移動になってしまう。
調べると浦東-虹橋間の乗り継ぎは通常4時間を見ておけば大丈夫と出てきたので乗り継ぎ5時間半の便に変更しました。

・旅程変更その2
あとは準備して飛ぶだけだと思っていたら帰りの長沙→虹橋の便が欠航になるとの連絡が。
振替後の便だと虹橋→浦東の乗り継ぎが4時間。
何もなければ問題ないけど、何かあったら困るなぁ…と考えてまた便変更。
結局夜に長沙から浦東へ飛んで、翌日浦東から羽田へ帰ってくることになりました。
まぁ上海の治安なら空港泊できるでしょ。

準備編ここまで。

・日本から長沙へ
行きは何事もなく行けました。
飛行機の中で現地のSIMに挿し替えておいたらすぐに電波も拾ってくれたし、念のためpovoの海外トッピングも準備してたけどこちらも良好。
電波をつかんでスマホさえ使えたら何とかなるやろの精神。
入国審査は観光ビザだからなのか「何しにきたの?」って聞かれたくらい。(観光って答えて終わり)
アメリカの入国審査に比べたらずいぶん優しい。
羽田のチェックイン時に乗り継ぎ後の航空券も出してもらえたから国内線乗り継ぎも特段支障なし。
デルタのGoldでスカイチームの航空券だったのにラウンジが使えなかったことだけよくわからなかった。

長沙についてからの地下鉄移動もAlipayで問題なくいけました。
Alipay内にMetroっていうサービスがあって、上海だとMetroに表示されるQRコードを自動改札にかざすだけで改札機を通れます。
長沙ではこれができない。(登録に中国人のIDが必要だから外国人には利用できない)
これがあったから少し不安だったけど、券売機で切符を買おうとしたら普通にAlipayで決済できました。
マジで現金いらん。

長沙地下鉄の切符

で、ホテルに着いてチェックイン。
下手に安いところを探して移動を伴う方がリスクなので少し高くてもファンミ会場のホテルに泊まりました。
英語対応可のはずだったけど英語が通じない。
フロントのお姉さんと翻訳アプリで会話してました。
完全にアプリ頼りだったのでかえって齟齬がなかった気がする。
ともかく無事に到着できました。

・ファンミ当日
ホテルでやるということだけで具体的なホール等については一切告知されてなかったので、当日出た看板で初めて開催場所を知りました。
あと、物販を一定額以上買うとサイン会に参加できるらしい。
…その情報は一体どこで告知されたの?難易度が高い。
中国出身の友人と合流して当日はキャリーしてもらいました。メチャクチャ心強い。
無事に物販を済ませてサイン会の参加券も確保。
当日のチケット交換も済ませてこれでやっと参加できる状態に。

当日ホテルに出た看板で19階が会場だと知る

イベント自体はトーク、ライブ、サイン会の3部構成でした。
トークパートは主に現地の人から募ったおたよりをランダムに選んで読んでいくのがメイン。
現地ファンからの質問に相良さんが丁寧に答えてました。
ライブパートではSmile my styleとWhat's Cawaii!?の2曲を披露。
中国ファンのノリと勢いは本当にすごい。
Aqoursでも中国に来たことがあったから知ってたけど初見だと面食らう人もいるかも()
サイン会ではSVIPチケットの人には色紙に宛名入りサイン、VIPチケット・物販サインの人には好きなブロマイドにサインを入れてました。
中国ファンは普通に日本語しゃべれたりするので一人一人としっかりコミュニケーション取ってる姿が印象的でした。
自分は事前に配信中の投げ銭で「チケット取れなさそうだから指咥えて留守番してる」って伝えてたので「きちゃった♡」って言って軽く雑談してました。
最後にお見送りがあって終了。

結局7,80分くらいぶっ通しでサインを書いてたんですけど、相良さん御一行は諸事情により当日入りで到着するなりファンミくらいの状況だったそうです。
そんな状況で疲れを見せることもなくステージに立って、笑顔を絶やさずに一人一人のファンと向き合う相良さんを見て「やっぱりこの人すごいなぁ」って思いました。
参加した甲斐のあるイベントでした。

まゆちからもらったサイン

・帰国
ファンミ翌日はチェックアウトの時間までまったりしてから空港へ。
空港へ向かう地下鉄の中で時間変更のメールが飛んできて、やっぱり空港泊にしておいて正解だったかもしれないと思いつつ、長沙から浦東へ。
海外の空港泊ってどんなもんかなと思ってたけど、そこら中にベンチで仮眠してる人がいて日本と特に変わりませんでした。
朝になってチェックインできるようになったら早々に出国手続きを済ませてラウンジへ。
食事もシャワーもラウンジで済ませられたから助かった。
というか海外の国際線ラウンジ豪華ですよね。
シャワーを浴びてからの無銭青島ビールは人間がダメになる。
いい時間になったところでお土産だけ買って飛行機へ。
無事に帰国できました。

というわけで初めての一人海外旅行でした。
事前の準備やチケット購入、当日キャリーしてくれた友人たちには大変お世話になりました。
参加して無事に帰ってこれたのは皆さんのおかげです。
海外に行ったのはこれが5回目だったけど、いつも一緒に行く人の方がノリノリで調べたりしてキャリーしてくれてたので、今回は久しぶりにしっかり準備して臨んだ気がします。
とりあえず無事に帰ってこれてよかった。
そして何より、やっぱり相良さんのことが大好きなので今後も行けるところには行きたいなという想いを新たにしたイベントでした。

その他細かい備忘

・SIMカード
中国に行くのにパスポートとビザの次に大事だと思う。
今回はこれを使いました。

Aqoursの上海ファンミに参加したときにも使ったやつで、Twitterで調べてたら4月末くらいにChina unicomのSIMで上海からTwitterに投稿してるっぽい日本人の方を見たので今も変わらず使えるだろうと。
eSIMの方が楽かとは思ったけど端末自体に不調があったときに差し替えられないのであえて物理SIMにして予備のスマホも持っていきました。
なお、Youtubeは見れましたがにじよんアニメーション2は地域制限に引っかかって見れませんでした。(なのでpovoの海外トッピングで見ました)

・入国
まずは入国審査前に指紋を取る機械へ行きます。
パスポートをかざせば日本語でガイドしてくれます。
入国には指紋採取後に発行される控えが必要。
指紋取ったら入国カードを記入して入国審査へ。
上海での入国はパスポートと入国カードのチェックくらいで本当に大したことを聞かれませんでした。(周りの人もそうだった)
観光ビザで書類に不備がなければ特に詰まることはないと思います。

・中国国内線の機内持ち込み
モバイルバッテリーの規制については有名な話だと思います。
容量の記載がないとマジで引っかかります。
割と長めに使っていて印字が薄くなってきてるAnkerのモバイルバッテリーを持ち込んだら入念にチェックされました。
あと自分が行きで引っかかったのは傘。
折り畳み傘は鞄から出しておかないと保安検査に引っかかります。
上海くらいだとあるある過ぎるからなのか日本語で「傘!」って言ってくれました。

・地下鉄の手荷物検査
中国の地下鉄は手荷物検査があります。
それ自体は調べれば出てくるけど、駅によって券売機売り場の手前に手荷物検査がある場合もあるって知らなくて、帰りにどこで切符を買うのか少し迷った。
液体があると一口飲むように言われると聞いてたけど今回は引っかかりませんでした。

・浦東-虹橋間の移動
空港間のシャトルバスがあります。
中国東方航空、上海空港での乗り継ぎだと無料チケットを出してくれるらしい。(結局今回は使わなかった)

あとは何か思い出したら書き足します。

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